編集長日記
ビジネス

はじめての三国志

menu

はじめての蜀

孔明と一緒に蜀の政権を支えた熟考型の人材ってどんな人?

この記事の所要時間: 215




 

蜀の丞相として活躍した諸葛孔明。

彼は優秀な人物を引き上げて抜擢し適材適所に配置して活躍させておりましたが、

彼と一緒に仕事を行った熟考型の人物をご存知でしょうか。

その名を董和(とうわ)と言います。

孔明は彼の才能を認めて褒めておりましたがどのような人材であったのでしょうか。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:蜀(国家)が滅亡したら蜀の民や国に尽した人はどうなるの?




劉璋に仕えた熟考型の人材

 

董和は後漢王朝が乱れると一族を率いて益州へ逃れることにします。

当時の益州のボスは劉璋(りゅうしょう)で、

彼から招かれて劉璋政権に参加することになります。

当時の益州は役人だけが乱れていたわけでなく、

金持ちも乱れており諸侯が着ているような服を来て街中を歩いていたそうです。

董和は劉璋から成都の令に任命されると自ら質素倹約に努めて、

粗衣粗食を率先して行い身分を超える贅沢を行いませんでした。

そして庶民には身分を超える贅沢を行うことを禁止する法令を施行。

この法令の結果、

庶民も贅沢を行うことをやめて庶民らしい生活を行うようになり、

風俗の乱れがなくなっていくことになります。

また異民族と協力して成都近辺を統治し、

誠意を持って接していたことから異民族からも信頼されていたそうです。




孔明と一緒に仕事を行う

 

劉璋は益州に侵攻してきた劉備軍に降伏すると董和は劉備に仕えることになります。

彼は劉備の片腕であった諸葛孔明と一緒に仕事を行うことになり、

無駄な政策をすべて廃止して、役に立つ政策を次々と進言していったそうです。

劉備軍に仕えること20年あまりに及び彼が行った政策は膨大な数でしたが、

彼が主におこなった政策は異民族の居住区をしっかりと決め、

内政においては政治の中枢に参画していろいろな進言を行います。

彼が亡くなった時には家に財産と呼べる蓄財はほとんどなかったそうです。

 

諸葛孔明の評価

 

孔明は董和が亡くなった後役人たちを集めて訓示を行います。

彼は部下達へ「君達役人は人々に意見をしっかりと求めることが第一である。

この意見を参考にして主君の利益を上げることが肝要である。

もし自分と違う意見を持っている者を遠ざけて検討することをやめてしまえば、

仕事に欠陥が出て損害を与えることになるので気をつけるように。」と訓示を下します。

その後自らの体験談をみんなに話したそうです。

彼は「先ほど私が話した訓示であるが、人が全て先ほどの事が出来るほど出来た人物は

そうはいない。

しかし私の友人である徐庶はこうした事をしっかりと行っていた。

また私の同僚である董和は仕事で不十分な点が発生したらしっかりと熟考した後、

私のところに来て相談を行っていた。

皆も徐庶を見習えとは言わない。

しかし董和を見習って仕事を行って欲しい」とお願いします。

こうして孔明の訓示と体験談を聞かされた役人たちは、

一所懸命に仕事に励んでいったそうです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

孔明は側近にこのような事を述べておりました。

彼曰く「私は若い時に崔州平(さいしゅうへい)と付き合っていたが、

彼は私の欠点を度々指摘してくれた。

また徐庶は私に色々な事を教えてくれた。

董和とは一緒に仕事を行ったが、遠慮することなく私に色々な意見をしてくれた。

そして胡済(こさい)は私の行いに間違えがあるとすぐに注意をしてくれた。

私はボンクラだから全てを受け入れることはできなかったけれど、

彼ら四人とはしっかりと気が合った。

私は彼らの遠慮しない意見を言う姿勢にはほとほと感心せざるを得ない」と述べております。

董和が孔明に認められるほどの才能を持った人物である証左であり、

蜀を支えた人物として認められていたのではないのでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:劉備と趙雲が出会う事になったきっかけを作ったのは袁紹のおかげ?

関連記事:【華麗なる名門一族】袁紹のおじいちゃん達ってどのくらいすごい人だったの?

 

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 【キングダム】王賁の子孫はついに○○になっちゃったってホント!?…
  2. 山崎の戦いってどんな戦いだったの?明智光秀VS羽柴秀吉が激突した…
  3. 対蜀戦を任される前の曹真はどんな活躍していたの?
  4. うち結婚しないから!自ら両耳と鼻を切り落とした夏侯令女が烈女すぎ…
  5. 【5分で分かる】意外と知らない孫呉滅亡のきっかけ
  6. 衛覬(えいき)とはどんな人?関中復興に画期的な提案を行った魏の文…
  7. 後漢王朝の王族・劉曄の若かりし頃はどのような人物だったの?
  8. 田豫(でんよ)とはどんな人?魏の国境付近の平和を勝ち取っていた異…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. Webサイトリニューアルのお知らせ
  2. 織田信長の息子達の名前がファンキーでかなりやばい!!
  3. 歴史上最も有名な義兄弟の誕生!桃園の誓い
  4. これであなたも角栄になれる!?大物になる6の心得
  5. 5話:頓挫する王莽の新と、後漢王朝の復活
  6. 【書評】キングダム 最強のチームと自分をつくる【伊藤羊一】

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

【センゴク】金ヶ崎の退口は何で起こったの?信長の最大の危機 文聘(ぶんぺい)のリアル三國無双!五虎大将軍の関羽を倒し呉王・孫権には空城の計を使っちゃう! 韓遂(かんすい)とはどんな人?生涯の大半を反乱にささげた不屈の反骨心【前半】 【祝】はじめての三国志!月間50万PVを達成! 【キングダム芸人】中華統一を果たした信と政はどうなった? イギリスのEU離脱って何?三国志で例えて理解度アップ! 【夏休みや旅行の移動時間にいかが】キングダムや三国志よりもすごい!?春秋時代のTOP3と言われた宰相達をご紹介 【はじめての君主論】電子書籍出版のお知らせ

おすすめ記事

  1. 【諸葛亮孔明に学ぶ学習方法】夏休みの宿題にも応用できる?
  2. 孔明の南蛮征伐の目的は交易路(南シルクロード)狙いだった!?
  3. 【第10回 幻想少女】天敵・趙雲攻略が見えた。エース貂蝉の活躍(ネタばれ注意!)
  4. 【軍師連盟】司馬懿は曹操の仕官の誘いを何で断わったの?
  5. 壮絶、血を吐きまくる三国志武将ランキング
  6. はじめての三国志チャンネル 第2回目 – 袁術ってどんな人? 【002】
  7. 無理ゲーを打開する曹操が凄い!曹操を苦しめた歴代武将
  8. 小さい曹操が持っていた巨大な戦車についての考察

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP