編集長日記
北伐

はじめての三国志

menu

三国志式ライフハック

三国志と夏の風物詩「蚊」は古代中国の偉人も苦労していた

この記事の所要時間: 314




 

梅雨を過ぎると、間も無くやってくる夏、夏休み、盆踊り、花火大会、海水浴

色々ありますが、この季節にピークを迎えるのが、あのうるさい蚊です。

さて、三国志の時代には、この蚊にはどのように対処していたのでしょうか?

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【すこやか三国志】やばい!乗馬をやめてデブった董卓と劉備




春秋戦国時代 斉の桓公はすでに蚊帳を使っていた

 

キングダムの時代でもある春秋戦国時代の最初の覇者、斉の桓公(かんこう)はすでに

翡翠(ひすい)のような光沢の紗(しゃ)で蚊帳(かや)を編んで吊っていたようです。

それより4百年後の荘子(そうし)は、蚊の襲来に悩まされたらしく、

 

「蚊虻豽膚 則通夕不寐矣」外編・天運編

 

蚊に咬まれて一晩中寝付けないと詩を読んでいます。

ここから見ると、まだ蚊帳は贅沢品で王侯貴族しか使っていなかった

という事情が見て取れますね。




晋の時代の蚊賦

 

三国志よりも少し後の晋の時代には、蚊の賦(うた)という漢詩があります。

そこには、同じように蚊の迷惑について

 

「餐膚体以療飢 妨農功于南畝 廃女工于杼機」

 

意訳:蚊は私達から血を吸って空腹を満たし、

男は畑仕事を妨げられ、女は機織りを辞めてしまうのだ。

 

というように、かなり非難がましい事を詠んでいます。

当時から、相当数、蚊は存在していたのでしょう。

晋の時代でこれなら、三国志の時代も人々は蚊に悩まされた筈です。

 

蚊に負けてはいられない、様々な撃退グッズ 野草

 

もちろん人間はバカではありませんから、蚊の横暴を放置しません。

様々な蚊撃退グッズを編みだして対抗しました。

例えば、家の周辺に香りが強く、蚊の嫌う植物、アラセイトウ

ホウセンカ、七里香、トンキンカツラ、ラベンダーなどを植えています。

これらは蚊よけになるだけでなく、良い香りで人を楽しませました。

 

蚊撃退グッズ 香袋

 

携帯蚊除けとしては、香袋も用いられました。

袋の中には、ハッカ、シソ、ショウブ、ウイキョウなど香りが強い

薬草を入れて蚊が寄りつかないようにしたのです。

この香袋なら、三国志の時代にも登場していますね。

 

今でいう、野外活動の時の虫よけグッズのような感覚で、

当時の人も利用した事でしょう。

 

 

蚊撃退グッズ 吸蚊灯

 

日本では、馴染みがありませんが、吸蚊灯という道具もあります。

いつ頃から使われているか定かではありませんが、吸蚊灯は

陶器で出来ていて側面と上部に通気の為の穴があいています。

 

中で火を灯すと、火は暖められた空気と共に上に昇っていき、

側面の穴から冷えた空気が吸い込まれます。

蚊は僅かな空気の揺れでも吸い込まれるので、吸蚊灯の近くを

通ると吸い込まれて焼け死ぬのです。

 

今の電気式の害虫誘因器のようなものではないでしょうか

 

 

蚊撃退グッズ 元祖蚊取り線香 ヨモギを燃やす

 

一番、単純で効果抜群なのが、ヨモギを刈ってきて、室内で燃やす事です。

ヨモギというのはお灸に使う、あのもぐさの事でもあります。

 

これは、三国志の時代から存在した事が確実で、蚊が酷い時には、

関羽(かんう)も劉備(りゅび)も曹操(そうそう)も、

ヨモギを燃やして室内の蚊を燻し殺したのです。

 

 

蚊を甘くみてはいけない

 

たかが蚊と甘く見てはいけません、蚊は伝染病などを媒介し、

年間に人類を75万人も殺傷している人類の最大の敵なのです。

※2位は人類で47万5000人

 

