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新鄭では戦慄が走る
同じ頃、韓の王都、新鄭も騒然としていました。戦国七雄で最弱とはいえ、情報網は強い韓は、秦が全秦人の戸籍を作り上げ、30万の大軍を新しく産み出した事を知っていて、その中の兵力の一部が玉鳳軍や楽華軍に入り込んでいる事や、すでに魏では落紫城が落ちた事、さらに兵力の大半が南下して韓に向かっている事も知っていました。
洛亜完登場
しかし、韓は最弱とはいえ、難攻不落の王都、新鄭があり、その新鄭は名将、洛亜完が守っています。洛亜完は新鄭は、邯鄲や鄴の防御力に匹敵し、例え30万の軍勢で攻めても簡単には落ちないと請け負います。
飛信隊出陣
そんな時、韓の王宮に秦軍が韓との国境を越えて、南陽へ進撃したと伝令が飛び込んできました。南陽は新鄭とも繋がる韓の第二の重要拠点であり、韓のモブ重臣は秦が本気で韓を攻め滅ぼす気だと実感します。しかし、洛亜完は南陽城を守るのは、博王谷将軍の軍勢で、10万程度の軍勢なら難なく跳ね返せると請け負います。そこにさらなる伝令が入り、国境を越えた秦軍の主力は飛信隊の6万であると告げました。次週は飛信隊が南陽城を攻めるのでしょうか?キングダム806話に続きます。
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