おんな城主・井伊直虎(いいなおとら)。
井伊谷(いいのや)の井伊家当主として君臨すると徳政令(とくせいれい)を出してくれと
農民達から嘆願されることになります。
直虎は「分かっただしてやる」と言うものの井伊家の経済状況が破綻寸前であったため、
徳政令を出すことができないと前言を撤回。
すると農民達は激怒して直虎にボイコットして、
彼女が家臣として抱えた瀬田の方久を拉致するなど反乱に近い状態になってしまいます。
しかし直虎は自らで向いて農民達を説得したことによって、
この徳政令問題を解決することに成功します。
だがこの徳政令問題を直虎が解決したことによって新たな火種が、
生まれてしまうことになるのです。
さて今回のお話では徳政令問題の火種が燃え盛ることになるのですが、
第15話となる井伊直虎の見所を早速ご紹介していきたいと思います。
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第一話「井伊谷の少女」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第二話「崖っぷちの姫」の見どころ
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第三話「おとわ危機一髪」の見どころ
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第四話「女子にこそあれ次郎法師」の見どころ
前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第五話「亀之丞帰る」の見どころ
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第六話「初恋の分かれ道」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第七話「検地がやってきた」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第八話「赤ちゃんはまだか」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第九話「桶狭間に死す」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十話「走れ竜宮小僧」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十一話「さらば愛しき人よ」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十二話「おんな城主直虎」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十三話「城主はつらいよ」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十四話「徳政令の行方」の見どころ紹介
この記事の目次
第15話おんな城主対おんな大名の見所その1:今川ママ激怒
今川義元の母親である寿桂尼(じゅけいに)。
義元が桶狭間(おけはざま)の戦いで信長に討ち取られた後、
今川家を継いだ氏真(うじざね)の後見として今川家を支えておりました。
そんな彼女は井伊家の家督問題において、
小野正次(おのまさつぐ)が井伊家の実権を持てるように力を貸していたのですが、
中々彼が井伊家の実権を握ることができなくてイライラしておりました。
そんな中、正次から井伊谷の状況を聞いて激怒。
ついに彼へ「もういい。お前では話にならないから、直虎を連れてきなさい。
奴は今川の命令をことごとく無視しており、
これは今川に対して謀反を起こそうと考えられるのではないのかえ」と述べます。
正次は渋々彼女の意見に従うため頷いてしまいます。
そんな中、直虎は龍潭寺の南渓和尚(なんけいおしょう)へ
「今川家の命令を二度も背いていることになり、
そろそろ呼び出しを受けそうな気がするのですが、
そこは私がオナゴであるから見逃してくれたりしちゃったりしてくれないですかね」と
希望を述べます。
すると南渓和尚はひとしきり笑った後「そりゃ無理じゃ」と淡々と述べます。
直虎も「そうですよねぇ」と諦め気味に苦笑いを浮かべることになります。
さてこの今川家から直虎は糾弾されることになるのでしょうか。
第15話おんな城主対おんな大名の見所その2:狂犬シノの行動
正次は駿府から帰ってくると直虎へ
「駿府に来て今までの今川家の案に従わなかったことに対しての申し開きをするようにとご命令が来ております。
もし行けばどうなるのか私にはわかりません。
直虎様が助かる道はただ一つ。私に虎松様の後見役としてその席をお譲り下さるように」と直虎へ述べます。
すると直虎は「では私が行くしかあるまい」とポツリと述べます。
正次はため息をついて「分かりました。
