【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第30話「潰されざる者」の見どころをご紹介

2017年9月3日


 

 

井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。

武田信玄(たけだしんげん)は今川家を滅亡させるために同盟を破棄します。

そして駿河(するが)の今川家から独立した徳川家康(とくがわいえやす)は、

武田家と同盟を結んで東から今川家の領土へ攻撃を開始するため、

準備を行っていきます。

今川家にひたひたと押し寄せる滅亡への道。

そんな中、徳川と今川に挟まれていた井伊家は、

虎松(とらまつ)の母親・シノを徳川家へ人質として出した事で同盟を結ぶことに成功。

こうして井伊家保全の道標べを付けることに成功した井伊直虎ですが、

直虎の知らない所で今回も色々な動きがあるのです。

今回もおんな城主・井伊直虎の見どころをご紹介していきたいと思います。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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「潰されざる者」の見どころその1:小野政次の暗躍

 

駿府館(すんぷやかた)へ行っていた小野政次(おのまさつぐ)は、

今川家の内情と今後の方針を確かめた後ある事実を知り急いで井伊谷(いいのや)へ。

政次は井伊谷に到着するとすぐに井伊直虎へ

「直虎様。寿桂尼(じゅけいに)様と一体何をお話になったのでしょうか」と質問。

直虎は「寿桂尼様とは先代の直親(なおちか)との話をした。

その後寿桂尼様は涙を流しながら今川を助けて欲しいと頼んできたのじゃ。

これだけしか話していないが何かあったのか」と政次へ述べます。

すると政次は「寿桂尼様は井伊が今川から寝返るのか試したそうなのだ。」と

直虎へ語ります。

井伊直虎は政次へ「そうなのか。

しかし寿桂尼様と語り合ってから時間もかなり経っているし、大丈夫なのではないか。」と

安堵の言葉を漏らします。

政次は「大丈夫ならいいですが、気を緩めないようにしてください」と

直虎へ言い残して去っていきます。

政次にはもう一点気にかかっている事があり気賀(きが)にいるあの人物の元へ急ぎます。

政次はいったい誰の元へ向かったのでしょうか。

そして政次が気にしていたある人物が今川との密約を交わしていたため、

大変な事態を迎えることになるのです。

 

「潰されざる者」の見どころその2:あの命令が始動

 

井伊家に突然の珍客がやってきます。

その珍客とは今川家の重鎮としてその名を馳せている関口さんです。

関口さんは直虎へ「今川氏真様から命令を受けて今回やってきた。

氏真様は以前から井伊家の領民達から訴願されている事から、

徳政令(とくせいれい)をすぐに行うようにとの命令だ。」と井伊直虎へ告げます。

直虎はびっくりして「なんでそんなことを言い出すのです。」と問いかけます。

すると関口さんは直虎へ「君の所の家臣である瀬田方久(せたのほうきゅう)から、

井伊家が金を返してくれないと泣きつかれたからだ。」と理由を述べます。

直虎は「方久は借金を返済する猶予をくれるから井伊家の家臣としたのだ。

そんな事を言うはずがない」と反論。

しかし関口さんは「方久が言っているのだ。私には詳しいことはわからない」と

言って出て行ってしまうのでした。

直虎の元にやってきた小野政次は直虎へ

「徳川と今川の国境を井伊に任せるのを不安に思っていた寿桂尼様の計らいでしょう。

いきなり武力で井伊家を奪われるのではなく、

徳政令を出して要求されたのは今川の温情と言えるでしょう。」と述べます。

この政次の言い方に激怒した中野直之(なかのなおゆき)が政次へ掴みかかろうとします。

しかし直虎の制止によってなんとか二人の喧嘩を収めるのでした。

井伊直虎は今川が再び井伊家潰しをしてくることに対して、

どのように対応するべきなのか真剣に考えておりました。

直虎は必死に考えを巡らせた結果ある答えにたどり着くのです。

直虎が考えついた答えは一体何なのでしょう。

そして井伊直虎が必死に考えた答えによって、

井伊家は危機を乗り越えることができるのでしょうか。

 

「潰されざる者」の見どころその3:え!?どうしてなの!?

