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今週もお疲れ様。禰衡なみの毒舌で諸葛亮や劉備がキレた逸話

2021年6月4日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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今週もおつかれさま 三国志 禰衡

 

はじめての三国志Tvをご覧のみなさん。今週も1週間お疲れ様でした。今回のお疲れキャラは禰衡です。

 

禰衡

 

毒舌キャラとして有名な禰衡ですが、蜀には、禰衡に匹敵する毒舌家がいました。その名を李邈と言い、劉備が劉璋を攻め滅ぼすと劉備に仕えます。

 

劉備に降伏する劉璋

 

しかし劉備に向かい、「元々は張魯を滅ぼすつもりで入蜀して劉璋を滅ぼすのはまずくないですか?」と、今さらな事を言います。

 

劉備は「そう思うならなんで劉璋を救わなかった?」と質問すると「助けようとしましたよ、ただ力不足でした」と悪びれずに答えたそうです。官吏は発言を問題視しますが、諸葛亮が助命を求めて救われます。

 

泣いて馬謖を斬る諸葛亮

 

次に李邈は北伐に従軍、諸葛亮が泣いて馬謖を斬った事を問題視「やりすぎですよ。名臣は大事にしないと春秋の楚なんか見て後で偉い事になったよ」と諸葛亮に直言し、怒った諸葛亮により成都に返されました。

 

劉禅

 

それでも、なんだかんだでクビにもならない李邈五丈原で諸葛亮が死ぬと、嘆き悲しむ劉禅にも毒を吐きます。「諸葛丞相は、権力を一手に握り、陛下には、その脅威から身を守る術もなく私もやきもきしていましたが、死んでくれて憂いも消えましたなw 」

 

 

さて、それを聞いた劉禅、日頃の温和な態度はどこへやら「諸葛丞相の忠節を侮辱するな!この愚か者め!」と大激怒しそのまま獄に下して処刑しました。あの温和な劉禅を激怒させるのですから、李邈は、ある意味で禰衡以上ですね。

 

馬謖

 

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-おつかれさま