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kawauso編集長のぼやきVol.3「諦めるとは」

2018年4月25日


 

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あーー、kawauso編集長です。

昔からせめぎ合っている考え方に

「あきらめてはいけない」というのと

「あきらめて次に行け」というのがある。

 

なんでもそうだけど、短時間で結果が出るのは

カップラーメンやスピードくじ位なもので

何でも着手してから、結果がでるまでは時間がかかる。

 

いつ報われるか分からないから、

「あきらめよう」と「あきらめない」の2つの考えが

同じ根っこから芽を出すんだな。

 

前回記事:kawauso編集長のぼやきVol.2「サービス精神」

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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あきらめる中にあきらめない事を見出す

 

はじめての三国志も、読者に見てもらう事で、

収益を生み出す商業サイトだから

それこそ毎日毎日、集客数と利益グラフを見る。

 

4年もやってると、「もうpvは頭打ちじゃないか?」

「これ以上の三国志需要はないんじゃないか?」

そう思う事も数えきれない位にあった。

 

最初は、こんどのプランは完璧だと思ってだすけど

考えた程の集客が見込めないなんてしょっちゅうで

俺は商才がないと何度も思い知る・・

 

ようするにあきらめかける事がなんどもある。

あまりにあり過ぎて、最近は

「ああ、またか」と思うようになった。

 

でも、4年やって分かってきた事がある。

それは、あきらめる中にあきらめない事を

どうやって見出すかという事だ。

 

うまく行くの中にあるうまく行かないを取り除く

 

あきらめるというと、

今やっている事を全て投げ出して

全く新しい事をやる事だと考えがちだ。

 

でも本当は違う事が多い、

 

上手く行かないというのは、

全てが上手く行かないのではなく

大半は上手く行っている中に、

上手く行かないパーツが

幾つか挟まってしまっている事。

 

例えば、ラジコンが動かなくなった時は

全ての部品が壊れたわけではない。

よく調べてみると、タイヤに何か挟まってたり

ギアが噛み合ってなかったり

電流が絶縁していたり、色々な理由があり

そこを取り除くと、今まで故障していたのが

嘘みたいに走りだしたりする。

 

成功しないのは成功を阻害する

無駄なパーツが幾つか挟まっている。

それが原因なのだ。

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あきらめるよりキツイ部分的改廃

 

ただ、自分のやってきた作業の総点検は想像以上にしんどい

しがらみをバーッと捨てて、真っ白な状態から

構築するほうがずーっと楽だ。

 

小説や漫画を描いた事がある人は共感できるかもだけど

ああいうのは、描きだしが一番楽しいじゃない?

キャラクターを創造するのも凄く楽しい。

 

楽しい筈なんだよ、真っ新から造るんだから

でも、描き続けていってストーリーが行き詰まると

途端に内容の点検が必要になり、辻褄(つじつま)合わせが必要になり

エピソードを削ったり、キャラクターをカットしたり

苦渋(くじゅう)の選択が続いていく

 

でも、この作業を()ないと作品は完成しないんだな。

事業もおんなじで、自分達が自信満々で作り上げたモノを

再び点検して改廃を繰り返す。

 

これが出来る人はやはり少ない

それよりは、今まで積み上げたものを

美しい遺物として残して

すっぱりあきらめて次に行く人が多い。

 

あきらめず造り込んでいく楽しさ

 

これはと思って始めた事だから、

悪い部分は切り捨てて、善い部分を見極め

続けていきたいものだ。

例えマンネリと言われようと

マンネリする程続いているのは

凄い事だからな。

そういう意味では、部分部分ではあきらめつつ、

総体ではあきらめず、ひたすらに造り込んでいくのが

事業成功への近道なのかもしれない。

 

自分が生み出したモノの一部を

愛着を持って切り捨てていく事さえも

楽しいと感じられるようになるなら

それは、ホンモノと言えるかもねェ

 

なんていうのが、

三国志に4年間しがみついている

kawauso編集長のぼやきです。

それじゃ、また来週~!

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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