よかミカンの三国志入門
夷陵の戦い




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

袁渙の「政治力」がスゴイ!はちみつおじさん袁術と虎の如き強さを持った呂布を大人しくさせた政治とは?

この記事の所要時間: 230




 

はちみつおじさん袁術(えんじゅつ)に正論を放っても疎まれず信頼され、

虎の如き強さを持っていた呂布の脅しに屈しなかった袁渙(えんかん)

三国志を知っている人でもほとんど聞いたことのない魏の文官ですが、

政治家として非常に優秀な人物だった袁渙ですが、

どれくらい優秀な人物だったのでしょうか。

今回は袁渙がどのような政治を民衆達へ施していたのかをご紹介します。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:袁術の前をガン無視で通り過ぎた漢達が予想以上に多かったのでまとめてみた




曹操に仕える

 

袁渙ははちみつおじさん袁術の元で仕官しておりましたが、

呂布軍にとっつかまってしまいます。

そして呂布に強制的に仕えることになるのですが、呂布が曹操軍に敗北して処断されると

陳羣(ちんぐん)張遼(ちょうりょう)らと一緒に曹操に仕えることになります。

呂布が敗北した時に陳羣らは平伏して曹操を迎えたそうですが、

袁渙は敗北者として曹操を迎えずに対等の礼をして彼を迎えたそうです。




屯田を嫌って逃亡する民衆の意向を汲んだ進言

 

曹操は軍の兵糧を確保するために自らの領地で頻繁に屯田(とんでん)を開始。

屯田を行う為に民衆を募集するのですが、

屯田を嫌った民衆は募集に応募することなく逃亡していったそうです。

この状況を聞いた袁渙は曹操へ「民衆は元から住んでいた場所から離れたくないものです。

そのため強制的に移住させられることを非常に嫌い、

この性質を直すことはすぐにできないでしょう。

そこで殿には民衆の意向を汲んで、

屯田に参加したい民衆だけを取り入れて参加したくない民衆には、

屯田を強制的に参加させないようにお願いしたいと思います。」と進言。

曹操は袁渙の進言に納得してすぐにこの進言を採用することにします。

この結果民衆達は曹操の布令に大いに喜んだそうです。

 

【PR】三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

民衆の教化を第一に

 

袁渙は曹操から梁国(りょうこく)の相へ任命されることになります。

彼は梁国へ赴くと彼が統治することになる各県へ「旦那を亡くした妻、

妻を亡くした旦那、高齢者を慰め、孝子・貞婦を称えよ。

今天下は各地で群雄が争っている状況のため、

我らが礼を用いて民衆達を教化(人を教えていい方向へ導くこと)することは非常に難しい。

しかしわれらがおこなえば民衆もしっかりと応えてくれるはずだ。」と布告。

この布告を第一義にして各県を治めさせた結果、

領内は非常に治安が良くなり住みやすい都市へ変貌することになります。

その後彼は梁国の相を病によって辞任することになるのですが、

彼が梁国から去る時に民衆は大いに悲しんだそうです。

 

恩義に厚い

 

上記は袁渙がどのような政治を持って統治してきたのかをご紹介しました。

そんな彼ですが、恩義に厚い人物であったことをご紹介して終わりにしたいと思います。

袁渙は梁国の相を病が原因で辞任した後、中央で活躍することになります。

そんな中、劉備が白帝城(はくていじょう)で病にかかって亡くなったことを知ります。

魏の群臣達は劉備死すの情報を知ると大いに喜び合っていたそうですが、

彼は群臣達と一緒に喜び合うことをしませんでした。

その理由は劉備に一度仕えた事があったからだそうで、

敵国の君主が亡くなって群臣達が皆喜んでいる最中、

一人沈黙を守っていればどんな噂を流されるかわかったものではありません。

下手をすれば謀反人扱いにされるかもしれません。

しかし彼は劉備に一度使えたことがあるという理由だけで、

喜ばず哀悼の意を持っていたのかわかりませんが、

沈黙していたのは劉備に相当の恩があったからではないかと推察する今日このごろです。

 

関連記事:三国志の主人公の劉備の魅力について、これでもかというほど語るよ

関連記事:三国志の劉備玄徳は本当に民や武将から慕われてた?

