【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十四話「徳政令の行方」の見どころ紹介

2017年4月28日


 

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第14話から続く井伊家の経済問題。

前回のお話は井伊直虎(いいなおとら)が瀬田の方久(せたのほうきゅう)からアドバイスをもらい

直虎はある策を実行に移すことになります。

それは瀬田の方久を井伊家の家臣として加えることにし、

徳政令を出してくれといった村々の土地を彼に与えることです。

戦国時代でも商人を家臣に加えた例は中々見ない大胆な策ですが、

かなり効率のいい案でもあるとレンは思います。

借金をしている村の統治を商人である瀬田の方久に任せれば、

彼は貧困にあえいでいる百姓を救うため、

自らが出した案である百姓へ商いをさせて借金をなくさなければならないからです。

しかしこの直虎の案を聞いた家臣達は猛反対するのです。

そして百姓達はなんと井伊直虎が徳政令をださいないことに怒って、

とんでもない行動を取るのです。

さて第14話は一体どうなるのでしょうか。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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第14話 徳政令の行方の見どころその1:小野の策謀とは

 

徳政令を出してくれと訴えに来た百姓達は井伊直虎が徳政令をいつまで経っても出さないため、

とんでもない行動を起こします。

それは井伊家を飛び越えて今川家に徳政令を出してくれと訴えたのです。

もしこの徳政令の訴えを今川が承諾して出した場合、

百姓達は今川家に付き従っていくことになり、

井伊家の言うことを聞かなかくなってしまいます。

そうすれば、

井伊家の所領は次々と井伊家から離脱して今川へ付き従ってしまうかもしれません。

そんな中、方久はあることに気づきます。

方久は「この百姓達の訴えが今川が受け入れた場合、

徳政令を出した土地を治めることになるのは今川となり、

今川はこの土地を治める為、小野へ所領として与えるのではないか。

そしてこれは小野正次(おのまさつぐ)が考え出した

井伊谷の井伊家を乗っ取るための作戦なのでないのか」

と予測を直虎へ話します。

直虎と方久が話し合っている最中、正次は狂犬であるシノへ

直虎が井伊家当主に就任した経緯をかいつまんで説明。

彼はシノへ「私が虎松(とらまつ)様の後見役として就任することになれば、

虎松様の所領を返すことができます」とアピールを行います。

この正次の提案にシノはどのような行動を示すのでしょうか。

 



第14話 徳政令の行方の見どころその2:直虎の秘策

 

直虎は今川義元(いまがわよしもと)が制定した法律であるかな目録をもって

龍潭寺(りゅうたんじ)へ瀬田の方久と一緒に訪れておりました。

二人は小野の策謀を打ち破るための策をかな目録から見出して、

南渓和尚(なんけいおしょう)に相談。

すると和尚は黙り込んでしまいます。

和尚の隣にいた直虎の先輩は「もしこれを行えば、

今川家が激怒するのではないのでしょうか。」と不安を語ります。

しかし直虎は「このままでは小野が井伊家を乗っ取ってしまう。

どうか和尚様に力を貸していただきたい」と協力を仰ぎます。

さて南渓和尚は直虎に力を貸してくれるのでしょうか。

 

第14話 徳政令の行方の見どころその3:小野・井伊家家臣vs直虎・方久の戦い

 

直虎の元にふたりの家臣がやってきます。

彼らは直虎へ「方久へ領土を与えて治めることにするのであれば、

我らは直虎様へ付き従っていくことをやめます」とストライキ宣言をします。

すると直虎は「では誰が後見役として虎松(とらまつ)を見ていくのだ」と質問。

二人は「小野正次を後見役として据えることにします。

彼は徳政令の騒ぎとなっている瀬田・祝田(ほうだ)村を収めた後、

この二つの領土を虎松様達に返還してくださると言っておる。

この二つの領土を商人に任せるような当主よりもよっぽど頼りになります」と話します。

直虎は「馬鹿な。小野に井伊家を任せればどうなるかわかっているのか」と述べますが、

彼らは直虎の意見を入れることをしませんでした。

そんな中正次が直虎の前にやってきて今川からの命令書を見せます。

今川からの命令書には「すぐに徳政令をだすように」との命令でした。

直虎は方久へ目を向けると彼は驚くべきことを述べます。

それは「龍潭寺(りゅうたんじ)へ瀬田・祝田の村を寄進してしまいました。てへッ」と

述べるのでした。

寄進とは神社や寺に物や金を上げてしまうことですが、

寄進をしたことによってどのようなことになるのでしょうか。

これが直虎と方久が考え出した秘策です。

今川義元が制定したかな目録によると寺領(じりょう=寺の領土)は

守護不入(しゅごふにゅう=領主が手を出すことのできない土地)

とされていることになっているそうです。

正次はこの話を聞いて「今川家の命令に従わないということですか」と訪ねます。

すると直虎は「いや~従いたいんだけど寄進してしまっては、

徳政令を出すことができなんだよ。

だから命令に従うとかじゃなくてできなくなってしまったんだよ」と話します。

正次は「分かりました。駿府へこの事情を話して起きますので」と言って去っていきます。

こうして小野・井伊家家臣vs直虎・方久の戦いは直虎たちの勝利で決着がつくのですが、

今川がどのような行動に出るのか。

気になる方は是非ご覧下さい。

 

第14話 徳政令の行方の見どころその3:百姓の反乱

 

瀬田・祝田の百姓達は蜂前神社(はっさきじんじゃ)の禰宜(ねぎ)の元へ集まっておりました。

彼らは禰宜から「今川の徳政令は直虎にはねつけられてしまい、

徳政令は出されることがなくなってしもうた」と伝えられることになります。

この話を聞いた百姓達は「どうすればいいですじゃ」と尋ねます。

すると禰宜は「方久の屋敷を襲ってしまうのはどうじゃ」と提案。

百姓達は禰宜の案を採用して方久の屋敷へ押し寄せて彼を拉致してしまいます。

直虎は方久の部下から「百姓達に方久様がさらわれてしまった。

そして直虎様へこの手紙を手渡すように言われました。」と述べます。

直虎は方久の部下の治療を行わせた後、百姓達から出された手紙を拝見します。

するとその手紙には「今川の徳政令を受け入れる書状を蜂前神社の禰宜へ出さなければ、

方久の命はないぞ」と書かれておりました。

直虎は瀬戸村へ向かい百姓達を説得しますが誰もいませんでした。

その後直虎は祝田の村へも行きますが、誰もいない状態で、

説得すら行うこともできませんでした。

そして直虎はついに徳政令を出す書状を書く事にしますが、

この時に一匹の亀が迷い込んできて書状の上に黙って居座ってしまいます。

この亀の姿を見た直虎はあることを思い出して作戦を思いつくことに。

さてその作戦は一体なんなのでしょうか。

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

さて直虎は一体亀の姿に何を見出し、どんな作戦を展開していくのでしょうか。

また方久の命はどうなるんでしょうか。

そして徳政令事件は一体どのような結末を見ることになるのでしょうか。

史実ではこの徳政令事件は井伊家にとって思いもよらない事件へと発展してしまいます。

徳政令事件がきっかけとなってしまい、

井伊家は今川家から内政介入されることになるのですが、

かなり後の話になります。

そしてこの内政介入がきっかけである人物が幅をきかせていくことになるのです。

上記の史実をどのようにして大河ドラマおんな城主・井伊直虎は放映していくのか

今から楽しみであり、どうやってわかりやすく視聴者に伝えることが出来るのか、

不安でもあるレンでした。

 

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

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