【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第29話「女たちの挽歌」の見どころ紹介

2017年8月7日


 

 

井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。

井伊家は今川家から気賀を任せられることになり、

直虎は瀬田方久(せたほうきゅう)を気賀の城主として任せることにします。

こうして気賀を手に入れることに成功した井伊直虎ですが、

駿府では大事件が勃発しておりました。

今川家は長年同盟を続けて武田家が今川へ敵対する行動を示すことに。

この武田家の動きに危機感を感じた寿桂尼は上杉と同盟することで、

武田の動きを牽制する外交策を成功させるのでした。

だがこの代償として寿桂尼の心臓の病が再発してしまい、

瀕死の危機にさらされておりました。

そして寿桂尼は最後の力を振り絞って己の死後、

今川家に仇なす者達を氏真に伝えていき粛清していきます。

井伊家も寿桂尼に今川に仇なす者として標的にされてしまうのでした。

井伊直虎は寿桂尼が亡くなる寸前であることを知ると

今川家に見切りをつけて新しい道を模索。

今回おんな城主・井伊直虎は井伊家・今川家にとって、

かなり大きな動きを見せることになること必須なること間違えないでしょう。

今回もおんな城主井伊直虎の見どころをご紹介していきましょう。

 

前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第一話「井伊谷の少女」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第二話「崖っぷちの姫」の見どころ

前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第三話「おとわ危機一髪」の見どころ

前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第四話「女子にこそあれ次郎法師」の見どころ

前回記事:【おんな城主 直虎を見逃した方必見】第五話「亀之丞帰る」の見どころ

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第六話「初恋の分かれ道」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第七話「検地がやってきた」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第八話「赤ちゃんはまだか」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第九話「桶狭間に死す」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十話「走れ竜宮小僧」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十一話「さらば愛しき人よ」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十二話「おんな城主直虎」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十三話「城主はつらいよ」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十四話「徳政令の行方」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十五話「おんな城主対おんな大名」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十六話「綿毛の案」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十七話「消された種子島」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第十八話 「あるいは裏切りという名の鶴」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第19話 「罪と罰」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第20話 「罪と罰」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第21話「ぬしの名は」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第22話「虎と龍」の見どころ紹介

前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第24話「さよならだけが人生か」の見どころ紹介

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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第29話「女たちの挽歌」の見どころその1:武田包囲網を形成するように徳川へ進言

 

井伊直虎は今川家と上杉家が同盟を結んだことを知り、

武田信玄(たけだしんげん)が今川へ攻撃を仕掛けないように牽制するため、

徳川へ武田と結ぶように進言を書いた手紙を作成。

直虎はこの手紙を龍潭寺(りゅうたんじ)の傑山(けつざん)へ

徳川に届けるよう指示を出します。

傑山は徳川家康へ直虎の手紙を見せると「了解した。

しかし即決することはできないから。数日考えてから返事を送るよ」と返答。

傑山は井伊谷へ帰還して直虎へ徳川家康の返答を報告します。

直虎は傑山から報告を受けて徳川家康が上杉・今川・徳川の三者同盟を結んで、

武田包囲網の形成に期待を膨らませることに。

井伊直虎が三者同盟を形成して武田家の動きを牽制できる状況ができるよう、

期待を持ちながら政務に励んでいると今川家から、

衝撃の知らせが舞い込んで来るのでした。

 



第29話「女たちの挽歌」の見どころその2:戦国大名として振舞った女傑がついに・・・・

 

今川氏親(いまがわうじちか)は奥さんを娶ります。

この奥さんこそ今川家にその身を尽くした寿桂尼です。

寿桂尼は今川家へやってきてから、

旦那・氏親、長男・今川氏輝(いまがわうじてる)、氏輝の弟・今川義元(いまがわよしもと)、

義元の息子・今川氏真(いまがわうじざね)の四代に渡って今川家を支えてきた女傑でした。

しかし寿桂尼も己の力を使い切って亡くなってしまいます。

井伊直虎は寿桂尼が息を引き取った事を知って衝撃と共に悲しむのでした。

そして直虎は寿桂尼のためにお経を読んで寿桂尼の御霊へ捧げます。

そんな直虎の元へ徳川の密使がやってきますが再び衝撃を受けることに。

 

第29話「女たちの挽歌」の見どころその3:戦の回避は不可能になり・・・・

 

