中国、人権問題で国際的な懸念[邦人逮捕で日本企業のリスク増大か?]

2023年10月23日


はじ三倶楽部 三国志警察

 

中国・北京市で、日本人男性社員がスパイ容疑で逮捕された事件について、10月19日になって中国当局が男性を正式に逮捕したことが明らかになりました。この男性はアステラス製薬の社員で、中国外務省は3月に反スパイ法と刑法に違反したとして彼を拘束し、その後、逮捕についての協議が行われていたとの情報です。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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日本政府は釈放を求めるも拘束の長期化は避けられない

国会議事堂

 

日本政府は引き続き、この男性の早期釈放を中国側に求めていますが、中国外務省は「中国は法治国家であり、法に基づいて事件を処理する」と主張し、日本政府との立場に大きな溝が生じています。その結果、男性の拘束期間が長期化する可能性が高まっています。

 

 

日本企業の中国進出は大きなリスクに

世界史07b 中国の国旗b

 

中国は民主主義国ではなく、逮捕の理由や詳細な説明が不透明なことが多いため、日本企業が中国に進出し、投資する際には大きなリスクが伴います。今回の事件は、邦人の安全確保が難しいことを示唆し、日本企業が中国市場への進出や投資を検討する際に慎重になるでしょう。さらに、中国への渡航が解禁されたばかりであるにもかかわらず、自粛の動きが広がる可能性も考えられます。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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