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諸葛恪対妖怪世紀!史上最大の対決の[行方]は?

2024年4月9日


諸葛恪

 

 

諸葛瑾(しょかつきん)の長男として生まれ、幼いころから秀才と呼ばれていた諸葛恪(しょかつかく)。諸葛恪は孫権(そんけん)の息子が皇帝になると魏軍に大勝利を飾り、孫呉の歴史に1ページを飾った人物ですが、妖怪と世紀の対決をしたことでも有名な人でした。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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孫呉と妖怪には深い関係がある

曹操から劉備を守る張飛

 

 

孫呉と妖怪にはなぜか知りませんが深い関係があります。例えば孫呉の重鎮として知られる朱桓(しゅかん)も妖怪と浅からぬ関係を持っていました。朱桓と妖怪にはどのような関係があるのでしょうか。

 

 

 

首が胴と離れてしまう妖怪を雇う

朱桓

 

朱桓は一人の下女を雇います。彼女は夜になって眠ると首だけが離れてしまうそうです。さらに彼女は耳を鳥の羽のように使って空を飛んで翌日には元に戻っているのでした。夜中に彼女と一緒に寝ている女が彼女を怪しんで光を当ててみると彼女の首がないことが判明。そこで彼女の首に布を被せることにします。すると彼女の首は夜が明けても戻ることができずに地面に何度も激突し、息も絶え絶えになっていたそうです。

 

この下女に布をかぶせた女は彼女の首から袋をどかせてやると首は元通りに胴体へ戻り普通に生活をしたそうです。朱桓はこの下女の出来事を聞いて解雇しようとしますが、下女曰く「これは私達の一族では普通のことなんです。気にしないでくださいね。てへッ」と言って舌を出して説明したとかしないとか。その後この女性がどうなったかは知りません。このように孫呉と妖怪とは何でか知りませんが深い関係があるのです。そして諸葛瑾の息子諸葛恪も妖怪と関係を持ってしまうのです。

 

 

 

丹陽をうまく治めるが…

諸葛恪

 

 

諸葛恪は丹陽の太守を勤めることになります。この地は異民族が多くいて治めるには難しい土地でした。しかし諸葛恪は異民族を統治するために自分が治める丹陽周辺の地域の食料をすべて刈り上げて異民族の手に渡らないようにします。

 

そして異民族が飢えて降伏を願い出たときには一切罰してはならないと命令を出します。この諸葛恪の作戦は大成功し多くの異民族が彼の元へ降伏してくることになります。そして丹陽の土地は平和になるのでした。だがこの丹陽の土地には異民族のほかに妖怪がいたのです

 

 

妖怪との世紀の対決

 

妖怪との世紀の対決

 

諸葛恪は丹陽をうまく治めることに成功し、狩に出かけることにします。彼は従者と一緒に山の中に入っていき、狩を楽しむのでした。そんな中、諸葛恪の前にひとりの小さな子供が登場。諸葛恪の前に小さな手を指差し出してきて、引っ張りこうもうとするのでした。しかし諸葛恪は冷静に対処します。

 

 

世紀の対決はいかに!?

諸葛恪

 

諸葛恪は引っ張ってくる子供に対して、逆に引っ張り返してその場から離します。すると子供はすぐに死んでしまうのでした。こうして世紀の対決は諸葛恪の勝利で終わるのでした

 

 

諸葛恪はどうして妖怪に勝てたのか

信と曹操

 

従者はびっくりして「殿はどうしてこのような事ができたのですか」と質問。すると諸葛恪は「昔書物でよんだことがあるこいつは「傒嚢(けいのう)」と言う妖怪で、子供の姿をしているそうだ。そしてその子供の姿をした傒嚢をその場から引き離してしまえばすぐに死んでしまうそうだ。私は知っていたからこのことに別に驚きはしないよ」といってその場を立ち去って行くのでした。

 

こうして諸葛恪は「妖怪キラー」として人々からうわさされたそうです

 

 

三国志ライター黒田レンの独り言

三国志ライター黒田レンの独り言

 

孫呉のほかにも三国志には妖怪といわれるような存在が多数エピソードして残っています。例えば魏には数メートルクラスの大きな巨人も出現しています。ほかにも一度死んだと思われていた女性が数百年後に登場したりと色々不思議なことが起きています。

 

近代ではそのような事がほとんど起きていませんが、古代ですとこのように妖怪達がたびたび出現するのはどうしてなんでしょうか。知っている人がいたら教えてくださいませ。

 

参考 【ちくま学芸文庫 正史三国志呉書】など

 

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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