迷惑系ユーチューバーによる事件が後を絶ちません。あきんどスシロー迷惑動画事件が起きて以後、問題は沈静化するどころか、他の飲食店チェーンにも同様の迷惑行為が波及し、実際に逮捕者が出る大騒動になっています。どうして、この手の迷惑系ユーチューバーは減らないのか？その原因は迷惑行為にガソリンを投下する私たちにあります。
監修者
kawauso 編集長（石原 昌光）
「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。
コンテンツ制作責任者
おとぼけ（田畑 雄貴）
PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。
バズリ目的の迷惑動画を拡散する共犯者
飲食店で不衛生な行動をして、動画にアップする迷惑系ユーチューバーは、動画をアップする事で多くの人に視聴してもらうバズリを目的にしています。承認欲求を満たしたいために、社会道徳に反する事をするという、ハッキリ言って頭の悪い人達ですが、彼らの狙い通りに動画を視聴し、さらに動画を面白がったり、怒りを感じたりして拡散する人々が大勢いるのです。
視聴するだけならまだしも、迷惑動画を拡散している人々は、その動機が愉快犯であれ、義憤であれ、頭の悪い迷惑系ユーチューバーにガソリンを投下し、犯罪行為を助長している共犯である事は認識すべきでしょう。もし、こんな動画は怪しからんと思うなら拡散するのではなく、運営に報告し削除要請をすべきで、それこそが迷惑動画を根絶するベストな方法です。
無視する事が迷惑系ユーチューバーを減らす
迷惑系ユーチューバーには、動画を収益化し、それで食べている迷惑な連中もいます。このような人達に対して、いくら迷惑行為をやめよと言った所で、それは仕事を辞めろと言うのと同じですから効果はありません。本当に迷惑系ユーチューバーを根絶したいなら、彼らの動画を見ない事や拡散しない事で、バズらせない事が唯一の方法です。
迷惑系ユーチューバーなんて言っていますが、彼らの過激行動は法律に抵触する事も珍しくなく、実際に検挙されたりしていますから迷惑系ではなく犯罪ユーチューバーです。犯罪行為を撮影し、バズって儲けたいという彼らの都合の良い欲望のために、真面目に働いている人たちの信頼が損なわれるのは理不尽でしょう。良識ある人々が取るべき道は、犯罪ユーチューバーの動画を運営に通報し、拡散せず、無視し、そのバズリを阻止する事です。
メディアの責任も重大
また、これらの迷惑系ユーチューバーの事件を嬉々として報道するオールドメディアの姿勢も大問題です。無視しておけば世間に知れ渡る事もない小さな事件を、わざわざ大々的に報じて大火事にする。最近のテレビのようなオールドメディアは独自に社会問題を深掘りし取材する矜持がなく、ネットニュースをそのまま垂れ流す事が多いですが、迷惑系ユーチューバーの事件は国民に知らせないといけないような大事件でしょうか？結果として、オールドメディアも、迷惑系ユーチューバーの世間への知名度を広め、特大のガソリンを投下していると言うしかありません。
▼こちらもどうぞ