徳川家の密使としてやってきた松下常慶(まつしたじょうけい)は井伊直虎と会見。

常慶は直虎へ「家康様からの密使をお持ちいたしました。お読みになってください。」と

家康が書いた書状を渡します。

直虎は家康が書いた書状を読んで衝撃を受けるのでした。

家康は直虎の進言を受けて今川・上杉の同盟に加わった武田家を牽制する同盟に加わることに決めていました。

しかし直虎からの進言の数日後武田家から、

名将・山県昌景(やまがたまさかげ)がやってきます。

山県昌景は家康へ「武田家は今川家へ東から攻め入るゆえ、

徳川家は西から今川家へ攻撃をかけて領地を拡大してはいかが。

その際、徳川と武田は大井川を境にして今川の領土を分割してはどうでしょう。」と提案。

家康はこの提案を受けて即決することをしないで家中で山県案と直虎案のどちらに従うか、

会議を開きます。

徳川の家中は山県案と直虎案のどちらにも魅力を感じており、

会議は紛糾してしまいまとまりませんでした。

だが酒井忠次が家康へ発言した事によって事態は激変することに。

 

第29話「女たちの挽歌」の見どころその4:徳川は武田と共同戦線することに。

 

徳川家の家老で徳川四天王として名高い名将・酒井忠次(さかいただつぐ)は、

家康へ「殿。ここは山県案に賛成して武田と共同戦線を行うべきです。」と提案。

家康は忠次の提案に答えを出さないで沈黙していると忠次が

「築山殿がいるから今川家と敵対できないのですか。」と強気な発言を行います。

家康はこの発言を聞いて黙っているわけに行かず武田と共同戦線を行う決定を下します。

常慶は直虎へ家康の決定の経緯を説明した後「徳川は今川と戦うことにしましたが、

井伊家は今川と一緒に我らの敵として認識していいのでしょうか。」と訪ねてきます。

直虎は「そんなことはない」と反論。

すると常慶は「そうですか。では徳川のお味方であることを示すため、

虎松様のご生母をこちらにあずけてはくれませんか。」と提案します。

直虎と同席していた南渓和尚(なんけいおしょう)は

「今川に形式上は臣従しているから三河へ人質を送ることはできない」と拒否。

すると常慶は「では我が松下家に着ていただけませんか。

我が兄が再婚者を探しているので」と再度三河へ虎松の母・シノを送るように提案。

井伊直虎は「虎松には父がいないんだ。その上母まで取られてしまえば、

あの子の悲しみはどうするのじゃ」と怒り気味に反論します。

しかし常慶は「とりあえず今日は帰るので、数日したらまたやってきますね」と

言って去っていきます。

果たして井伊直虎は虎松の母・シノを三河へ人質として送るのでしょうか。

 

第29話「女たちの挽歌」の見どころその5:シノが直虎へ激怒するも・・・・

直虎は常慶との会談が終了するとふたりの話を聞いていた小野政次がやってきます。

政次は直虎へ「もしシノ殿に話しにくいのであれば、私が伝えてきましょうか。」と

提案します。

井伊直虎は「いや。自分で招いてしまったミスだ。私が自分で伝えてくる」と

決意を政次へ述べるとその足でシノの元へ向かいます。

直虎はシノの屋敷に到着して今までの経緯を話し終わった後

「すまぬシノ殿。どうか三河へ言ってくれぬか。」とお願いします。

シノは直虎の話を聞き終わるとボロカスに直虎を攻め続けますが、

結局直虎の意見を聞き入れて三河へ向かうことに来ます。

しかし数日後虎松が直虎の元へやってきて「母は行きたくないと言っております。」と

反対意見を述べるのでした。

どうしてシノは行きたくないと虎松に伝えたのでしょうか。

気になる方は是非ご覧になるべし!!

 

大河ウォッチャー黒田レンの独り言

 

最後に今回最大の見どころとしては虎松とシノの別れがあります。

ここで大きく取り上げなかったのは、読者の皆様にぜひ見て欲しいからです。

涙を流すこと間違えない虎松とシノの別れ。

是非ご覧になってください。

さて今回大きく歴史が動く予兆を示した回となりました。

徳川は武田と共同戦線を組んで今川家へ攻撃を仕掛けることに決めます。

そして井伊家は徳川と同盟を結んで今川家から離脱する意思を見せます。

こうして今川家は危急存亡の時を迎えることになりますが、

起死回生の策はあるのでしょうか。

次回危急存亡の時を迎えた今川家が動き出すことになります。

一体どのように劣勢に立たされている状況を覆すのか。

気なる方は是非ご覧にあれ!!

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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