俗説ではありますが、あのアレキサンダー大王も宴会の最中に、

蚊に刺されてマラリアを発症して死んだとも言われています。

最近では、新種の恐ろしい伝染病もありますし、

簡単に考えないで蚊対策をした方がいいですよ。

 

三国志ライターkawausoの一言

 

kawausoは、汗っかきのせいか、よく蚊に刺されますので、

電池式の蚊取り線香が欠かせません。

ライティングをしていて、気分が乗っている時に刺されると

痒みでイライラして作業が止まるので必需品デース。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:【転職面接を攻略】呂布、陳琳、孔明に学ぶ面接必勝法

関連記事:【転職で悩んだら】転職の不安は呂布マインドで吹き飛ばせ!

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

kawauso

kawauso

投稿者の記事一覧

三度の飯の次位に歴史が大好き

10歳の頃に横山光輝「三国志」を読んで衝撃を受け
まずは中国歴史オタクになる。
以来、日本史、世界史、中東、欧州など
世界中の歴史に興味を持ち、
時代の幅も紀元前から20世紀までと広い。
最近は故郷沖縄の歴史に中毒中、、

好きな歴史人物:

西郷隆盛、勝海舟、劉邦、韓信、、etc

何か一言:

歴史は現在進行形、常に最新のジャンルです。

関連記事

  1. 曹操も劉備もこれで学んだ?漢の時代の教科書と学校
  2. 知らないと貴方も騙される!龐統の心の誘導テクニックが使えるのでこ…
  3. 三国志の人々の精神に影響を与えた論語(ろんご)って何?
  4. 飛信隊はどのような構成だったの?史実をもとに強さも考察
  5. 27話:良い事が無かった曹操に勝機が訪れる!青州兵誕生秘話
  6. 馬超や曹操と因縁が深い氐族(ていぞく)
  7. 59話:文武両道、義侠心に厚い漢 徐庶(じょ しょ)は劉備と出逢…
  8. 【真・三國無双8】新キャラ周倉(しゅうそう)とはどんなキャラ?実…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 【初めての戦国史】武田家を継いだ晴信に新たな試練が訪れる
  2. 留賛(りゅうさん)とはどんな人?自ら足の筋を切断し治療をした呉の英雄
  3. みんな大好きウ◯チの話!三国志時代のトイレ事情
  4. 竹中半兵衛重治と黒田官兵衛はどっちが凄かったの?
  5. 九州制覇へ向けて驀進するぜ!島津家棟梁・島津義久の九州制覇戦
  6. 黒田家を支え続けた後藤又兵衛はなぜ出奔することになったの?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

盧綰(ろわん)とはどんな人?劉邦の親友でもあり辛苦を共にした男 キングダム時代に活躍した法家 商鞅と韓非はどんな人? 霍峻(かくしゅん)とはどんな人?劉備の益州乗っ取りの明暗を分けた名将 【はじめてのセンゴク】毛利家の暗躍と荒木村重の反乱 【真田丸特集】司馬懿と秀吉、大返しで天下を手繰り寄せる! 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース21記事【3/27〜4/3】 『三国志』人気を数字から考えてみる 三国志時代のセキュリティはどうなっていたの?何でもかんでも機密保持じゃい!

おすすめ記事

  1. 52話:袁紹を破った曹操は、中原最強の勢力に成長
  2. 呂布、関羽の愛馬・赤兎馬が気になってたまらない
  3. 九州制覇へ向けて驀進するぜ!島津家棟梁・島津義久の九州制覇戦
  4. 知らないと貴方も騙される!龐統の心の誘導テクニックが使えるのでこっそり教えちゃいます!
  5. 木牛流馬って何?孔明の発明で輸送問題が解消し北伐で大活躍?
  6. 梁鵠(りょうこく)とはどんな人?魏の宮殿を飾った全ての題字を書いた文化人
  7. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース27記事【2/13〜2/19】
  8. 袁術が天下を獲るためにみんなで考えよう【第3回】

はじさん企画

帝政ローマ
広告募集
特別企画


袁術祭り

異民族
諸子百家
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP