魏延
姜維特集




はじめての三国志

menu

はじめての変

荊州の豪族・蔡瑁(さいぼう)はどこに行ってしまったの?正史と三国志演義で紹介!




 

ハイ、それでは、三国志の世界をいろいろな角度から掘り下げていく

「ろひもと理穂の三国志・あの人は今どこに」のコーナーです。

 

 

三国志の登場人物は物凄い数です。

ゲームですら500人以上登場したりします。

10分間でどれくらいの数の名前をあげられるのか大会を開いてほしいくらいですね。

1秒間に1人あげても10分間で600人ですから、これでも半分くらいでしょうか。

1000人以上の名前が出てくる方は完全にトップクラスの三国志マニアです。

試しにやってみてください。

後半は言ったか言っていないのか、実在した名前かそうでないのかもあやふやになってきます。

 

判明している字や出身地、没年まで言えたら凄いですね。

 

それだけの数の登場人物がいると、

あの人ってあの後どうなったんだっけ?っていうケースがあっても仕方がありません。

 

 

例えば有名なところでは、「蔡瑁(さいぼう)」ですね。

え?有名じゃないですか?

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:蔡夫人、張允、蔡瑁、トリオ攻撃が劉備を追いつめる!




荊州の刺史・劉表の重臣

 

孫堅(そんけん)に殺された荊州刺史の代わりを務めたのが劉表(りゅうひょう)です。

劉表は地元の豪族・蔡氏の娘を後妻に迎えて縁戚関係を結び、

荊州に勢力を拡大していくことになります。

この劉表の後妻が蔡瑁の姉です。

さらにその子・劉琮にも蔡瑁の姪を正妻としています。

蔡瑁は外戚としてかなりの権力を握っていたことになります。

 

当時、劉表の客将だった劉備に人望が集まっていくことを恐れた蔡瑁は、

劉備の暗殺を計画します。劉備の愛馬「的盧」の活躍によって逃げ切った話は有名です。

こちらは「三国志演義」に記載されていますが、

「三国志正史」にもやはり劉備暗殺を企てていたという記述があります。

劉備と相性が悪かったのは間違いない話のようです。




曹操に降伏する蔡瑁

 

曹操の荊州侵攻に伴い、劉琮は実にあっさりと降伏します。

あまりに簡単に荊州が手に入ったために曹操も驚いたくらいです。

この降伏を主導した一人が蔡瑁です。

外戚としてかなりの発言権はあったと思われます。あまり知られていないことですが、

実は曹操と蔡瑁は旧知の仲だったそうです。

そのコネがあったからこそ蔡瑁は気軽に降伏したのでしょう。

三国志の武将に特化したデータベース「はじめての三国志メモリーズ」を開始しました

 

三国志演義の蔡瑁

 

三国志演義に登場する蔡瑁にそんなバックボーンは描かれていません。

水軍を率いることができるということで曹操に重用されます。

しかし周瑜の計略に引っかかり、曹操は蔡瑁の内通を疑い、処刑してしまいました。

これによって曹操の水軍は熟練の統率者を失って、戦力ダウンしてしまうのです。

 

つまり蔡瑁は赤壁の戦い前に死んでいることになります。

あの人は今どこに?どころではありませんね。

 

三国志正史の蔡瑁

 

しかし三国志正史の蔡瑁はまったく異なる描かれ方をしています。

劉琮や蒯越らと共に厚遇され出世していくのです。

従事中郎、司馬、長水校尉を歴任し、漢陽亭侯に封じられています。

赤壁の戦い前に処刑などされていません。

処刑はされていませんが、もはや脇役としても登場しません。

水軍の扱いに慣れているのであれば、

孫権用の将として起用されそうなものですが、蔡瑁の名前は聞きませんね。

荊州の何らかのポストにいたのであれば、

関羽の樊城の戦いなどに係わっていたのかもしれません。

 

三国志ライター ろひもと理穂の独り言

 

と、いうことで三国志演義の蔡瑁であればその最期まで押さえている方は多いでしょうが、

三国志正史となるともはやどこでどうしたのか、いつ亡くなったのかも不明なのです。

三国志マニアとしては気になるところです。

適材適所という点において、曹操ほど人の性質を見抜き、

その長所を活かせるポストに配置することが巧みな者もいないでしょう。

はたして蔡瑁はどのような役割を果たしたのでしょうか。

名前がフェードアウトしていくのは実力的に仕方ないのかもしれませんね。

 

はじめての三国志全記事一覧はこちら

関連記事:何で劉備は劉表からの荊州譲渡を断ったの?第6感で決断した劉備の意図とは?

関連記事:劉表の評価が高いのは三人の名士のおかげだった!荊州経営を支えた名士達

 

—古代中国の暮らしぶりがよくわかる—

 




 

ろひもと理穂

ろひもと理穂

投稿者の記事一覧

三国志は北方謙三先生の作品が一番好きです。

自分でも袁術主役で小説を執筆しています。ぜひこちらも気軽に読んでください!

