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日本テレビ、スタジオジブリを子会社化へ[後継者問題と背景]

2023年9月23日


東京スカイツリー、kawausoさん

 

2023年9月21日、日本テレビは取締役会において、スタジオジブリの株式を取得し、同社を子会社化することを決議しました。同日、スタジオジブリも取締役会を開催し、日本テレビへの株式譲渡について了承する決定を下しました。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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背景にある高齢化と後継者問題

司馬懿、司馬師、司馬昭

 

このスタジオジブリの子会社化にはスタッフの高齢化による後継者問題が背後に存在していました。宮崎駿監督は現在82歳であり、代表取締役社長の鈴木敏夫氏も75歳です。後継者の問題は以前から議論されており、宮崎駿監督の長男である宮崎悟朗氏が後継者として名前が挙がっていましたが、彼は一人でスタジオジブリを運営するのは難しいとの立場を取り、これまで受け継ぐことを拒否してきました。宮崎駿氏自身も悟朗氏の後継を反対しています。

 

 

日本テレビとの関係

緞帳の前(織田信長、豊臣秀吉、徳川家康)

 

このような状況から、外部の支援を求めることが話し合われ、日本テレビがスタジオジブリの外部協力者として浮上しました。日本テレビは1985年にスタジオジブリの作品『風の谷のナウシカ』をテレビ初放映し、その後も映画番組「金曜ロードショー」を通じてジブリ作品を継続的に放送し高い視聴率を獲得、企業価値向上に繋がった経緯があります。この共通の利益から、スタジオジブリと日本テレビが協力に至ったと考えられます。

 

 

ネットの反応には懸念の声も

孔融と禰衡

 

スタジオジブリの日本テレビ子会社化について、ネット上では様々な反応があります。あるアンケートでは、スタジオジブリの今後に対する期待について尋ねられ、60%近くの人が期待していないと回答しています。ジブリアニメは宮崎駿監督の独自の精神が反映されており、そのために名作とされていることが多いですが、日本テレビの子会社化により、ジブリのキャラクターが24時間テレビのような番組で「感動を強制的に売り込まれるツール化」することへの不安が大きいようです。

 

 

今後の展開に注目

内容に納得がいかないkawauso様

 

ただし、後継者問題を解決せずにスタジオジブリを閉鎖することは望ましくないとの声もあります。今後、ジブリアニメのキャラクターがどのように扱われるのかは不透明ですが、視聴者としては今後の展開を注視するしかないでしょう。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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