やっと入ってきた有能な人材が辞めていく、有給休暇も社会保険もちゃんと完備しているのになんで?理由を聞いてもハッキリとした事は言ってくれない。経営者の方には、こんな悩みに直面した方も多いのではないでしょうか?21世紀の多様化してきた働き方の中では、もはや待遇の良さだけでは、有能な人材を繋ぎとめる事は難しくなっています。では、どうすればいいのか?それは人材が求める職業価値観を把握する必要があるのです。今回は代表的な職業価値観ベスト5を紹介しましょう。
代表的な職業価値観
①能力の活用:自分の能力を仕事に活かしたいという願望です。仕事のレベルが高すぎると失敗が続いて自信を失いますし、逆に低すぎても簡単すぎやりがいを感じられなくなり仕事に不満を抱える結果になります。
②人間的成長:仕事を通して内面的成長が感じられるかという指標です。仕事をこなす中で自分が人間的に成長したと感じたり、同僚や顧客とのかかわり合いで気づきをもらい、人として成長できるか?という事も含まれます。
③創造性:決められた単純なルーチン業務ではなく自身の提案で職場環境が改善したり、顧客満足度を上げたり、会社の業績が向上するなど、創造性を発揮したいという願望です。何を提案しても検討もされずに「ダメ」「無駄」と否定されると仕事に不満を抱えます。
④プライベートとの両立:自分が望むペースで生活と仕事を両立したいという願望です。労働時間やシフトが不安定で有給休暇も取得できなかったり、突然の休日出勤もしょっちゅうでは、プライベートが仕事の犠牲になり不満を抱え込むでしょう。
⑤達成感:仕事に取り組んで実績を挙げたという自己評価のみならず、その実績を他者から正当に評価されたいという願望です。ただ表面的に評価されるだけではなく、評価の給料への反映や昇進で、より重い責任を任されるなど見返りも重要です。
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まとめ
有能な人材が、突然仕事を辞めてしまう時、上記の①から⑤の要因が絡んでいる可能性は高いです。一度、辞めると決意してから翻意させるのは難しいので、経営者は日頃から従業員とコミュニケーションを円滑にし、従業員が本当は何を望んでいるのか?職業価値観を把握する事がよい人材を長期間確保する秘訣になるでしょう。
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