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あやまったら死ぬ病が民主政治の敵である理由

2023年3月18日


君主論

 

最近の高市早苗経済安全保障担当大臣もそうですが、日本社会はあやまったら死ぬ病で溢れていて、もはや21世紀日本の国民病と称しても間違いありません。当人の意固地として過小評価される「あやまったら死ぬ病」ですが、実際は民主政治の根幹を揺るがす最大の害悪なのです。

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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民主政治は修正する政治である

国会議事堂

 

そもそも日本では、どうして間接民主政を採用し4年、あるいは6年に一度選挙によって代議士を選び直すのでしょうか?それは、特定の期間において代議士によって組織される政府与党がなにをしてきたかをチェックするためです。そして中身が悪ければ代議士は落選し、よければ続投という事になりますが、政治が悪かった場合、それまでの政策は見直され修正される事になります。絶えず政策を見直してよりよいモノに変える為に、日本では国民の投票で権力者が選ばれるわけです。

 

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あやまったら死ぬ病は民主政治の自殺である

毛沢東(もうたくとう)

 

民主政治の利点は独裁専制と違い、クーデターを起こさないでも政策の修正が可能であるという点です。そのため代議士は、自分達がなした政策について可能な限り内容をオープンにして国民に開示し、誤りや不透明な部分があれば、ただちに訂正、謝罪し、修正しないといけません。

 

しかし、あやまったら死ぬ病が蔓延すると国民にオープンにすべき文書を黒塗りにしたり、あろうことか内容を捏造したり、改竄したりします。それらは全て、謝りたくない、責任を取らされたくない、自分のプライドを傷つけたくないという私心の爆発であり、誤りがあればただちに謝罪し、修正するという民主政の利点を打ち壊す自殺行為なのです。

 

 

何かあれば辞めろという風潮も問題

正史三国志 vs 三国志演義で揉める現代人

 

ただし、明らかな法律違反の不正や国民の権利を不当に縛るような行動でない限り、舌禍も含めてなんでもかんでも辞めろと叫ぶしか能がない野党やマスコミの姿勢も、あやまったら死ぬ病に拍車をかけています。国会は言論の府なんですから、辞めろというまえに徹底的に議論すべきです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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