キングダム612話ネタバレ予想vol3堯雲&趙峩龍は信にどんな影響を与えたの?


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登場した当初、亡き趙の三大天、藺相如(りんしょうじょ)の武として恐れられた趙峩龍(ちょうがりゅう)&堯雲(ぎょううん)

しかし鄴攻めが橑陽(りょうよう)(ぎょう)、朱海平原と同時進行するようになると中だるみ、王賁(おうほん)を仕留めそこなったり、

大事な藺相如の第二の遺言を忘れていたり、ひたすらに正面攻撃を避けて逃げ回るなど迷走とポンコツぶりを繰り広げました。

それでも、最後には藺相如の盾と矛として相応しい最期を迎えた二人、今回は追悼(ついとう)の意味もこめて、趙峩龍と堯雲が信に与えた影響を考えます。

 

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キングダム612話ネタバレ予想vol3「鳴り物入りで登場の二人」

李傕・郭汜祭り

 

趙峩龍と堯雲は、閼与(あつよ)への通り道である朱海平原で登場します。李牧の部下ではなく、王都を守備していた将軍です。

オフ王は、邯鄲(かんたん)の守備を優先して、秦軍の迎撃に精鋭の近衛兵を一人であろうと使わせないというため息行動をする有様です。

李牧の直属の配下という感じではないですが、オフ王への憤慨は一緒で秦の侵攻を阻止して血祭りにあげようという感じでした。

 

二人が使えていた藺相如は、若き趙の三大天として将来を嘱望されながら突然の病により急死、その配下の藺家十傑(りんけじっけつ)も、

8名までもが殉死(じゅんし)したりしていなくなり、残ったのが、趙峩龍と堯雲、しかも二人については殉死しようとしたのを

藺相如に直接に止められ、直々に遺言を預かったという触れ込みでした。

 

藺家十傑でも、ナンバー1と2それぞれ藺相如の盾と矛というまさに鳴り物入りの登場だったわけです。

二人とも、いいオッサンであり、岳嬰を軽くあしらう威厳があるなかなか造り込まれたキャラクターでした。


キングダム612話ネタバレ予想vol3「本質を見抜く趙峩龍とメチャ強堯雲」

洛陽城

 

最初に、凄さを発揮したのは糸目で兜のてっぺんに蛇がついている趙峩龍でした。

戦争を流れで読む達人で無数の陣形を使い分ける、まるでプロレスの老練(ろうれん)なサブミッションマスターのような将軍です。

 

特に、序盤で右翼の最大の敵になるのは、王翦の息子である王賁だと見抜き、右翼の総大将である亜光(あこう)よりも

王賁抹殺に動いたのは慧眼(けいがん)というべきでした。

ところが、王賁はそこで覚醒し、趙峩龍の想定外の行動で窮地を脱して逆に馬南慈(ばなんじ)軍にダメージを与えています。

自然に王賁のレベルアップに貢献した形でグッジョブですが、十三日目には、借りは返すとばかりに堯雲軍を左から右に移動させ、

雷雲隊と堯雲の電撃攻撃で王賁を瀕死の状態に追い込むなどなかなか一矢報いています。

 

一方で堯雲は、キングダムの世界では数少ない本能型のキャラであり、秦の麃公(ひょうこう)将軍のように、ここで戦いを起すと

敵陣を壊滅させられるポイントを探す事が出来る抜群の直感を持つ将軍でした。

その本能型の能力で、知略型の河了貂(かりょうてん)の打つ手のことごとく裏をかき、テンちゃんをパニックに陥れるなど、知将の面も見せています。

 

ただ、ここでは同じく本能型の武将である信が、河了貂とバトンタッチして本能型同士の読み合いを見せたので、

飛信隊を壊滅させる目論見には失敗しました。

矛を持った信

 

かなり能動的で信とも一騎打ちしてますし、王賁とも一騎打ちし虞寧や関常にも一撃を喰らわしています。

漫画の都合上、信や王賁は死なないので、やたらに戦う割にはモブキャラを斬る以外、戦果が上らないというきらいはありましたが、

ともかく、まともに対峙するとヤバイ相手ではありました。

 

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キングダム612話ネタバレ予想vol3「停滞期に入る二人」

艶麗な楊端和

 

序盤は、なかなか鮮烈なデビューを飾った堯雲と趙峩龍ですが、途中で漫画が展開上、橑陽偏に移行して

朱海平原の動向が、五日間動きが分からなくなったので、中だるみが発生しました。

 

それでも九日目の戦いでは、趙峩龍の計らいで堯雲と馬南慈が、王翦直伝の陣形を李牧のアドバイスで破壊し

亜光を討ち取る寸前まで行ったのは凄い連携でした。

 

しかし、ここから、漫画は急速に停滞期に入ります。

つまり、この辺りから李牧が急に、兵糧の量で趙が勝ってるから積極的に戦わず、秦軍が自滅に向かうのを待てと言い出したのです。

兵糧を運ぶ兵士

 

