編集長日記
ビジネス

はじめての三国志

menu

はじめての変

荊州の豪族・蔡瑁(さいぼう)はどこに行ってしまったの?正史と三国志演義で紹介!

この記事の所要時間: 225




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・あの人は今どこに」のコーナーです。

 

 

三国志の登場人物は物凄い数です。

ゲームですら500人以上登場したりします。

10分間でどれくらいの数の名前をあげられるのか大会を開いてほしいくらいですね。

1秒間に1人あげても10分間で600人ですから、これでも半分くらいでしょうか。

1000人以上の名前が出てくる方は完全にトップクラスの三国志マニアです。

試しにやってみてください。

後半は言ったか言っていないのか、実在した名前かそうでないのかもあやふやになってきます。

 

判明している字や出身地、没年まで言えたら凄いですね。

 

それだけの数の登場人物がいると、

あの人ってあの後どうなったんだっけ?っていうケースがあっても仕方がありません。

 

 

例えば有名なところでは、「蔡瑁(さいぼう)」ですね。

え?有名じゃないですか?

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:蔡夫人、張允、蔡瑁、トリオ攻撃が劉備を追いつめる!




荊州の刺史・劉表の重臣

 

孫堅(そんけん)に殺された荊州刺史の代わりを務めたのが劉表(りゅうひょう)です。

劉表は地元の豪族・蔡氏の娘を後妻に迎えて縁戚関係を結び、

荊州に勢力を拡大していくことになります。

この劉表の後妻が蔡瑁の姉です。

さらにその子・劉琮にも蔡瑁の姪を正妻としています。

蔡瑁は外戚としてかなりの権力を握っていたことになります。

 

当時、劉表の客将だった劉備に人望が集まっていくことを恐れた蔡瑁は、

劉備の暗殺を計画します。劉備の愛馬「的盧」の活躍によって逃げ切った話は有名です。

こちらは「三国志演義」に記載されていますが、

「三国志正史」にもやはり劉備暗殺を企てていたという記述があります。

劉備と相性が悪かったのは間違いない話のようです。




曹操に降伏する蔡瑁

 

曹操の荊州侵攻に伴い、劉琮は実にあっさりと降伏します。

あまりに簡単に荊州が手に入ったために曹操も驚いたくらいです。

この降伏を主導した一人が蔡瑁です。

外戚としてかなりの発言権はあったと思われます。あまり知られていないことですが、

実は曹操と蔡瑁は旧知の仲だったそうです。

そのコネがあったからこそ蔡瑁は気軽に降伏したのでしょう。

三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

三国志演義の蔡瑁

 

三国志演義に登場する蔡瑁にそんなバックボーンは描かれていません。

水軍を率いることができるということで曹操に重用されます。

しかし周瑜の計略に引っかかり、曹操は蔡瑁の内通を疑い、処刑してしまいました。

これによって曹操の水軍は熟練の統率者を失って、戦力ダウンしてしまうのです。

 

つまり蔡瑁は赤壁の戦い前に死んでいることになります。

あの人は今どこに?どころではありませんね。

 

三国志正史の蔡瑁

 

しかし三国志正史の蔡瑁はまったく異なる描かれ方をしています。

劉琮や蒯越らと共に厚遇され出世していくのです。

従事中郎、司馬、長水校尉を歴任し、漢陽亭侯に封じられています。

赤壁の戦い前に処刑などされていません。

処刑はされていませんが、もはや脇役としても登場しません。

水軍の扱いに慣れているのであれば、

対孫権用の将として起用されそうなものですが、蔡瑁の名前は聞きませんね。

荊州の何らかのポストにいたのであれば、

関羽の樊城の戦いなどに係わっていたのかもしれません。

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

と、いうことで三国志演義の蔡瑁であればその最期まで押さえている方は多いでしょうが、

三国志正史となるともはやどこでどうしたのか、いつ亡くなったのかも不明なのです。

三国志マニアとしては気になるところです。

適材適所という点において、曹操ほど人の性質を見抜き、

その長所を活かせるポストに配置することが巧みな者もいないでしょう。

はたして蔡瑁はどのような役割を果たしたのでしょうか。

名前がフェードアウトしていくのは実力的に仕方ないのかもしれませんね。

 

はじめての三国志:全記事一覧はこちら

関連記事:何で劉備は劉表からの荊州譲渡を断ったの?第6感で決断した劉備の意図とは?

関連記事:劉表の評価が高いのは三人の名士のおかげだった!荊州経営を支えた名士達

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 邪馬台国ってどんな国だったの?まさに神っていた邪馬台国
  2. 合肥の英雄・張遼も曹操並の人材集めに必死だった!?
  3. 「豎子に名を成せり」とはどのような意味なの?龐涓(ほうけん)の名…
  4. 神は関羽だけではない!魏の曹植の天才ぶりを作詩と共に紹介
  5. 『うしおととら』の獣の槍の元ネタは孫子の時代にあった?古代中国の…
  6. 【シミルボン】元祖、褒めて伸ばす!曹操のヨイショ作戦が止まらない…
  7. 初心者にも分かる!陸遜と諸葛亮孔明の関係性
  8. これはひどい・・関羽は深刻な方向音痴だった?迷走する関羽の千里行…

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

おすすめ記事

  1. 曹操が発明した酒、剣、兵書の数々が凄い!孔明も思わず嫉妬?
  2. 中国の氏・姓の成り立ちをどこよりも分かりやすく解説!
  3. 【李傕・郭汜祭り 7日目】最期の勝者?仲間達を蹴落し勝ち残った董承(とうしょう)
  4. 呉起(ごき)とはどんな人?各国を渡り鳥のように移った天才兵法家
  5. 姜維が北伐をしなかったら、あるいは北伐を成功させていたら蜀漢は長続きした?
  6. 勝負下着の参考に!三国時代の下着ってどんなのだったの?

三國志雑学

“広告募集"

はじめての三国志の書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

おすすめ記事

劉備と呂布を仲たがいさせよ!二虎競食の計 【さんすま】三国大戦スマッシュ! 第3回 曹操交代!まさかのあの人が主力メンバー入り!! 【三国志ミステリー】劉備はなぜ奥さんを何度も捨てて逃げたの? 【5分で分かる】田中角栄とは何者なの?戦後最大の庶民宰相をザックリ紹介! 【孟徳新書】曹操の兵法書は敵の手に渡らなかったの? 袁紹と張り合った袁術が滅亡した原因って一体何なの? 蜀は龍を。呉は虎を。魏は狗をで知られる諸葛誕の一族が一番優秀だった!? 呂玲綺(りょれいき)とはどんな人?史実でも実在したの?

おすすめ記事

  1. 義兄弟・張苞と関興はどこまでが三国志演義の創作なの?
  2. 漢中征伐は一人の漆黒の天才軍師・法正の進言によって行われた
  3. 28話:天運を掴んだ曹操の食客に落ちぶれる劉備
  4. 126話:孔明第二次北伐の開始、陳倉攻略戦
  5. 59話:文武両道、義侠心に厚い漢 徐庶(じょ しょ)は劉備と出逢う
  6. はじめての三国志チャンネル 第2回目 – あなたの心の中にも袁術が住んでいる 【完003】
  7. 81話:赤壁の戦い後の劉備と孫権の関係はどうなったの?
  8. 1万7000人、秀吉軍のフルマラソン(中国大返し)街道でお茶とおにぎり食い放題、5日間で70キロ走破

はじさん企画

李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
編集長日記
はじめての三国志TV
PAGE TOP