【映画・関ヶ原を100倍楽しめる】司馬遼太郎の歴史小説「関ヶ原」の魅力をたっぷりご紹介


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2017年8月26日誰もが知っている「関ヶ原」の誰も知らない真実に迫るテーマに

「関ヶ原」が全国の映画館で放映されることに決まりました。

豪華キャストが映画・関ヶ原に登場することになります。

 

 

関ヶ原の主人公の一人・石田三成(いしだみつなり)を演じるのは

大河ドラマ・黒田官兵衛(くろだかんべえ)で黒田官兵衛役を務めたV6の岡田准一です。

そして関ヶ原のもう一人の主人公・徳川家康を演じるのは,

実力派の俳優として多くのドラマに出現している役所広司。

他にも三成の恋人・初芽役を有村架純、

三成の重臣として活躍した島左近(しまさこん)を平岳大が演じており、

豪勢な顔ぶれになっております。

映画・関ヶ原の原作は司馬遼太郎が書いた名作「関ヶ原」ですが、

一体どのような物語なのでしょうか。

今回は原作であり、司馬遼太郎の関ヶ原の魅力をたっぷりとご紹介しましょう。

(写真引用元:関ヶ原公式サイト


そもそも司馬遼太郎っていったい誰なの!?

(写真引用元:wikipedia 司馬遼太郎)

 

原作・「関ヶ原」の魅力をお伝えする前に,

そもそも原作者である司馬遼太郎の名前を聞いたことがあるけど,

いったい誰だか知らない人も多いかと思います。

まずは原作者である司馬遼太郎がどのような人物が略歴をお伝えしましょう。

司馬遼太郎は戦国時代、幕末、明治時代、などの作品を執筆して、

人々から多くの共感を買った歴史小説家です。

司馬遼太郎は歴史を鳥瞰して小説を描く事から「司馬史観」と言われ、

一小説家が歴史に対して大きな影響を与えています。

 

 

 

司馬遼太郎の代表作品は竜馬の生涯を描いた「竜馬がゆく」、

新選組や徳川慶喜など幕末の時代を描いた「燃えよ剣」、

 

 

織田信長・斎藤道三・明智光秀の三人を描いた「国盗り物語」で歴史小説家として躍進。

 

 

その後も明治日本の幕開けから日露戦争の勝利までの歴史を明治時代を代表する

秋山好古・秋山真之・正岡子規を主人公に据えて明治の歴史を描いた「坂の上の雲」、

 

 

幕末の長岡藩と長岡藩の家老・河井継之助を主人公として描いた「峠」、

豊臣政権の滅亡と大阪城落城までを徳川家の間者の視点から描いた「城塞」など

多くの作品を世に送り出します。

このように多くの名作をこの世に残した司馬遼太郎の概略をざっくりとご紹介しました。

司馬遼太郎がどのような人物であったのか少しお分かりになったのではないのでしょうか。

ついでに司馬遼太郎のペンネームは、

史記を書いた司馬遷(しばせん)に影響されて付けたそうです。

 

(写真引用元:関ヶ原公式サイト

 

さてここから司馬遼太郎が描いた名作であり

今夏映画化される「関ヶ原」の魅力を伝えていきたいと思います。


司馬遼太郎の関ヶ原の魅力その1:多くの人物に光を当てることで、関ヶ原の戦いを多角的に見ることができる

 

 

関ヶ原の戦いは南は九州から北は青森に存在している全国の大名が東西に分かれ、

関ヶ原という小さな場所に集まって合戦を行っており(関ヶ原の戦いに参加していなくても、

多かれ少なかれ三成・家康に関与している)多くの人間がこの戦いに関与しております。

司馬遼太郎が描いた「関ヶ原」は、

豊臣家官僚である主人公・石田三成と

日本最大の領土を保有している徳川家康に焦点を当てている歴史小説です。

しかし司馬遼太郎は「関ヶ原」で三成、家康だけを取り上げて、

ストーリーを構成しているのではありません。

司馬遼太郎は関ヶ原に関与した多くの大名・小名に光を当てて心情を描いております。

主役ではない人物をピックアップすることで、

どのような気持ちで三成・家康に味方したのかがわかり、

関ヶ原の戦いを多角的な視野で見ることができます。

では司馬遼太郎はどのような人間をピックアップして、

関ヶ原に登場させているのか一例を上げてご紹介しましょう。


関ヶ原本戦に参加していない人物や影響を及ぼしていない人物をピックアップ

 