こうなると、より能動的な堯雲のキャラは動く事が難しくなり趙峩龍が防御的な人物なので、やけっぱちで突進してくる飛信隊を受け持ちます。

十三日目には、覚醒した筈の玉鳳隊を堯雲と雷雲隊の精鋭、十槍(じっそう)を使って王賁を後一歩で討ち取るなど、見せ場を造りますが、

ここも史実上、王賁はまだ死なないという縛りに逆らう事は出来ず首も討てていないのに、死んだ認定するなど、

仕方ない事とはいえ判断が歴戦の名将とは思えない程にちぐはぐになりポンコツ臭が出てきます。


キングダム612話ネタバレ予想vol3「藺相如の遺言で空気が変わる」

西遊記巻物 書物

 

李牧の指図による積極的な戦いを避けて持久戦で秦軍の兵糧攻めをせよのせいで折角の武力を封じられた形の堯雲と、

チマチマ土雀部隊を使いながら、飛信隊と玉鳳隊の襲撃をかわす趙峩龍。

おまけに王翦が本陣から一切動かず、どうやら鄴城がどうにかなりそうという噂だけで、遅々とした歩みに徹している朱海平原の中だるみ

もっと、サクサクと進んでくれよーという読者の声をくみ取ったのかここでクローズアップされてきたのが藺相如の遺言です。

藺相如(りんしょうじょ)

 

趙峩龍「なんか、主は俺達が朱海平原を血に染めて敵を屠っている様子が見えるとか遺言されていたが、

飛信隊にしろ玉鳳隊にしろ成長が著しいぞ一体どういう事だ主の遺言には、別の解釈があるのではないか?」

 

堯雲「そう言えば、主の遺言には、もう一つあったよな、、これは半ば、冗談だと思って聞いてくれと言っていたが」

 

こうして、出てきたのが藺相如のもう一つの遺言でした。

藺相如の遺言こそ、李牧の呪縛により動けずにポンコツ化しかけた二人を名将として死なせたターニングポイントです。

 

キングダム612話ネタバレ予想vol3「遺言で兵糧攻めの呪縛を解いた二将」

伊賞

 

藺相如の2つの遺言については、もうネタバレしているので、あっさりと書いてしまいますが、つまり、

中華は統一を望んでいる、その統一の剣は趙から出るのが理想だが、別の国から出てくる事があるかも知れない。

その場合には全身全霊を賭して、その者を殺せここまでが遺言の①であり、

さらに、そいつらの力量が、堯雲や趙峩龍を超えるようなら、伝えてくれ

振り降ろした刀は、最後まで振り落とせが②の遺言でした。

剣を持ち戦う李牧

 

いずれにしろ、この藺相如の遺言のお陰で藺相如への忠義に生きる二人は秦に関しては兵糧攻めじゃー、余計なちょっかい出すなゴルァー

という、李牧の呪縛から解き放たれ、馬南慈の指示を無視する形で飛信隊と玉鳳隊に立ち向かい壮絶な戦死を遂げたのです。


キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

今回は、藺相如の忘れ形見、趙峩龍と堯雲について追悼を込めて書きました。

一時は兵糧攻めするから、余計な攻撃をしないで待っていろという李牧の命令で、ポンコツ化しだしていた二人が、

藺相如の第二の遺言のお陰でやるべき事を思い出し、新世代に中華統一への橋渡しの役割を演じれたのはキングダムに残る名場面となるでしょう。

 

お疲れ!堯雲&趙峩龍、色々辛口で批判したけど、なんだかんだで、熱くて眩しかったぜあんたら、素敵ダヨ・・

 

参考文献:趙世家(ちょうせいか) 秦始皇本紀(しんしこうほんき)

 

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コメント

  • コメント (1)

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    • ポンコツではなくて朱海平原戦の華でした
    • 2019年 9月 02日

    いつも楽しく拝見しています。投稿者様の深い洞察にはいつも敬意を覚えながら拝見していますが一点だけ気になる点を指摘させてください。「ポンコツ」という表現です。
    色々な俗説はありますが総じて「ポンコツ」は「役立たず」と言う意味で使われます。対象を「見下す」時に使う表現です。堯雲&趙我龍のキャラをここまで評価している投稿者様の表現に「ポンコツ」という言葉は適していないように思いました。

    投稿者様には一時的に「ポンコツ化」したように見えたのでそのように表現をしたのかもしれません。しかしながら、命の遣り取りである戦場において正面決戦を避けて相手の戦意を挫く様に搦手から攻めることや表立った戦闘行為をしていない期間においても一定の戦力を保持したままその場に居ることで睨みを効かせて時間を稼いでいること自体が作戦行動として十分に役立っている訳ですから戦闘司令官として二人が「ポンコツでない」ことは投稿者様の慧眼であればお分かりのはずです。

    また藺相如の遺言についても作者が読者に対して適切なタイミングで適切にメッセージが伝わるような表現とするための演出なのでこれについても個人的には二人が「ポンコツ化」していたようには見えませんでした。

    また、物語のメリハリとして中華思想や心理戦や頭脳戦、持久戦とともに激しい肉弾戦を静と動として組み合わせているだけのことですから、これらの幅広く奥深い視点や戦略のバリエーションを見せてくれた堯雲&趙我龍が一時として「ポンコツ化」していた瞬間はなかったように思いましたので上記のような指摘をいたしました。

    物の評価でなく人物の評価に「ポンコツ」という言葉は適さないように思います。




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