劉琦はどうして毒殺されなかったのか!?【素朴な三国志疑問】


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蜀の劉琦

 

劉表(りゅうひょう)の長男・劉琦(りゅうき)

劉琦は弟・劉琮(りゅうそう)が劉表から可愛がられた事がきっかけとなり、劉表の後継者の地位を巡って争うことになります。

 

劉琮を擁立しようとする一派は、劉琮を後継者とするのであれば、劉琦を不慮の事故に見せかけて毒殺してしまえば良かったのに、彼を殺害するような行動を起こしませんでした。なぜ劉琦は毒殺されずに済んだのか。

 

今回はこの謎に迫ってみたいと思います。

 

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劉琦が毒殺されなかった理由その1:反乱がおきるかもしれなかったから

三国志のモブ 反乱

 

そもそも劉表の後継者はどうして起きたのでしょうか。

劉琦・劉琮兄弟が自分から劉表の後継者の地位を欲しいと言って争いが起きたわけではないのにです。

ではどうして起きたのか。

 

正史三国志によれば、劉表とその側室・蔡氏が劉琮を可愛がって跡継ぎにしたいと考えたことがきっかけで起きた争いです。

劉表の側近である蔡瑁(さいぼう)蒯越(かいえつ)らも劉琮が後継者になれるように根回しをしていたようです。

 

このような理由から劉琦は劉表の後継者の地位から少しづつ蹴落とされていきますが、劉琦が殺害されるようなことは起きませんでした。

なぜしなかったのか。

それは劉琮を擁立しようとする一派に良心が残っていた事が考えられるかもしれません。

 

劉琮一派と劉琦の後継者争いは劉表の家臣達はみんな知っており、劉琮一派は劉琦を毒殺などによって殺害してしまえば、劉琦に心を寄せていた人々が反乱を起こすかもしれません。

もし反乱を起こせば国内が大きく乱れ、国内が乱れている中、外敵から攻撃を受ける事になれば、一致団結して荊州を守ることができず、荊州の領土が無くなってしまうかもしれません。

 

劉琦を毒殺してこのような危険性があるのであれば、劉琦をはじめから毒殺しない方がいいとの判断で劉琮一派はしなかったのかもしれません。

 

 

劉琦を毒殺しなかった理由その2:毒殺する理由が無くなった!?

考える諸葛亮孔明

 

劉琦を毒殺しなかった二つ目の理由として、劉琦を毒殺する必要性が無くなったことがあるかもしれません。

劉琦は諸葛亮のアドバイスを聞いた後、襄陽から離れて江夏太守に赴任します。

 

劉琮一派は劉琦が襄陽から居無くなってしまえば、劉表の遺言を捻じ曲げて劉琮を後継者として君臨させることも簡単にできるでしょう。

また劉琮を擁立している一派は劉表を説得して劉琮を後継者に指名するように説得する自信があったはずです。

 

この上記二つの自信を持っていた劉琮一派がわざわざ劉琦を殺害する必要があったのでしょうか。

レンは劉琦を毒殺する必要性が全く見出せませんが、皆さんはどのように思いますか。

 

まだ漢王朝で消耗してるの?

まだ漢王朝で消耗しているの  


 

三国志ライター黒田レンの独り言

三国志ライター黒田レン

 

更にもう一つ劉琦を毒殺しなかった理由を加えるとすれば、劉琦を援護する劉備の存在があったかもしれません。

劉備は劉表の食客として劉表の元に身を寄せていましたが、諸葛亮が劉琦へアドバイスをして手助けをした事で、劉備もどちらかと言えば、劉琦に思いを寄せていた可能性があります。

 

もし劉琦が毒殺されて亡くなった場合、劉備が劉琦の仇討ちを名目として劉琮一派を討伐する為に挙兵するかもしれません。

もしそうなれば、劉備軍と劉琮軍が荊州国内で戦いを始めることになり、荊州国内は大いに乱れることになります。

 

そして荊州国内が乱れれば、曹操や孫権が荊州へ乱入し、荊州が奪われてしまうかもしれません。

このような事態になれば、劉琮一派が劉琦を毒殺して得るメリットなどなく、デメリットしか無いといえ、わざわざ毒殺するような事をしなかったと思われます。

結論としては劉琮一派が上記で紹介したような理由から劉琦を毒殺する可能性は極めて低いといえるのではないのでしょうか。

 

■参考文献 正史三国志魏書・蜀書など

 

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リアリズムと悪の教科書
君主論

 


 

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