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キングダム「龐煖は人の代表ってどういう意味?」

2019年11月23日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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龐煖の咆哮の意味

 

不老不死を求める始皇帝

 

いかに龐煖が強者ぶりを見せつけようと、この戦いは最終的に信が勝つのが確定しています。龐煖がやたらバカみたいに吠えるのは、実際に古い時代が崩れつつある事を龐煖を代表して表現しているのです。

始皇帝が定めた中央集権体制は、その後、何度かの戦乱による断絶を経ながらも、歴代の王朝によって維持されてゆき、21世紀の現在に至るまで甦る事がありませんでした。ただ、その最初である春秋戦国時代においては、古い政治体制が崩される事に多くの人々が不安を感じ、これを阻止しようと頑張ったのは疑いない事です。

 

現代であっても、日本政府がいきなり議会制民主主義を辞めますと宣言して、よくわからない全く新しい政治体制を打ち出してきたら、さすがに国民は混乱するでしょう。自分達の地位や権利や、生活はどうなるのかと不安になり反対運動も起きるかも知れません。キングダムの世界では、まさに今、そういう事が起きているわけです。

だとすると、李牧の秦を滅ぼすという決意の一端も理解できるのではないでしょうか?

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

 

まとめてみると、李牧の言う「龐煖は人の代表」とは、身の程を知れ分限を知れという天の遣いである龐煖が、旧来の封建制の秩序を破壊しようとする異端(いたん)である秦と戦っているという意味なのだと推測します。例え戦乱があろうと、神世から続く封建制を守るべきという守旧の李牧と、どんな血を流そうと一人の支配者の下で万民が恒久平和(こうきゅうへいわ)を享受できる社会を造りたいと願う秦王政の激突、それが、信と龐煖の対峙という形で暗示されている。

kawausoはこんな風に考えていますが、いかがでしょうか?

 

参考文献:始皇帝中華統一の思想「キングダム」で解く中国大陸の謎

 

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