儒教が引き金?外戚と宦官の対立はなぜ起こったのか

2015年5月4日


宦官VS外威 三国志

 

黄巾の乱以降、後宮の中で絶大な力を誇った宦官と対立を深めた外戚。

皇后の親族である彼らもまた中国史王朝の中で重要な存在でありました。

 

日本史の中でも、皇后の親族が権力を握り、朝廷の中で多大な影響力を占めたと

いうと、平安時代の藤原摂関家が思い出されますが、三国志の中でもたびたび

登場するように中国王朝の権力争いというものは血しぶきで視界が煙るような

なかなかのハードモードであります。

 

 

後継者争いや、権力闘争などが熾烈を極めるという背景には儒教の影響というものが深くかかわっています。

今回はその儒教と外戚との関係についてふれてみましょう。

 

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【無料告知希望の皆様へ】 はじめての三国志無料告知希望



今更過ぎて聞くに聞けない~そもそも儒教とは?

孔子 儒教

 

 

孔子(紀元前552~479)を始祖とする思考・信仰の体系で儒家思想とも呼ばれます。

 

周の時代に確立されましたが、三国志の舞台ともなる前漢・後漢の時代に勢力を強め

現代においても特に中国、韓国ではその思想の影響が人々の生活の根幹に色濃く

残っています。日本でも4~5世紀ごろに王仁(わに)によって伝えられましたが、

宗教的な位置づけがされた中国や韓国と違い「学問」として紹介された背景があるせいか

一般の庶民にまで広く根強く影響を及ぼすには至っておりません。

 

 

 

外戚が権力をもつのには儒教思想の影響が大!

宦官 ゆるキャラ 後漢

 

 

さてではなぜ外戚が権力を持つ背景に儒教が関係しているのでしょうか?

 

それは儒教思想の中にある「孝」という概念。親孝行の「孝」ですね。

 

古代中国では家父長制度が社会の基礎となっているので父親が一家の主であり絶対的な存在であるわけですね。だから子供は親には絶対服従です。

 

 

「百善孝為先(親孝行ができない人はどんなこともできない)」という言葉があるように、

 

儒教の「孝」は道徳の中心にある概念と考えてもよいのではないでしょうか。

 

神のもとに人は平等であり親は親、子供は子供。といったキリスト教圏の考え方は全く

異なる下地があるのですね。

 

そうなると人々が敬意を表すべき対象というものはやはり「親」になるわけです。それは自分の親だけにはとどまりません。

 

君主に仕える者であれば当然その君主の親にも最高位の敬意を表さなくてはなりません。

 

そういった精神的・社会的背景によって引き立てられていったのが外戚たちなのです。

 

「俺は○○の親なんだけど~」といえば大いばりできちゃうわけですものね。

 

野心に燃える者たちは権力を手に入れるために自分の子供たちを利用して皇帝の親戚になろうとするわけです。

 

 

 

基本的に相いれなくて当たり前。外戚と宦官。

 

 

以上のことを鑑みましても、親戚関係をバックに権力を手に入れた外戚と、いわば一念発起して単独で地位を手にした宦官とでは、

出発点が違うわけですから相いれず反発しあって当然なのかもしれませんね。

 

どちらにしても、彼らの中で熱くうごめく野心と欲望が中国史を複雑怪奇に興味深くさせたことは間違いないでしょう。

 

 

こちらの記事もよく読まれています

宦官集合 

 

よく読まれてる記事:人々の鑑になった良い宦官達

何皇后(毒蛇) 何進

 

よく読まれてる記事:何皇后はなぜ宦官の味方をしたのか?

 

相国 董卓 ゆるキャラ

よく読まれてる記事:【三国時代】英雄の地位はどの位?

 

 

この記事を書いた人:amaneco

twitterpro

HN:

ameneco

自己紹介:
イラスト、記事制作をしておりますAmenecoです^^
普段は様々なwebサイトの記事執筆やチラシ、ECサイトなどの
イラストやマンガを描いたり、スマホアプリのキャラクターの
デザインなどをしています。

大学は歴史学を専攻していて日本をとりまく国々の歴史の本を
読み漁ったものでした。
三国志はやはり横山光輝氏の漫画の影響が大きいのですが
あれだけ壮大なスペクタクルで語ることができるのは
中国史ならではでしょう。
漢字の列挙で苦手意識がある方でも、面白く三国志が
理解できるようにお手伝いが出来れば幸いです^^

好きな歴史人物:

崇徳天皇、諸葛亮張遼、新渡戸稲造

 

この記事のデザインを担当した人:よりぶりん

よりぶりん 三国志

■HN:
よりぶりん

■自己紹介:
イラスト担当のよりぶりんです、ご存じの方もそうでない方も名前だけでも覚えて帰って下さいね。

三国志初心者の新米イラストレーターでございます。

なにとぞ温かい目で見てやってください。宜しくお願い致します

■口癖:
「すいません」 とにかく謝ったら勝ちと思っている腰ぬけです

■集めている物:
漫画本「ワンピース・龍狼伝・浦安鉄筋家族」etc

■幸せを感じる瞬間:
麻雀の牌を触っている時!お風呂に入った時!

■尊敬する人:
麻雀を日本に伝えた人(誰かわからないですが・・・)

■どうしてもこれだけは譲れないもの:
コーヒーが飲めない環境!コーヒーが無いと凶暴になります。

■何か一言:

イラストのリクエスト御座いましたらお気軽どうぞ!
メッセージサイトに頂ければ全力で落書きさせて頂きます(笑)
よりぶりんでした。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事

はじめての三国志

「ゆるく、たのしく、わかりやすく」をコンセプトにした 歴史エンタメメディアです。
(®登録商標:第5800679号)

-デザイン担当:よりぶりん, はじめての変, 三国志の雑学, 執筆者:ameneco
-, , , , , ,