横断歩道で車に道を譲ると道交法違反に?[覚えておくべき事実]

2024年5月5日


自動車(クラシック)に乗るkawausoさん

 

 

車を運転して横断歩道の前で一時停止していると、歩行者から「お先にどうぞ」と譲られた。このようなシーンに出くわしたことがあるドライバーも多いでしょう。しかし、このような善意の行動にうっかり応じると道交法違反になり、罰金やペナルティが科せられる可能性があることをご存知でしょうか?

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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善意での道譲りも法律違反

曹仁

 

信号機のない横断歩道の前では、歩行者が横断しようとしている際には、ドライバーは歩行者が横断するまで一時停止しなければなりません。これを破ると道路交通法の横断歩行者等妨害に該当します。ドライバーは教習所で習うので常識だと思いますが、歩行者がドライバー対して道を譲ったとしても、それに応じて車を発進させると、やはり横断歩行者等妨害に該当してしまうのです。

 

 

歩行者の弁護も無効

曹仁と曹操

 

横断歩行者等妨害には、減点2点や罰金9000円といった厳しいペナルティが科せられます。ドライバー側からすれば、「歩行者が譲ったから車を発進させた」のであって、歩行者を無視したわけではないので、不当な扱いだと感じるかも知れません。しかし、仮に歩行者が警察に対してドライバーを弁護しても、法的な責任は回避できないようです。

 

 

歩行者を優先させるべき

東京スカイツリー、kawausoさん

 

では、横断歩道で歩行者から「どうぞお先に」と言われた場合、ドライバーはどうすればよいでしょうか?この場合、歩行者の好意に応じず、手で譲るジェスチャーをするのが正しいようです。信号機のない横断歩道では、常に歩行者が優先されるということを、ドライバーだけでなく歩行者も心に留めておくべきですね。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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