法正特集
if三国志




はじめての三国志

menu

三国志の雑学

劉焉(りゅうえん)は何でド田舎の益州を選んだの?ちゃっかり独立を企んでいた?




 

三国志は魏・蜀・呉の三つの国が争った時代ですが、

蜀と呼ばれる地域は三国志・後漢王朝終期はド田舎と言っていい場所でした。

益州へ向かうには漢中から向かう方法と荊州(けいしゅう)経由で行く方法がありましたが、

漢王朝や魏王朝があった中原から見れば周りを山に囲まれたド田舎でした。

この地方を領有していたのは三国志の時代は劉備ですが、

劉備の前は劉焉(りゅうえん)劉璋(りゅうしょう)親子が保持していた土地でした。

劉璋の父・劉焉は後漢王朝の皇帝・霊帝(れいてい)に志願して、

益州へ向かう事になるのですが、

彼は王族であるにも関わらずこのようなド田舎を選んだのでしょうか。

彼がこの地を選んだ理由は○○になろうとしていたかもしれないからです。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:全中が泣いた!益州のボス・劉璋の最後は実に感動的だった!




乱れに乱れた後漢王朝に見切りを付ける

 

劉焉は前漢時代の恭王の末裔とされており、

劉備のように王族の端くれなのかはっきりとしない人物ではなく血統書付きの王族です。

彼は南陽太守や冀州(きしゅう)の刺史などの職歴を持っておりましたが、

学問を教えてくれた先生が亡くなってしまったので、

彼の喪に服するために官職を捨てて故郷へ帰ることにします。

彼が先生の喪に服している間に後漢王朝は、

霊帝によって政治がどんどんダメになっていきます。

劉焉は後漢王朝がこのまま崩壊してしまうのではないかと不安になり、

霊帝に幾度か政治をしっかりと行った方がいいのではないかと提案しておりましたが、

全く効き目がありませんでした。

そのため彼は後漢王朝に見切りをつけて遠くの地に行こうと考えます。




交州の刺史の位をお願いするが・・・・

 

劉焉は腐敗していく後漢王朝に見切りをつけて遠くの地に行こうと考えます。

彼は南の地にあるド田舎・交州の刺史(こうしゅうのしし)に

任命してもらうよう朝廷へお願いします。

しかし彼はある人物から耳より情報を聞いたため交州刺史の位ではなく

益州へ行かせてもらうように朝廷へお願いします。

さて劉焉が聞いた耳より情報とは一体何なのでしょうか。

 

【はじさん編集部】編集長kawausoの奮闘日記も絶賛公開中!

 

侍中からの耳より情報

 

劉焉は侍中・董扶(とうふ)という人物から「益州には皇帝の気が流れております。」と

囁かれます。

劉焉はこの耳より情報を聞いて交州へ向かうことをやめて益州の刺史にしてくれるよう

朝廷へお願いします。

そしてこのお願いはすんなりと聞き届けられることになります。

 

霊帝から益州統治をしっかり行うように頼まれる

 

劉焉の益州行きが決まった当時の益州はボロボロの状態でした。

益州を統治していた刺史は税金を無闇にとって私腹を肥やしている状態で、

民衆は非常に疲弊しておりました。

劉焉の益州行きが決まると霊帝から直々に勅をもらうことになります。

霊帝は勅を劉焉に与えた後「前益州刺史が民衆から多額の税金をとって、

私腹を肥やしたせいで民衆達は疲弊している。

君にはしっかりと益州を統治して欲しいと考えている。」と命令を受けます。

この命令を受けた劉焉は益州に行くと民衆達が、

安心できるような政治を心がけていくと共に自らの野望達成のために、

着々と準備を始めたらしいです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

今回は劉焉が益州を選んだ理由をご紹介しました。

彼が益州を選んだ理由は

1:皇帝の気が益州にあるから

2:1の耳より情報をきっかけ賭して後漢王朝から独立を果たすため

上記二つの理由から彼は益州を赴任地として選んだ理由です。

さて劉焉は益州に向かった後どうしたのでしょうか。

彼は五斗米道の教祖である張魯を派遣して漢中を占領させて、

洛陽や中原に向かう道を切断させてしまいます。

そして彼は後漢王朝へ連絡できない状態を作り上げると

後漢王朝から独立するために力を蓄えていったそうですが、

病に倒れてしまいあっけなくなくなってしまったそうです。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:【一触即発】益州の争奪をめぐって劉備と孫権が対立しそうだった

