2022年9月、事実に基づかない発言をして半年の謹慎処分を受け、4月3日から復帰した玉川徹氏。しかし、復帰から1か月も経過しないうちに度々現実離れしたコメントを連発し、視聴者の反発を買っています。
4月26日農家は米をやめて小麦にして欲しいと発言
玉川徹氏は復帰して間もない4月26日、独自取材した農業の人材不足の現状について放送。現在、ほぼ輸入頼みになっている小麦が将来的に日本に入ってこなくなる可能性があると指摘しました。ここで玉川氏は「日本人が米を食べないで小麦を食べるようになってきたのだから、農家は米から小麦の生産に転じるべきだ」と主張します。
ここまででも、薄っぺらい意見だなと思いますが、さらに玉川氏は「食べないものを作ってもしょうがない」とまで言い出します。この自分勝手な意見は、お笑い芸人のほんこんさんが自身のyoutubeで取り上げて、農家の人に失礼と批判、「東スポWEB」「Smart FLASH」でも取り上げられました。
食の安全保障を考えれば、米か麦か?ではない
小麦の自給率を上げるべきだという玉川氏の意見は、89%の小麦を輸入に頼る日本の食品業界の意見を取り上げたものと言えなくもありません。ただし、小麦は高温多湿な日本の風土では、生育が難しく自給率を上げるのは大変で、すぐに自給率100%にはできません。
それに比較し、米は日本の気候風土に合致し、食料安全保障から見ても自給率100%を維持する事は必要です。食料の自給率を考えると、米か麦か?という単純な話ではないのです。しかし、玉川氏は「日本人が米より小麦を食べるようになったのだからもう米はいらない、麦に変えろ」と放言したのです。これは日本の食を担ってきた米農家に対して失礼だとしか言いようがありません。これが今年還暦を迎える人の意見でしょうか?
4月3日に復帰した際には、「今後も取材というインプットを大切にして、放送というアウトプットを続けていきたいと思ってます」と取材の大事さを強調した玉川氏ですが、こんな突っ込みどころ満載のいい加減な取材をして、早くも初心を忘れてしまったようです。
懲りない玉川氏、また炎上
それから、1週間も経過しない5月2日、羽鳥慎一モーニングショーで玉川氏がまたやらかします。この日のモーニングショーでは、今年のゴールデンウィーク後半が「10年に一度の著しい高温になる」と予想され、政府も対策に取り組んで「改正気候変動適応法」が成立したと紹介。番組に解説として出演した三重大学大学院の立花義裕教授が「風水害で亡くなる人と暑さで亡くなる人を比較すると熱中症など暑さで亡くなる人が10倍も多く、暑さは災害であり、学校の授業も一定の暑さを越えたら休みにしてもいいのではないか」と説明します。
玉川氏は、立花氏の説明を受け「僕は、定年後、夏は北海道、冬は沖縄に住もうかなと考えていたけど、お話を聞いて本気で移住を考えた」とコメント。立花教授が乗っかる形で「首都移転とかね、首都移転したら人が移動しますから」と提案すると玉川氏は「首都を北海道に移転したほうがいいかも知れないですよね」と賛同しました。
考えの浅い玉川氏に批判殺到
しかし、ただ暑さをしのぐために北海道に首都移転という荒唐無稽な玉川氏の発言に視聴者はあきれ顔。「北海道だって住む場所考えないと夏は猛暑、テレビに出る人ならもう少し考えて学習してからコメントして欲しい」という声や「北海道でも内陸は猛暑、冬は極寒、+どか雪なのに首都北海道計画って?」と北海道に無知な玉川氏の浅い意見に苦笑するコメントが溢れました。
まとめ
もはやyoutubeの炎上芸人と変わらなくなった玉川徹氏のコメント。今回の話は、立花教授の首都移転というコメントに乗っかった形ですが、視聴率1%で100万人に影響を与えるというテレビのご意見番がこんなに浅いコメントで大丈夫なんでしょうか?突っ込んだコメントで人気を博している玉川氏ですが、一歩間違えば、再び謹慎という事もあるかも知れませんよ。
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