司馬遼太郎は上記で色々な人物に光を当ててピックアップしていると述べましたが、

どのような人物に光を当てているのでしょうか。

一例を上げると田丸直昌(たまるなおまさ)という小さい領土しか持っていない小名です。

この人は関ヶ原の戦いに大きな影響を及ぼすような人物ではありませんが、

豊臣家に反旗を翻すことをよしとせず、

大衆心理に逆らって家康に敵対する行動を取っております。

また関ヶ原の戦いに参加していない人物にも光を当てており、

九州地方に領土を持っている黒田官兵衛(くろだかんべえ)は、

関ヶ原の戦いに参加していませんが登場しております。

更に関ヶ原の戦いに参加しないで南宮山で東西の戦いを見ているだけだった

長宗我部盛親(ちょうそかべもりちか)や豊臣恩顧の大名である福島正則など

多くの人物の心情を表しながら描いていおります。

このように全国各地の大名・小名を巻き込んだ関ヶ原の戦いを三成・家康の視点で

捉えるのではなく、

多くの人物達からを登場させることで多角的な視点で関ヶ原を描いている点が、

非常に魅力的と言えるでしょう。

映画・関ヶ原ではこの魅力をたっぷりと視聴者に伝えてくれるに違いありません。


  

司馬遼太郎の関ヶ原の魅力その2:石田三成の見方が変わる!?

 

みなさんは石田三成といえばどのようなイメージを持っていますか。

豊臣秀吉の威を借りて気に入らない者を排斥していく官僚。

または戦が下手な文官というイメージを持っているのではないのでしょうか。

史実の石田三成は「へいくゎい者=横柄者」として福島正則(ふくしままさのり)や

加藤清正(かとうきよまさ)などの武将達から陰口を叩かれて嫌われていたそうです。

しかし司馬遼太郎の関ヶ原はラストでこの嫌われ者・石田三成が起こした関ヶ原に対して、

総評を下した人物がおりました。

その人物は黒田官兵衛です。

 

黒田官兵衛が石田三成を総評

 

官兵衛は関ヶ原の戦いが終わった後、

家康に招かれて京都で少しの間過ごすことになりますが、

三成の恋人だった初芽と出会います。

官兵衛は「あの男はたった一つのことに成功した。

それは豊臣政権の滅びにあたって三成などの寵臣までもが、

家康に走って媚を売ったとなれば世の人の姿は崩れ、人はけじめを失う…。

(司馬遼太郎関ヶ原から抜粋)」と初芽に語りかけております。

レンは関ヶ原の最後の一ページに書かれているこの言葉を見てその通りだと思いました。

秀吉に可愛がられた武将達は皆家康に味方して

(三成が憎くて豊臣政権を滅ぼそうとしていたわけではないが、

結局は関ヶ原の戦いで敗北した豊臣軍は関ヶ原の戦い以降、

豊臣の領土を一気に削られることになり滅亡への道を歩んでいくことに)

石田三成(豊臣政権)を討ち滅ぼそうと躍起になっておりました。

しかし三成が敢然と家康に立ち上がったことで、

当時の日本の社会に「信義」や「忠義」について問題提起をしております。

この関ヶ原の戦いを起こした事によって三成の名は、

歴史に刻まれることになったのではないのでしょうか。

レンは映画・関ヶ原でこの官兵衛と初芽のシーンをぜひ取り入れて欲しいと思っております。

 

戦国史ライター黒田レンの独り言

 

レンはこの司馬遼太郎が書いた関ヶ原の小説を広辞苑ほどの大きな本で購入しました。

当時の小説としてはかなり高い破格の値段でした。

この小説との出会いはある書店で大きな幅を取って、

ポツンと置かれていたこの関ヶ原の小説がどうしても気になり、

手に取って立ち読みしてみると面白くて購入を決意しました。

当時のレンは高校生でバイトし始めた頃であまり収入がなかったので、

かなり高かったのですが思い切って購入したことを覚えております。

現在は文庫版で販売されているので安心して購入してください。

思い出深い司馬遼太郎の小説・関ヶ原が映画で公開されるとは考えていなかったので、

どのような仕上がりになるのか今から非常に楽しみで仕方ありません。

まだ全国で放映されるまでには時間があるので、

皆様も原作・「関ヶ原」を読んで予習してみてはいかがでしょうか。

 

映画「関ヶ原」の予告ダイジェスト

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