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張繍と賈詡は曹操に降伏したのは本心からではなかった!?

2017年2月12日


 

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曹操と張繍

 

張繍(ちょうしゅく)と賈詡(かく)のコンビは宛城(えんじょう)の戦いで曹操軍に奇襲をかけて

大勝利を収め、曹操を討ち取る寸前まで追い詰めることに成功。

その後彼らコンビは劉表の元へ身を寄せた後、曹操へ降伏することになります。

張繍は始め袁紹と同盟を結んで曹操と戦おうと考えておりましたが、

賈詡のあるとんでもない行動によっておじゃんになってしまいます。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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攻撃を仕掛けてきた曹操軍が撤退そして・・・・

賈詡と曹操と張繍

 

曹操軍は宛城での大敗の後、再び張繍軍へ攻撃を仕掛けてきます。

しかし曹操軍は張繍軍攻撃を本格的に行うことなく撤退を開始。

賈詡は「殿。曹操軍へ追撃を行ってはなりません」と追撃に反対しますが、

張繍は曹操軍が撤退し始めたことを知ると賈詡の進言を聞かずに全軍で、

追撃を行いますが曹操軍に敗北してしまいます。

張繍は帰ってくると賈詡へ謝罪し「お主の言う通りであったわ。」としょんぼりしてしまいます。

 

賈詡の進言

賈詡

 

張繍の謝罪を聞いた賈詡ですが彼に「殿。もう一回追撃をかければ必ず勝てます。」と

強く進言を行います。

張繍は「勘弁してくれ。今大敗して帰ってきたばかりだ。

再度追撃しても必ず敗北してしまうよ。」と当然の意見を述べます。」

だが賈詡は「曹操は今殿を打ち払って全軍で急いで帰還しているところで、

再度追撃してくることなど考えていないでしょう。

そこに殿がもう一度追撃をかければ曹操軍は油断をしており、

必ず勝利を得ることができます。

殿、時期を逸する前にすぐに追撃をかけなさい」と張繍を急かします。

張繍は進言を賈詡の進言を信じて再度追撃をかけると曹操軍を大いに打ち破り、

大勝利を収めて帰ってくる事となります。

 

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袁紹からの誘いに乗ろうと考えていた

賈詡

 

二度の勝利によって張繍と賈詡のコンビの元へ袁紹から使者がやってきます。

使者は「我が軍は曹操軍に圧倒的に有利な状態で戦を運んでおり、

曹操を打ち破るのは時間の問題である。

我が軍としては曹操軍を完全に打ち破るために、

貴殿らに後方から圧力をかけていただきたい。」と提案してきます。

張繍は袁紹からの申し入れに賛同しようと考えておりました。

しかし賈詡がとんでもない行動に出てしまったので、

袁紹からの提案はおじゃんになってしまいます。

 

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とんでもない行動とは

賈詡

 

賈詡は張繍が発言する前に袁紹の使者に対して「兄弟と協力することのできない袁紹とは

組むことはできない」と発言。

袁紹の使者を前にしていきなりこんなことを言う賈詡の行動は、

まさにとんでもない行動と言えるのではないのでしょうか。

この発言によって袁紹との提案はおじゃんになってしまいます。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

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賈詡の発言によって袁紹と組むことができなくなった張繍。

そのため張繍は彼に「どうしてくれんだ。」と激怒

すると賈詡は「袁紹と手を組むよりも曹操と手を組んだほうがいいでしょう。」と進言。

しかし張繍は二度も曹操軍と戦っており、曹操が受けいれてくれるかどうか心配でしたが、

賈詡は「グダグダ考えているよりも行動するべきであると考えます。

すぐに曹操の元へ向かいましょう」と張繍を促して曹操の元へ向かいます。

張繍の不安は当たることなく曹操は彼の降伏を受け入れることになります。

張繍は本心で曹操へ降伏したかったわけではないですが、

賈詡の進言に従って曹操に味方したことで袁紹と一緒に滅びることなく、

曹操軍に組み入れられ活躍することになるのです。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書2 今鷹真・井波律子著など

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

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