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劉焉(りゅうえん)は何でド田舎の益州を選んだの?ちゃっかり独立を企んでいた?

この記事の所要時間: 218




 

三国志は魏・蜀・呉の三つの国が争った時代ですが、

蜀と呼ばれる地域は三国志・後漢王朝終期はド田舎と言っていい場所でした。

益州へ向かうには漢中から向かう方法と荊州(けいしゅう)経由で行く方法がありましたが、

後漢王朝や魏王朝があった中原から見れば周りを山に囲まれたド田舎でした。

この地方を領有していたのは三国志の時代は劉備ですが、

劉備の前は劉焉(りゅうえん)劉璋(りゅうしょう)親子が保持していた土地でした。

劉璋の父・劉焉は後漢王朝の皇帝・霊帝(れいてい)に志願して、

益州へ向かう事になるのですが、

彼は王族であるにも関わらずこのようなド田舎を選んだのでしょうか。

彼がこの地を選んだ理由は○○になろうとしていたかもしれないからです。

 

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関連記事:全中が泣いた!益州のボス・劉璋の最後は実に感動的だった!




乱れに乱れた後漢王朝に見切りを付ける

 

劉焉は前漢時代の恭王の末裔とされており、

劉備のように王族の端くれなのかはっきりとしない人物ではなく血統書付きの王族です。

彼は南陽太守や冀州(きしゅう)の刺史などの職歴を持っておりましたが、

学問を教えてくれた先生が亡くなってしまったので、

彼の喪に服するために官職を捨てて故郷へ帰ることにします。

彼が先生の喪に服している間に後漢王朝は、

霊帝によって政治がどんどんダメになっていきます。

劉焉は後漢王朝がこのまま崩壊してしまうのではないかと不安になり、

霊帝に幾度か政治をしっかりと行った方がいいのではないかと提案しておりましたが、

全く効き目がありませんでした。

そのため彼は後漢王朝に見切りをつけて遠くの地に行こうと考えます。




交州の刺史の位をお願いするが・・・・

 

劉焉は腐敗していく後漢王朝に見切りをつけて遠くの地に行こうと考えます。

彼は南の地にあるド田舎・交州の刺史(こうしゅうのしし)に

任命してもらうよう朝廷へお願いします。

しかし彼はある人物から耳より情報を聞いたため交州刺史の位ではなく

益州へ行かせてもらうように朝廷へお願いします。

さて劉焉が聞いた耳より情報とは一体何なのでしょうか。

 

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侍中からの耳より情報

 

劉焉は侍中・董扶(とうふ)という人物から「益州には皇帝の気が流れております。」と

囁かれます。

劉焉はこの耳より情報を聞いて交州へ向かうことをやめて益州の刺史にしてくれるよう

朝廷へお願いします。

そしてこのお願いはすんなりと聞き届けられることになります。

 

霊帝から益州統治をしっかり行うように頼まれる

 

劉焉の益州行きが決まった当時の益州はボロボロの状態でした。

益州を統治していた刺史は税金を無闇にとって私腹を肥やしている状態で、

民衆は非常に疲弊しておりました。

劉焉の益州行きが決まると霊帝から直々に勅をもらうことになります。

霊帝は勅を劉焉に与えた後「前益州刺史が民衆から多額の税金をとって、

私腹を肥やしたせいで民衆達は疲弊している。

君にはしっかりと益州を統治して欲しいと考えている。」と命令を受けます。

この命令を受けた劉焉は益州に行くと民衆達が、

安心できるような政治を心がけていくと共に自らの野望達成のために、

着々と準備を始めたらしいです。

 

三国志ライター黒田レンの独り言

 

今回は劉焉が益州を選んだ理由をご紹介しました。

彼が益州を選んだ理由は

1:皇帝の気が益州にあるから

2:1の耳より情報をきっかけ賭して後漢王朝から独立を果たすため

上記二つの理由から彼は益州を赴任地として選んだ理由です。

さて劉焉は益州に向かった後どうしたのでしょうか。

彼は五斗米道の教祖である張魯を派遣して漢中を占領させて、

洛陽や中原に向かう道を切断させてしまいます。

そして彼は後漢王朝へ連絡できない状態を作り上げると

後漢王朝から独立するために力を蓄えていったそうですが、

病に倒れてしまいあっけなくなくなってしまったそうです。

 

参考文献 ちくま文芸文庫 正史三国志蜀書 今鷹真・井波律子著など

 

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関連記事:【一触即発】益州の争奪をめぐって劉備と孫権が対立しそうだった

関連記事:【魏の陣営・趙戩と傅幹の討論】劉備は益州を攻略できるの?

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

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横山三国志を読んだことがきっかけで三国志が好きになりました。
その後の日本史・中国史を学びました。
またいろいろな歴史小説を読んでおります。
現在はまっている歴史小説は宮城谷昌光氏の劉邦です。

歴史人物:

張遼、孟嘗君、張作霖など

何か一言:

今年も頑張ってはじさん盛り上げていくにゃー!!

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