広告募集
李傕祭り

はじめての三国志

menu

執筆者:黒田廉

姫様ってあだ名を付けられた戦国大名が存在した!?

この記事の所要時間: 239




 

今回紹介する戦国大名は姫様ってあだ名を付けられた人です。

彼は少年時代外に出て活発な活動をせずに女の子見たいな人物であったことから

姫若子(ひめわこ)と陰口を叩かれてしまいます。

この人物は成人した後、長宗我部元親(ちょうそかべもとちか)と言われるようになるのです。

 

関連記事:暴走しているオヤジを追放して当主に就任した武田晴信(たけだはるのぶ)

関連記事:山本勘助(やまもとかんすけ)は実在したの?今まで架空の人物だとされていた勘助の謎




長宗我部家の嫡男として誕生

 

長宗我部元親は父・国親(くにちか)の嫡男として生まれます。

彼は幼少期に本ばっかり読んでおり、外で活発的に遊びませんでした。

また弓矢や刀剣などの武術にも興味を持たない青年であり、

城内で家臣にあっても挨拶もしないでぼんやりとしていたため、

家臣から「内の若様は女みたいなやつだな」という陰口を叩かれ始めてしまいます。

上記の事が原因で彼は姫若子と呼ばれるようになるのです。




姫若子覚醒!!そしてあだ名は・・・・

 

姫若子もとい元親は家に引きこもって本ばかり読んでいたため、父国親も彼が後継として

頼りないように思います。

しかし彼はなんの本を読んでいたのでしょうか。

後年四国の覇者として歴史に名を刻むことになる長宗我部元親が、

文学本ばかり読んでいたとは思えません。

私の推測ですが、彼は兵法書や政治に関する本を読んでいたのでしょうか。

その理由としては当時勇猛なだけでは大将として侮られることになり、

また当時の長宗我部家は非常に弱小でした。

そのため彼は長宗我部家をどのようにして強大な勢力にすることができるのかを研究し、

また国政をどうやって行えば国としての地盤を固めることができるのかを

考えていたのではないかと思います。

こうして彼は様々なことを本から学んだ後ついに初陣の時がやってきます。

元親は父と共に初めての戦に従軍することになります。

この戦いで彼は自ら刀を引っさげて敵陣へ突入して敵の首をいくつも挙げてきます。

いつも女の子みたいだと思っていた家臣達もこの姫若子の勇猛ぶりにびっくりしてしまいます。

そして家臣達は彼に畏敬の念を込めてこのように読んだそうです。

「鬼若子(おにわこ)」と・・・・。

 

父の跡を継いで長宗我部当主へ

 

鬼若子として呼ばれるようになった長宗我部元親は父・国親が亡くなると長宗我部家の当主として

君臨することになります。

彼は長宗我部家当主へ君臨すると父が行っていたある独特の政策を積極的に実施します。

その政策とは一領具足(いちりょうぐそく)と呼ばれる政策です。

一領具足とは一体どのような政策なのでしょうか。

 

農民を素早く招集するための制度

 

一領具足とは長宗我部家独特の制度です。

土佐(とさ=現在の高知県)を領有している長宗我部家は中央の織田家のように兵士を専業とする

兵士と農業を行う農民との分離が行われておらず、ごっちゃな状態が続いておりました。

そのため長宗我部家では農業を行う農民が長宗我部家の招集に素早く応じることができるように

農業を行う農民に対して常に一領の具足(鎧と武器)を畑において仕事を行うように命じます。

この一領具足制度を推進することによって元親の招集に素早く応じて、

戦の準備期間を短縮することによって

長宗我部軍は敵領内に迅速に侵入して攻撃を行いうことができるようになります。

しかし欠点も当然有り、この制度は農繁期には適用が難しいということです。

農繁期に農業の収穫を行う農民を戦に駆り出してしまえば、収穫が減ってしまうからです。

そのため長宗我部家は極力農繁期に戦を行わないようにしていたことが考えられます。

上記の制度を用いていくことで長宗我部家は近隣の大名へ

積極的に攻撃を仕掛けることになるのです。

 

戦国史ライター黒田レンの独り言

 

長宗我部元親は幼少期に姫若子と周りから罵られながらもそれに屈することなく、

自らを研鑽して成長しておりました。

織田信長も幼年期はアホだ馬鹿だと罵られておりましたが、

歴史に名を残す武将として大成長を遂げることになります。

このことから歴史に名を残した偉大な人物は一概に見た目や行動だけでは

判断できないのではないかと思いますが、皆さんはどう思いますか。

 

参考文献

文集文庫 長宗我部 長宗我部友親著など

 

 

■記事の内容に関するお問い合わせ(誤植等のご報告など)はこちら

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:楽しみながら戦国時代のエピソードを学べる歴史マンガ3選

関連記事:え?武田勝頼って武田家二代目代理なの!?

 




黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 何で姜維の北伐は反発されてたのに孔明の北伐は反対されなかったの?…
  2. 董和(とうか)とはどんな人?孔明に認められた蜀の貴重な人材
  3. 始皇帝・政が甘々な性格であった事が原因で秦が滅びた?
  4. 孫臏の魔術がスゴイ!どの国からも侮られていた斉兵を強兵に変えた改…
  5. 蜀漢が滅びたのは張飛達を祀らなかったから?
  6. 【晋の文公亡命旅行がすごい】中国大陸を横断していた亡命生活
  7. 小早川秀秋は関ヶ原の戦いでなんで西軍を裏切ったのか?
  8. 【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第30話「潰されざる者」の…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 辛毗(しんぴ)とはどんな人?曹丕が泣き言を言うほど厳しく反対意見を述べた政治家
  2. 三国志バトル3DRPG『異世界三国志』の予約Top10における事前予約受付をスタート
  3. 蜀漢の外戚・呉懿(ごい)は有能なのに地味で実は孔明に敬遠されていた?
  4. 【キングダム】趙の悼襄王(とうじょうおう)って本当にヤバイ人なの?
  5. 【真田丸特集】劉備に忠誠を誓った趙雲と豊臣家に忠義を尽くした・毛利勝永との共通点を探れ!
  6. あの張飛がデレデレ?張飛が愛した愛馬

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【告知】諸葛亮孔明 VS 韓信夢の対決実現!前夜祭の両者インタビュー もし蜀が呉を併呑していたら魏にも勝てた?if三国志 『李傕・郭汜祭り』の電子書籍出版のお知らせ 実は笑い上戸のちっこいオッサン? 『曹瞞伝』に見る曹操像 曹操の偏頭痛は歯ぎしりが原因だった?歯ぎしりが引き起こす英雄の悲劇 これは意外!?三国志時代では戦争の必需品だった短刀 実は大激戦だった!劉備の蜀獲りを地図で見ると意外なこともわかる! 阿会喃、死んだらあかいなん!!孔明に裏切られた良い蛮族

おすすめ記事

  1. 114話:蜀キラー陸遜、劉備を打ち破るための不気味な沈黙
  2. 田斉に時代最高の名君である威王の逸話【春秋戦国時代の斉の名君】
  3. 杜預(どよ)ってどんな人?破竹の勢いで有名になった政治家
  4. 豊臣秀吉亡き後の天才軍師・黒田官兵衛の決断
  5. 荀爽(じゅんそう)とはどんな人?たった95日で三公にスピード出世した荀彧の叔父
  6. ライバルへの最期の言葉、劉備と曹操のイイ話
  7. 【リアルチート】光武帝・劉秀(りゅうしゅう)ってどんな人?優れた政策と逸話 Part.3
  8. 日本の戦国時代はどうして起きたの?原因をざっくりと解明

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP