三国志や曹操を分かりやすく紹介|はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

6倍の敵に対して一歩も退かずに渡り合った名将・高橋紹運がヤバイ!

この記事の所要時間: 253




高橋紹運 wiki

(写真引用元:高橋紹運 wikipedia

 

大友家には二人の名将がおりました。

一人は雷神としてその名を甲斐にまで轟かせた立花道雪(たちばなどうせつ)。

二人目は立花宗茂のパパである高橋紹運(たかはししょううん)です。

この二人が大友家の双璧として重きをなしており、今回は高橋紹運をご紹介します。

 

関連記事:楽しみながら戦国時代のエピソードを学べる歴史マンガ3選

はじめての三国志:全記事一覧はこちら




雷神と共に大友家を支える

光 f

 

紹運は大友家の家老である吉弘鑑理(よしひろあきまさ)の次男として誕生します。

彼は毛利家との激戦である第四時門司城の戦いで初陣を果たして武功を挙げた後、

大友家に臣従していた高橋家の反乱鎮圧戦で凄まじい武功を稼ぎます。

大友宗麟(おおともそうりん)は彼の戦での凄まじい働きを伝え聞き、

彼に二つの城を任せます。

その城が宝満城と岩屋城です。

後年、彼の運命を決めることとなる城です。

その後紹運は大友家の名将である立花道雪と共に北九州の各地を転戦していき、

彼の名前は北九州一体に轟くことになります。




女性に優しい勇将

photo credit: Lamp via photopin (license)

photo credit: Lamp via photopin (license)

 

紹運は北九州を道雪と一緒に転戦していたこともあり、

お嫁さんをもらう機会が中々ありませんでした。

そんな時大友家の家臣である斎藤氏との娘と婚約することが決まります。

この娘は非常に綺麗で大友家の人々は彼を羨ましがったそうです。

しかしこの女性は紹運が北九州を転戦している時に、

疱瘡(ほうそう)と言われる皮膚病にかかってしまい、顔がボロボロになってしまいます。

斎藤氏は娘がこの病にかかってしまったことで紹運との縁談を破棄したいと申し伝えてきます。

すると紹運は斎藤氏に対して「私はあなたの娘と結婚することを決めたのは顔ではない。

彼女の心に私は惚れたのだ。

どうして疱瘡に彼女がかかったくらいで私は結婚を破棄することになるのでしょうか。」と反対。

この言葉を聞いた婚約者である女性は感動し、紹運の元へ嫁ぎます。

そして彼らは仲良く暮らし子供も生まれます。

この夫婦から生まれた子供が秀吉から「鎮西一の勇将」と褒めた称えられる立花宗茂です。

 

決戦岩屋城

炎 s

 

紹運は道雪の死後も北九州を転戦し続けますが、

大友家が島津軍に耳川の戦いで敗北したことにより勢力が減退。

また龍造寺家を沖田畷の戦いで打ち破ると九州は島津家一色に染まっていくことになります。

そのため紹運は島津家が北九州に侵攻してくると自分の領地である岩屋城へ帰還し、

自分の息子である次男・統増(むねます)を宝満山城へ篭城させ、

嫡男で道雪の養子となっていた次男・統虎(むねとら)を立花山城へ篭城させます。

そしてついに島津軍が50000人ほど(史書によってバラツキがあるが25000人とも言われる)

の軍勢が岩屋城へ殺到。

島津軍の総大将である島津忠良(しまづただよし)は岩屋城へ総攻撃を敢行します。

この時岩屋城に篭城していたのは立ったの756人しかいませんでした。

しかし紹運は66倍もの兵を率いている島津軍の猛攻を弾き返します。

その後も島津軍は岩屋城へ猛攻をかけますが、その都度弾き返され、

岩屋城が陥落したのは島津軍が攻撃を仕掛けてから半月後のことでした。

岩屋城が陥落した際に逃げた兵は一人も居らず、全員が討ち死にしたそうです。

 

戦国史ライター黒田廉の独り言

黒田廉

 

