キングダム朱海平原の戦いはいよいよ佳境、ついに激突した李牧と王翦の本隊同士。
しかし、李牧の大鶴の陣は変幻自在、理由も分からないまま田里弥の軍は数を減らします。
異変を察知した王翦は、私しくじらないんです、でお馴染み倉央に命じて騎兵一千を投入します。
特に、女将軍糸凌は見事な強さを発揮して、趙兵を切り刻んでいきますがカイネは少しも慌てません。
李牧の兵士は一糸乱れず虚脱の盾という戦術で糸凌に対抗し、逆に倉央の先遣1千名は趙兵に包囲されてしまうのです。
さあ、気になるキングダム605話、早速レビューしてみましょう。
※この記事はキングダム605話のネタバレが含まれる記事ですのでご注意ください。
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この記事の目次
キングダム最新605話ネタバレ「虚脱の盾」
正体不明の李牧の大鶴陣の謎を探る為に王翦は倉央に1千騎の突撃を命じます。
糸凌「探索で一千騎は多いな、単に大打撃を与えそうだ」
ここで糸凌という王翦軍の新キャラ登場です。
兜飾りが魚の尾びれで片目が髪で隠れているやや古風なイメージの女性キャラです。
正確に言うと今までも画面の折々に出ていましたが、名前などは不明で今回、やっと名前と女性である事がハッキリしました。
倉央「あまりでしゃばるな糸凌、李牧の部隊はどうやら妙な戦術を使っているようだ」
倉央の忠告もそこそこに糸凌は突撃、次々に李牧軍を撃破しそれにより李牧の兵は慌てはじめますがカイネは余裕綽々です。
「共伯様の軍には、つまり李牧様の兵士相手じゃすぐに通じなくなる」
カイネの予想通り、最初は糸凌に蹴散らされていた共伯軍はすぐに「虚脱の盾」で対抗し始めます。
理論は分かりませんが、どうも糸凌が突撃してくると全体が集まって柳のように突撃の衝撃を分散する技に見えます。
これにより、最初は威勢が良かった糸凌の軍勢はすぐに勢いを止められました。
キングダム最新605話ネタバレ「苦戦する倉央」
倉央は、伝令の兵士より糸凌副官の勢いが止まった事を聞くと、李牧の反撃を予測し前進できないなら糸凌を呼び戻せと指示します。
ところが、その頃には深入りし過ぎた糸凌の軍勢を李牧軍がじわじわと分断して退却が出来なくなります。
焦った倉央は五十騎を追加して救援に向かいますが、逆に李牧軍から倉央の軍に突撃がなされます。
変幻自在な李牧の戦術に田里弥は惑い戦術指示を出す事が出来ません。
田里弥「どういう事?こちらの戦術はすべて跳ね返され、むしろ攻めれば攻めるほどに悪い結果が出ている。
一体どんな戦術を李牧は取っているのやら、声はすれども姿は見えず、ほんにアナタは屁のような・・」
しかし、丘の上から李牧の戦術を見ていた王翦は何かを察知しました。
王翦「ほぉ、、そうか、そういうことか」
田里弥は悩んだ末に倉央軍に一度外に出て軍を立て直せと命じます。
つまり、李牧の戦術が分からないまま敵の術中にはまれば兵力を無駄に消耗するので一度は戦場から離脱し、どこかに弱点を探そうというのです。
ところがポンコツ臭を醸し出す田里弥をあざ笑うように背後から、けたたましい軍馬のいななきが聞こえてきました。
何と!王翦が自ら1万騎を率いて李牧軍に突撃したのです。
キングダム最新605話ネタバレ「もしやジョー?王翦のノーガード戦法」
王翦が打って出た事は李牧軍にも即座に伝わり、それに対抗するように雷伯軍1万も出陣しました。
「残念だ、王翦、雷伯軍の兵士も李牧様の直属兵士、李牧様の戦術の謎を解けない限り、お前に勝ち目はナッシング」
上から目線で王翦をあざ笑う李牧軍ですが、すぐに慌てる事になります。
なんと、王翦は一切陣形を組む事なく、そのままで突撃を開始したのです。
これは、あたかも矢吹ジョーのノーガード戦法、王翦は敢えて自軍の形を見せずに李牧軍に突撃します。
これが王翦の得た李牧攻略の答えなのか!それに対して李牧はどう反応するのか?
自滅に見える王翦の戦術にダンペーちゃんは降伏のタオルを投げ入れてしまうのか?
そもそもキングダムキャラでダンペーちゃんに当たるのは誰なの?フォルムなら崇原、それとも年齢で昌文君!
それはともかく、勝つんじゃ!勝つんじゃ王翦!さて、謎が謎を呼ぶキングダム、第606話に続く
キングダム606話予想
「サンドぉ~バァックにぃ~浮かんーでェ、きえええるゥ~」
思わず明日のジョーの主題歌を歌ってしまいましたが、李牧の大鶴陣を破る秘策とは
あえて陣形を組まずにノーガードで突撃するという荒技でした。
一体、これはどういう事なのか、、考えられるのは、李牧の陣形は相手の陣形に合わせるので、陣形がない敵に対しては対応できないという事か・・
そうして、一度、大鶴陣を解く決意をしたところで王翦は即座に陣形を組み李牧の本陣に突撃するシナリオかも知れません。
因みにノーガード戦法とは、打たれっぱなしになる戦法ではなく、ガードを頭から下げる事で、防御できる範囲を増やし同時に
相手の目線から腕を離す事でパンチの軌道を読めないようにする意図があるそうです。
つまり、あしたのジョーオリジナルではなく、ちゃんと存在する戦法なんですね。
それはともかくとして、これでkawausoの予想があたる公算が高くなりました。
この戦いは盛り上がりの点でどうしても王翦が李牧の陣形に突入し、王翦が李牧に包囲されてあわや大ピンチという所で
息子の王賁が救いに来るというのが鉄板と予想しましたが、着々とその方向に進んでいます。
李牧としても王翦を殺せば、その瞬間に戦いは勝利なので一度包囲網に入った王翦を逃がそうとはしないでしょう。
あとは、キングダム名物の兵力を削り合う消耗戦がしばらくあり、いよいよ、王翦が危ないという所で王賁が趙軍の左翼を撃破して
外側から大鶴陣を打ち破るで間違いないと思いますが読者の皆さんには異論がありますか?
追記:キングダム606話が発表されました。
予想通り李牧の戦術は、敵の陣形を瞬時に察知してそのカウンターの陣形で対抗するものでした。
王翦はこれを難しく「起こり」と表現しましたが、ジェシー・メイビアの返し技と思えば早わかりです。
しかも王翦の話では、この戦術は学んでできる事ではなく、本能型の武将だけが体得できるものだそうです。
では、完全な知略タイプの李牧にどうして出来るのか?ここから、李牧と王翦の褒め合戦が始まります。
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キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
オチとしては、李牧は自軍を完全に制御しているが、王翦は自分が直接指揮していない
王賁の軍勢まで完全に計算に入れて戦っているという所でしょうか。
それでこそ「私は必ず勝つ戦争にしか興味がない」が立証される事になりさすがは王翦様、チマチマ大魔王の李牧とはやはり格が違いますな
みたいな結論で終ることが出来るでしょう。
参考文献:史記廉頗藺相如列伝
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