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王翦大顰蹙
しかし、辛勝の十中八九発言に無言の王翦が噛みつきました。「十中八九ではない、十中十私が勝つ」と大口を叩いたのです。これを聞いていた倉央は、大敗した将軍がそれを言ってもと口を濁しますが、さらに王翦は「李牧には致命的な弱点があり、討とうと思えばいつでも討てる」とさらなるビッグマウスをかまします。
だったら早よ殺せや
それを聞いた倉央、その話が仮に本当だとすれば、どうしてそうしなかったのですかとキレ気味に問います。王翦は、その手段を使わなくても勝てる方法を見つけたからだと答えますが、倉央は「そのせいで、亜光も田里弥も死んだのです!」と大声を出してしまいます。辛勝は倉央に対して言い過ぎだと窘めますが、王翦は怒らず、敗者の雄弁ほど見苦しいものはないと答え、田里弥と亜光の冥福を祈りました。
渕さんが大将軍に
一方、飛信隊では渕副長が五千人将に命じられていました。喜ぶかと思った渕さんですが、楚水はともかく、自分には五千人将に昇進する手柄が何もないと納得していない様子でした。しかし李信は「なんの手柄もないヤツが五千人将になれるわけがない。渕さんが飛信隊の皆の愚痴を聞いたり、悩みを聞いたりして隊をまとめてくれているから、俺は何も考えず、前だけを見て戦える」と言い、飛信隊は渕さんのお陰で持っていると答えました。また、飛信隊では、羌瘣も将軍に昇進しましたが、手柄は抜群にあるものの、普段、大将軍を目指す意気込みを見せるタイプではないので、違和感があると飛信隊の面々は感想を述べていました。
キングダム802話ネタバレ「将軍ラッシュ」
河了貂は、飛信隊も5万人規模になり、今後は王翦本隊のように飛信隊のメンバーからも独立して将軍に昇格するヤツも次々出てくるとし、もし出なければ、よそから飛信隊にスカウトするから、いきなりよそ者の部下と言う事になるよと発破をかけると、仲間内で結束する気風が強い飛信隊の面々は、次は俺が将軍だと士気を高めていました。飛信隊の面々は李信に次の相手は誰ですか?やっぱり李牧?と質問しますが、李信は、いや、まだ聞かされてねぇと言葉を濁します。本当は李信には騰と共に来年、韓を攻める役割が与えられていますが、急激な方向転換であるために、誰にも喋るなと緘口令が敷かれていたのです。キングダム803話に続きます。
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