関連記事:【魏の陣営・趙戩と傅幹の討論】劉備は益州を攻略できるの?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

投稿者の記事一覧

横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

関連記事

  1. 皇帝に就任した曹丕 【第三次濡須口の戦い】曹丕の火事場泥棒から起きた最期の激戦
  2. 幕末 魏呉蜀 書物 裴松之が注をつけていなかったら『三国志演義』は生まれなかった!?…
  3. 織田信長 【信長の野望】織田信長は、天皇家を取り込もうとしていた!?
  4. 王賁 【キングダム ネタバレ注意】秦・中華統一後、王賁(おうほん)は今…
  5. 撃剣を使う曹丕 宮本武蔵や土方歳三のような剣豪が三国志時代にも存在した?後漢末期…
  6. 王昭儀 王昭儀、曹操に愛され曹丕に大事にされた世渡り上手な女性
  7. 高順(こうじゅん)ってどんな人?張遼と双壁を為す呂布軍の名将
  8. 赤壁の戦い 曹操 曹操「赤壁で負けてなんていないんだからねっ」

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. はじめての三国志 画像準備中
  2. チンギス・ハン
  3. 北伐する孔明
  4. 子供時代の桃園三兄弟
  5. 賈詡
  6. 大久保利通 幕末

おすすめ記事

  1. 許靖(きょせい)とはどんな人?天才軍師・法正が認めた蜀の名士
  2. 【三国夢幻演義 龍の少年】深いい解説その6「変遷」 三国夢幻演義バナー 龍の少年
  3. 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース13記事【9/18〜9/24】
  4. キングダムネタバレ571話「デッドライン」レビュー解説
  5. 【ネオ三国志】第3話:徐州の牧・劉備と兗州の騒乱
  6. 三国夢幻演義 龍の少年 第4話「地獄の淵で」配信日が決定しました 三国夢幻演義バナー 龍の少年

三國志雑学

  1. 長安(俯瞰で見た漢の時代の大都市)
  2. 陸遜
  3. 曹操
“はじめての三国志150万PV" はじめての三国志コミュニティ総合トピック
“広告募集"

はじめての三国志 書籍情報


著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 陶謙
  2. 上杉謙信
  3. 馬謖に魏打倒を叩き込む諸葛亮孔明

おすすめ記事

信陵君 【戦国四君物語】史記から見てみた魏の信陵君ってどんな人? 【キングダム】河了貂(かりょうてん)は本当にポンコツなのか?検証してみる 関羽に手紙を送る陸遜 美髯公とは何?ヒゲを見るだけで三国志がわかる!男のシンボル『ヒゲ』はどこから来てどこへ行くのか。 最弱武将と対峙する張飛 張飛に怒鳴られて落馬して死んだ武将、曹丕の粋な計らい等、三国志を彩る変わった武将たち 司馬懿と曹操 【軍師連盟】司馬懿は曹操の仕官の誘いを何で断わったの? 幕末 魏呉蜀 書物 【笑林】日本の昔話「芋ころがし」のルーツ? 人まねで失敗した話 司馬懿 【軍師連盟】司馬懿は遼東遠征の時なんで大虐殺をしたの? 周公旦(しゅうこうたん)とはどんな人?周王朝の基礎を固めた功臣

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集
“西遊記"

“三国志人物事典"

PAGE TOP