 

井伊直虎は思案をまとめると中野直之が「殿。祝田村や瀬田村などの民衆が、

関口さんの宿へ押しかけて徳政令を中止するようにデモをしているそうです。」と報告。

直虎はすぐに民衆のデモをやめさせるため関口さんの宿へ向かいます。

関口さんの宿に到着した直虎は民衆達が関口さんの家臣達に殴られている様子を見て、

びっくりしてしまいすぐにデモをやめるように言おうとした瞬間。

ある人物の家臣に取り押さえられてしまいます。

その人物とは直虎の幼馴染で井伊家の家老であった小野政次でした。

正次はなにか考えが有り直虎へ「俺を信じろ!!信じろおとわ」と耳元で力強くささやきます。

直虎は正次の言葉を信じて抵抗することをやめて引っ捕えられて行くのでした。

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

さて井伊直虎もかなり佳境に入っており、いつ何が起きてもおかしくありません。

史実ではこの今川家から催促された二度目の徳政令を井伊直虎が、

突っぱねることができずに受け入れ徳政令を発動することになります。

そしてこの徳政令を発動したことによって井伊家は滅亡寸前にまで、

落とされることになるのです。

大河ドラマ「おんな城主・井伊直虎」では直虎は今川からの二度目の

徳政令をどのように裁くのか。

そして井伊直虎はこの危機を乗り越えて井伊家を保全できるのか。

更に今川家の目付兼井伊家家老として嫌われながらも井伊家を守り抜いてきた小野政次。

政次は史実では徳川家康によって処刑されてしまうのですが、

井伊家を守るために一生懸命働いてきた政次が処刑されることになるのか。

その経緯を知るためにも今後のおんな城主・井伊直虎の動向を見逃すことができません。

 

井伊家を取り巻く諸大名の動き【今川氏真】編

 

さてここでは井伊家の動向も気になりますが、井伊家を取り巻く諸大名の今後の動きをご紹介していきたいと思います。

今回ご紹介するのは今川氏真(いまがわうじざね)です。

氏真は大河では武田と徳川の両方から挟み撃ちにされる状況に置かれております。

ここから氏真はどのような行動を取るのか先読みですが、ご紹介したいと思います。

氏真は井伊家の領土を取り込んだ後、武田信玄が駿河(するが)へ侵攻してくることに。

氏真は同盟者・北条家からの援軍がやってくるまで武田家に抗戦するつもりで、

国境へ向けて軍勢を率いて出陣。

しかし今川軍を率いて出陣した氏真は武田軍と戦う前に崩壊してしまうのでした。

なぜ今川家の軍勢は崩壊してしまったのでしょうか。

それは今川家の重臣達が武田家に寝返ってしまったためです。

今川氏真は武田軍と戦う前に軍勢が崩壊してしまったため、

武田軍がやってくる前に遠江(とおとうみ)の掛川城(かけがわじょう)へ撤退。

掛川城に篭城した今川氏真は今まで蹴鞠で遊んでいたバカ殿から進化を果たし、

篭城戦を戦い抜く戦国時代の大名として大変貌を果たすことになるのです。

その後掛川城篭城戦が佳境に入った時徳川家に城を明け渡します。

今川氏真は掛川城を開城した後同盟者であった北条家を頼って行くことになります。

そして今川氏真はなんと井伊直虎や武田信玄よりも長生きすることになり、

徳川家の家臣として人生を終えることになるのです。

人生とは一体何があるかわかりませんよね。

ざっくりとですが今川氏真の今後をご紹介させていただきました。

史実によると上記のように味方に裏切られてしまう可哀想な今川氏真ですが、

大河ドラマ「おんな城主・井伊直虎」では今川氏真が甲斐(かい)から

侵攻してくる武田軍に対してどのような対応をするのか。

そして未だ戦闘シーンを出していないおんな城主・井伊直虎は、

一体どこで戦闘シーンを出すのか。

もしかしたら大河史上初の戦闘シーンの無い大河ドラマが誕生するのかもしれませんね。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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