kawauso編集長のぼやきVol.30「環境マネジメント」

2018年10月31日


 

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あー、一週間のご無沙汰です、kawauso編集長じゃ!

なんだかんだで30回目を迎えた愚痴(ぐち)日記、

今回は、環境マネジメントについて考えてみます。

売れたいけど売れない表現者の皆さん、

一体何が足りないんでしょうか?

自分の事は棚に上げて書いてみます。

 

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監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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成功する人は時間を作り出す人

 

「アイデアは沢山あるんだけど書いている暇がない」

「作品はあるけど発表の場がないんだよ」

こういう仕事をしていると、上のような声をよく聞きます。

確かに、世の中には多忙で好きな事が出来ない人もいるでしょうし、才能があっても発表の場を得れない人もいるでしょう。

 

ところが反対に、多忙に見えるのに定期的に複数の媒体から多くの作品を世に出す人もいます。

これは、一体、どういう違いなんでしょうか?

 

 

 

自分でやらなくていい事を極力省いて書く環境を作る

 

著名な作家には、この作品は○○という温泉旅館で書き上げたなんて逸話がある人がいます。

あれは、風光明媚な場所で創作意欲がかきたてられるというより旅館は三食昼寝付きの温泉三昧だし、

昔だと、面倒な外部情報も遮断できたという事が大きいみたいです。

 

今でいうと、自分からビジネスホテルに缶詰めになり、作品が出来るまではチェックアウトしないというのに似ています。

これは何もしないで執筆に没頭できる環境を産みだしているのです。

編集長の好きな漫画家さんは、強制的に書く環境を作る為に、あえて漫画喫茶に常駐して漫画を描いたという人もいます。

ここで分かるのは多作な人は、作品を書くという作業以外、極力何もしないで多くの作品を産みだしているという事ですね。

 

日々の生活を工夫で楽しくする『三国志式ライフハック

三国志式ライフハック  

自分でも出来る非日常の作り方

 

それは、作家というかプロのやり方であって、アマチュアで他にやる事もある一般人には真似出来ない。

たしかにそれは、そうですが、これは環境さえ変えればいいのですからパソコン一台持って、ショッピングモールのフードコートや

Wi-Fi環境のある喫茶店やドリンクバーで作業する事でも達成できます。

環境を変える点で大きいのは、非日常の環境に置かれると、人の感覚は研ぎ澄まされ目の前の作業に集中できるという点です。

 

これは家では、だらけて何もしない人でも、職場では精力的に働くという事に通じるかも知れません。

ただ、最初は非日常でも慣れてくるとダレるので、ちょくちょく店舗を移動して非日常感覚を維持する工夫も必要ですね。

あえて、遠い場所に作業場所を設定して自転車やウォーキングで運動不足解消と組み合わせるのもいいでしょう。

 

 

本当に発表する場がないの?

 

自分の作品、ブログでupして数年経つけど、全然広がらないなこのような声もよく見かけます。

つまり、発信する場所がないという手詰まり感ですね。

でも、こういう人に多いのは、単一のブログでずーっと更新しているだけで他の媒体には、無関心な事が多いという事です。

 

ネット世界は、一見するとすべて繋がっているように見えますが、実際にはテレビなどに比べると、とてもタコツボ化した世界です。

Aという小説投稿サイトで大盛り上がりしている作品も、Bというサイトでは全く話題にも上らないという事もよくあります。

 

イメージで言うと、ネット空間は入り口が無数にあるマンションという感じです。

ネット利用者も、いつもいつも新しいサイトを訪問するわけではなく、いいなと思ったサイトをブックマークしてハシゴしている事が多いので、

壁一枚隔てた向こう側で盛り上がっている話は全く知らないというケースも珍しくありません。

 

つまり、単一のブログでばかり発信していても、そこを尋ねる習慣がない読者は何年経過してもやって来ないという事なのです。

 

一つに限らず、複数のブログを立ち上げて毎日更新でなくても、一日ごとに投稿していく、あるいは、youtubeやインスタグラムのような

日頃はやっていない媒体にも手を伸ばす。

あちらが来てくれない以上は、こちらから出張するしかないですよね?

タコのように表現の場所を増やしていけば、どこかで非常に大きな反響を得れる場所があるかも知れません。

そうしたら、反響が少ないブログは撤収するか休止して、そこに全力を投入すればいいのです。

 

 

なんでも勉強し広く浅く知識を増やす

 

「三国志の事なら誰にも負けないぜ!」

 

そういう人もちょいちょい目にします。

それは素晴らしい事だと思いますが、現在のような価値の多様化した世界では武器が一つしかないのはちょっと不利なんじゃないかと思います。

 

例えば衛星放送が普及する前は日本でプロスポーツと言えば野球球団で言えば巨人でした。

しかし、衛星放送が普及し世界中の色々なスポーツが楽しめる時代になるとプロ野球はサッカー、バスケット、カーリング等、

沢山あるスポーツの一ジャンルに過ぎなくなりました。

 

それだけスポーツ人口が増えたのも事実ですが、プロ野球人気が褪せたのも事実です。

 

このように、価値観が多様化した世界では、「俺は巨人軍の事なら知らない事はないぜ」という人より

「野球なら高校野球からメジャーリーグ、台湾や韓国やキューバ野球まで知ってるよ」という人の方がどうしても有利になってくるのです。

そんな事をしたら、知識が浅くなるという事もあるかも知れませんが、仕事が来ればしめたもので、そこから改めて深く調べればいいのです。

それでも、全く一から勉強するよりは楽でしょう。

 

自ら動く人が増々有利な時代に

 

ネット世界は、無数のチャンネルが広がっている時代です。

以前のように、一つのメジャーなお化け視聴率番組を皆が見ているという時代ではなくなり、人によって見ているチャンネルが全部違う時代なのです。

そんな時代に対応するには、表現者自身が複数のチャンネルに対応し、また自ら、そこに手を伸ばせる能動的な人の方が成功に近づくでしょう。

ただ待つだけの姿勢だと売れていくのは難しいでしょうね。

そして、どんどん自分の作品を産み出す為に、いかに時間を造るかそれが大事になってきます。

 

※編集長のぼやき次回は11月7日の更新予定です。

 

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台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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