私も一緒に行きますゆえ日程等を後で教えてくだされ」と述べて去っていきます。
その夜正次は虎松の母親である狂犬シノの元へ行き
「虎松様の後見役として直虎様がふさわしくないことを記して欲しいのです」と語ります。
するとシノは「私の意見なんて誰も聞かないくせに。
みな私を狂犬扱いしおって」とちょっとお怒りのご様子。
そんな時正次は「そんなことありませんよ。
今川は直虎様が虎松様の後見役となることに反対しているのです。
もしシノ様が虎松様の後見役として直虎様がふさわしくないと一筆頂けるのであれば、
あなた様の意見を大きく取り上げることができるでしょう」とシノを説得。
シノはこの正次の言葉を聞くと「え。そうなの。早く言ってよ。
すぐに書いてくるからちょっと待ってて」と言って奥に入って一筆書いてくるのでした。
虎松憎しだけで何も状況を考えていない狂犬シノが書いた一筆は虎松と直虎、
正次にどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。
第15話おんな城主対おんな大名の見所その3:まさかの発言
井伊直虎は今川家の要求に応じて、駿河(するが)へ向かって出立していきます。
そんな中、龍潭寺(りゅうたんじ)の南渓和尚の元へ一人の人物がやってきます。
それは狂犬シノの妹であるナツです。
彼女は狂犬シノとは全然違って物事を冷静に見る目を持っており、
南渓和尚に相談をするべくやって来ます。
彼女は「正次義兄ですが、なぜあんなにも虎松様の後見役を望むでしょうか。
彼には後継となる子供がいない状態であるにも関わらずです。
ここからは私の予測ですが、正次義兄はもしかしたら井伊家の盾になるべく
虎松の後見役になろうとしているのではないのでしょうか」と憶測を述べます。
すると和尚は「わしは正次ではないからわからん。
しかし正次の本意が井伊家の盾になることであったとしても認めることはないであろうのう。
だって本意がバレてしまえば、盾となることはないからのう」とポツリと
自分の意見を述べます。
さてこのナツの予想はあたっているのでしょうか。
もう少し先のお話でこの結果が分かると思います。
第15話おんな城主対おんな大名の見所その3:絶体絶命の危機
直虎一行は止まっていた寺を出て駿府に向かって歩を進めていくことになります。
そんな中、正次は直虎へ「おとわ。そろそろ俺に後見役を譲ってはくれんか。
もしこのまま駿府に歩を進めていくことになれば、危ない目に遭うかも知れない」と
語っている最中、大木が彼女の上に倒れ込んできます。
さらに斧が彼女めがけて飛んで来ると共に、彼女ら一行は武士に囲まれてしまいます。
直虎はすぐに逃亡。
直虎の後を追って正次も一緒にかけていくことになります。
しかし直虎が逃げた先にも新手の武士達がおり、危機的状況が直虎に迫って来るのです。
そして直虎に武士の刀が振り下ろされそうになったとき、
武士が弓に刺さって倒れてしまいます。
その後も二、三の弓が武士たちに突き刺さっていくことになり、
次々と武士達が倒れていくことになります。
直虎の危機を救ったのはいったい誰なのでしょうか。
それはあれだけ直虎に楯突いていた中野さんの息子である直之でした。
彼は直虎を襲っていた武士達を軽々と無双して倒してしまいます。
なんと彼が倒した武士の数は10人以上でした。
とんでもなく強く、もし彼が桶狭間に出陣していれば、直盛も死なずに済んだかもしれず、
直親も彼に守ってもらえれば必ず生きて帰ることができたのになぜ、
彼が直親のお供をしなかったのか不思議でなりません。
とりあえず直虎は直之のおかげで絶体絶命の危機を乗り越えることができます。
助かった直虎は正次へ爆弾発言をすることになります。
それは正次に虎松の後見役の地位を譲るというものでした。
は!?今まで散々「正次に後見役を与えてしまえば、井伊家は終わりだ」と言っていたのに、
今更そんなこと言うのかよ・・・。
直之もレンと同じことを直虎に言葉として向けておりました。
その後直虎は直之と一緒に井伊谷へ帰還することになるのですが、
帰還する前に直虎と少し語ってから帰っていくことになります。
さて何を語っていったのでしょうか。
大河ウォッチャー黒田レンの独り言
さてこの正次に行った爆弾発言。
なんで今頃そんなことを言うのかと思いました。
しかしこれは策略であったのです。
ネタバレしないために一応ここでは伏せさせていただきます。
さて直虎は今川家に申し開きをすることなく井伊谷へ帰還したのでしょうか。
もし帰還するというのであれば、虎松の後見役に正次が就任することになり、
井伊谷の井伊家は小野が操縦していくことになります。
そうなってしまえば井伊谷の井伊家は今川の属国扱いとなり、
今後は徳川家康からも敵として認識されることになり、
今川が起こす戦いには真っ先に参加しなくてはならなくなります。
さて井伊家と虎松、直虎は一体どうなるのでしょうか。
次回に続く・・・・。
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