好きな歴史人物:

曹操、蒲生氏郷

何か一言:

袁術は凄いひとだったかもしれませんよー!!

関連記事

  1. 蜀の馬超 馬超はどんな性格だったの?謎に満ちた蜀の五虎大将軍【前半】
  2. 城の前を掃除する孔明 水攻め、地雷?三国志の中で最強の計略ランキングを三國志ライター黒…
  3. 【三国志都市伝説】袁術は曹丕より先に禅譲を考えていた?
  4. 曹操 詩 曹操が董卓に歌をプレゼント?イミシンな董卓歌
  5. 陸遜 陸遜(りくそん)は孫権配下の前は何をしていたの?
  6. 荀攸と曹操 軍師・荀攸と曹操の懐刀・荀彧が曹操の公就任に反対していればどうな…
  7. 鄒氏 【無残な最期を遂げた鄒氏】残酷な死を迎えた三国志の美女
  8. 今更聞けない!水魚の交わりとは何?三国志に由来する故事成語

google検索フォーム

過去記事を検索できます

ピックアップ記事

  1. 京劇の格好をした関羽
  2. 劉備 婿
  3. 剣を持って戦う徐庶
  4. 漢帝国の宿敵で匈奴の名君(匈奴族)
  5. 連幹の計 呂布 貂蝉
  6. 曹髦
  7. 大政奉還した徳川慶喜

おすすめ記事

  1. kawauso編集長のぼやきVol.4「三国志はオモチャだ!」
  2. 王修(おうしゅう)とはどんな人?袁譚を最後まで支え続けた忠臣に曹操もリスペクト
  3. 【お知らせ】はじめての三国志メモリーズに3名の猛将を追加しました
  4. 高杉晋作の名言脳に刺さる言葉を紹介
  5. 天才軍師の条件ってなに?諸葛亮孔明・司馬懿仲達・黒田官兵衛・大村益次郎に共通している条件とは? 車に乗る諸葛亮
  6. 曹沖は魏の皇帝になる予定だった?曹操が愛した息子をご紹介 曹沖が亡くなり悲しむ曹操

三國志雑学

  1. 郭嘉を推薦する荀彧
  2. 結婚を喜ぶ孫策
  3. 郭嘉
  4. 甘寧に殺されかける料理人
“はじめての三国志150万PV" “はじめての三国志Youtubeチャンネル" “広告募集" “誤字・脱字・誤植などの報告フォーム"

はじめての三国志 書籍情報

朝まで三国志 三国志最強のワルは誰だ (桃園出版 三国舎)

著:kawauso 価格480円
※Kindle読み放題対応

ピックアップ記事

  1. 華雄と呂布
  2. 織田信長
  3. kawauso編集長、おとぼけさん、コーノさん、廉さん
  4. 賈詡
  5. 石亭の戦いで曹休が反応してドキッとする周魴(しゅうほう)
  6. 三国志 武器
  7. キングダム52巻

おすすめ記事

鍾会 三國無双のイケメン武将・魏の鍾会にまつわるエピソードがすごい 三国志の計略と孔明 諸葛亮が発明した三国志のミリ飯「博望鍋盔」を実食! 羅憲 三国志で映画にしてほしいシーンベスト10 田中角栄 【角栄ブームを斬る】田中角栄の裏の顔!原発利権で国土を汚したダーティーな男 【三国天武 攻略その3】諸葛孔明?それとも呂布?三国天武に登場する超強力な星7武将ランキング 服部半蔵 服部半蔵の墓はどこにある?東京都の西念寺へのアクセス方法 【週間まとめ】はじめての三国志ニュース18記事【3/6〜3/13】 HMR隊長 石川克世 いつまでやるの?またまた『赤兎馬=カバ説』を検証してみる。第2弾【HMR】

はじさん企画

“if三国志" 英雄の死因 “三国志とお金" “はじめての漢王朝" “はじめての列子" “はじめての諸子百家" “龍の少年" “読者の声" 袁術祭り
李傕祭り
帝政ローマ
広告募集
まだ漢王朝で消耗してるの?
HMR
ライフハック
君主論

ビジネス三国志
春秋戦国時代
日常生活
曹操vs信長
架空戦記
ライセンシー
北伐
呂布vs項羽
英雄の武器 編集長日記
はじめての三国志TV
“曹操孟徳" “黄巾賊" “赤壁の戦い" “THE一騎打ち" “夷陵の戦い" “kawausoのぼやき記事" “よかミカンのブラック三国志" 英雄の墓特集 誤字・脱字・誤植などの報告フォーム
“西遊記"

“三国志人物事典"

“はじめての三国志PR募集郭嘉"
PAGE TOP