島津軍の総大将である島津忠良は岩屋城が陥落した際に、

高橋紹運の首実検を行います。

彼は紹運の首実検が終わった後、彼の首の前で涙を流して「我らは古今東西まれに見る名将を

殺してしまった。もし彼のような人物と友になれたのなら最高の友になったであろう。」

と嘆いたそうです。

この嘆きを聞いた島津家の諸将は皆納得して、彼の首の前で合掌したそうです。

また紹運以下756人が散った現在の岩屋城の跡地では

彼ら戦没者を慰めるための慰霊碑が建立されています。

興味のある方は行ってみてはいかがでしょうか。

「今回の戦国史のお話はこれでおしまいにゃ。

次回もまたはじめての三国志でお会いしましょう。

 

それじゃあまたにゃ~」

 

真田丸に関する記事一覧:真田丸全記事

関連記事:いまさら聞けない真田丸って一体何なの?

関連記事:さよなら戦国BASARA!イケメン真田幸村の不細工伝説

 




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 張繍と賈詡は曹操に降伏したのは本心からではなかった!?
  2. 始皇帝死後、秦は滅亡せず三代目まで続いてたってホント?
  3. 司馬攸(しばゆう)とはどんな人?司馬家の秀才として認められていた…
  4. 【実録】今川義元にいじめられ続けた井伊家と松平家
  5. 蜀を制圧したばかりの劉備軍をまとめるために孔明が打ち出した二つの…
  6. 徳川家が豊臣を滅ぼすきっかけとなったのはどんな理由だったの?
  7. 毛利家に敗北して浪人となった山中鹿之助の修行
  8. 吉川元春(きっかわもとはる)がスゴイ!敵と味方から恐れられた戦の…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【後漢のラストエンペラー】献帝の妻・伏皇后が危険な橋を渡った理由!
  2. 王昶(おうちょう)ってどんな人?治世に優れた優秀な政治家で、軍事面でも頼れる魏の武将
  3. 光武帝はとんでもないスピリチュアマニアだった!?劉秀の意外な一面
  4. 始皇帝死後、秦は滅亡せず三代目まで続いてたってホント?
  5. 袁渙(えんかん)とはどんな人?正史「三国志」に登場し曹操が涙を見せて死を悲しんだ政治家
  6. 偶然の遭遇から因縁の仲へ!孫堅と董卓は元同僚だった!?

三國志雑学

“劉備漫画"

ピックアップ記事

おすすめ記事

張悌(ちょうてい)とはどんな人?呉の滅亡に殉じ、壮烈な死を果たす最後の宰相 王異(おうい)ってどんな人?戦乱の中で数々の逸話を残してきた女性武将 【特別企画】kawausoがあなたの夢を叶えます!三国志にタイムスリップしたら何したい? 【蜀漢建国の正統性を斬る】中華を戦慄させた革命家・孔明の後漢イデオロギー え?まるでバカ殿?三国志時代の愛されメイクを紹介。どんな風にお化粧してたの? 自称皇帝、袁術のトホホな部下列伝 Part.6 キングダムで秦の天下統一の鍵を握っている斉の国って誰が建国したの? 徐晃(じょこう)ってどんな人?魏において、もっとも功績を挙げた無敗将軍

おすすめ記事

  1. 菫卓が死んだ後、長安はどうなったの?
  2. 袁紹本初(えんしょう・ほんしょ)とはどんな人?曹操の最大のライバル
  3. 中国三大悪女に名を連ねた劉邦の妻・呂雉(りょち)とはどんな人?とても怖い実話
  4. 曹丕の残忍さがよく分かる曹丕の妻、甄氏の悲劇
  5. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース17記事【8/8〜8/14】
  6. 劉備は何で蜀を建国しようと思ったの?三国志演義で人気を占める蜀の秘密に迫る
  7. 戦下手の夏侯惇が大活躍!運が味方した陽平関の戦いってどんな戦いなの?
  8. これぞ重箱の隅!三国志の時代の調理具・食器特集!

はじさん企画

袁術祭り
特別企画
異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
はじめての三国志TV
PAGE TOP