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

三国志を知っている人でもほとんどその名を聞いたことがない人物・袁渙。

袁術・呂布・劉備・曹操から高評価を得ていた人物であり、

政治に関しても民衆の事を思って統治していたにも関わらず有名じゃないのは

なんだがかわいそうな気がするんでするのはレンだけでしょうか。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志魏書2 今鷹真・井波律子著

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:呉の諸葛恪が目指した政治は孔明のパクリだった!?

関連記事:三国志を否定するのは呉の張昭?三国間の不毛な争いを終わらせようとした政治家

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 関羽も丸暗記した春秋左氏伝はどうして人気があるの?
  2. 公孫度(こうそんたく)とはどんな人?幸運に恵まれ、遼東の王になっ…
  3. 趙雲の墓は存在するの?中国の三国志観光スポット旅行
  4. 張儀(ちょうぎ)とはどんな人?合従策に対抗した外交策を立て歴史に…
  5. 【正史三国志から見る】謀反人にされてしまった魏延は本当に反逆する…
  6. 要離(ようり)とはどんな人?呉王・闔廬の為に身命をとした刺客
  7. 【真田丸特集】バツイチ女性が好きだった曹操と家康!
  8. 劉焉(りゅうえん)ってどんな人?益州に独立国を建国した漢

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. どうして魏は最強なのに、天下を統一できなかったの?
  2. 司馬懿は何で諸葛亮宛に黄権を好評した手紙を送ったの?
  3. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース21記事【7/24〜7/31】
  4. 潘濬(はんしゅん)とはどんな人?劉備から孫権に主を代えるも孫権に忠義を尽くした硬骨漢
  5. 【魏の歴史事件簿】曹魏の4代皇帝曹髦の時代起きた事件をざっくりご紹介!?
  6. はじめての三国志 4コマ劇場 「楽進と張遼の息子による父親の武勇伝自慢」

三國志雑学

“はじめての三国志150万PV" “広告募集"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

三国時代の船はどうなっていたの?三国志の海戦は目的別に船が用いられていた キングダム休載スペシャル!楊端和完全勝利シナリオを解説 西郷慎吾(従道)はどんな人?大器だが能天気な西郷どんの弟 【告知】諸葛亮孔明 VS 韓信夢の対決実現!前夜祭の両者インタビュー 【ネオ三国志】第8話:新たな人材と張繡軍との再戦【蒼天航路】 【シミルボン】残念、五虎将軍になった時にはピークを過ぎていた馬超 【センゴク】西の覇者毛利水軍vs織田水軍の戦い「木津川口の戦い」 乱世の奸雄・曹操の初陣はどんな戦いをしてたの?

おすすめ記事

  1. 【新連載予告】『まだ漢王朝で消耗してるの?』はどんな内容なの?
  2. 沙摩柯(しゃまか)とはどんな人?武蛮族の王が甘寧を討ち取り呉を恐怖に陥れる
  3. 【初心者向け】本田圭佑が憧れている曹操(そうそう)という人はどんな人だったの?
  4. 58話:水鏡先生曰く、劉備に足りない人物って誰の事?
  5. なんで曹操は人妻が好きなのか?人妻と付き合いたがる男性の心理
  6. キングダム(春秋戦国時代)には核兵器は存在した?葵丘の盟とオバマ大統領の広島訪問
  7. 劉備と呂布を仲たがいさせよ!二虎競食の計
  8. 【晋の皇帝 司馬炎の悩み】司馬家の後継者問題

はじさん企画

袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志"
“邪馬台国"
PAGE TOP