死闘の末に龐煖を倒した信、しかし、幽霊とコミットしちゃう程に極限まで生命力を燃やした信は直後に倒れ瀕死の状態になってしまいました。ぶっちゃけ主人公である信が、このまま死ぬ事はないにせよ、何らかの蘇生アクションがないと生き返らないのは明らかです。では、どうやって生き返るのか?今回はそれを考えます。
キングダムファン向け:キングダムに関する全記事一覧
関連記事:キングダム629話ネタバレ予想「ちぐはぐ李牧ホントに鄴までたどりつく?」
関連記事:キングダム最新628話ネタバレ「命の火」レビュー考察
この記事の目次
キングダム629話ネタバレ予想vol2「羌瘣の様子を見ると信は危ない状態」
龐煖を倒した直後、江頭2:50分のように直立で倒れた信、一見すると力を使いつくして倒れてしまったかのようですが、羌瘣の哀し気な表情を見ると、しばらく寝て疲労が回復すれば目を覚ますという簡単な話ではないようです。
つまり、肉体の問題ではなく魂があの世に行ってしまった可能性があり、魂があの世に行ってしまったとなると、誰かが引き戻さない限り、そのまんま冥途に旅立つ事になってしまうのです。しかし、地上の事なら兎も角、冥界に向かって信を連れ戻すなんて芸当が出来る人間は、超人揃いのキングダムでも、二人しかいません。
そう、今、死んだばかりの龐煖か、瀕死の羌瘣の二人しかいないので、この二人のうちのいずれかが信をあの世から引き戻すと予想します。
キングダム629話ネタバレ予想vol2「羌瘣が信を引き戻し完全にラブる」
第一の可能性としては、羌瘣が信の魂を呼び戻すという展開があります。羌瘣は巫女であり、精神の深い所に武神蚩尤を落とす事で超人的な戦闘力を発揮します。実際に冥界を旅するような描写はありませんが、呼吸を深くする事は死に近づく行為であり、あの世に関する知識は、一般の人間よりも豊富なようです。
その辺りを考えると、羌瘣が満身創痍の状態で深い呼吸をする事で仮死状態まで落ちて(すでに瀕死じゃんという突っ込みキボンヌ)冥界に向かおうとする信に追いついて、その魂をこの世に引き戻すというスピリチャルな展開が考えられます。また、精神世界という二人きりの状況なので外野を気にせずに魂と魂が抱き合うようなウヒョ展開も、ごく自然に行えるというメリットもあります。それにより身も心も完全に結びついた二人は目出度く結婚し、若さ爆発でウヒョ三昧です。
ただし、欠点はすでに瀕死の羌瘣に、そんな危険な事を押し付けていいのか?どうして、こんなに羌瘣に対して虐待的な描写が続くのかという不満を招く事です。kawauso個人も、目から血を噴き出す羌瘣をまた見ないといけないのか・・と考えると多少ゲンナリする所ではあります。
キングダム629話ネタバレ予想vol2「龐煖が罪滅ぼしで信を救う」
もう一つの可能性は、走馬灯により両親がスピリチャルな能力で村人を救っていた事が判明した龐煖が罪滅ぼしで信を冥界から救うという展開です。この展開の秀逸な点は、すでに龐煖は死んでおり、信と同じ境遇にあるという事で、何が何やら分からない間に冥界に向かおうとする信を龐煖が止める必然性があります。
どうして龐煖が信があの世に行くのを止める必然性があるのか?それは、信こそが人の世から争いを無くす鍵を握っている事を悟ったからです。これまで龐煖は人を超えた超人が出現する事でアセンションが起き、人類の進化が起き争いが消えると考えて、ひたすらに個人の武を追い求めますが、最終的に人は人でしかないという残酷な答えを天から突きつけられました。
同時に龐煖は、己や求道者が捨て去って顧みなかった行動、すなわち、人を信じ、その想いを束ねて不可能を可能にしてきた信を救う事で、これまで武を極めるという身勝手な発想の下で多くの人を殺してきた罪滅ぼしをしようと考えます。この一連の行動の中で、信にも龐煖の本当の姿が分かり、読者もデカイ図体で飛信隊がピンチの時に現れて執拗に隊員を殺戮してきた嫌なゴキブリ野郎としての龐煖像を多少は改める事に繋がるというわけです。
キングダム629話ネタバレ予想vol2「羌瘣と龐煖のw作戦」
また、こういう展開もあり得るかも知れません。冥界に落ちていこうとする信の魂を救うために、最初は羌瘣が仮死状態になり信を追います。しかし、冥界には寂しさと苦しみから他人を引き込む事で救われると考えているアレな亡者がウジャウジャしていて、何としても信と羌瘣を引き込もうと、手を伸ばしてきます。ま、冥界に落ちてもクズはクズという事ですな・・
そこで安定の羌瘣のスタミナ切れが起き、もうダメかと思ったところで龐煖が登場し、あの曲がった矛で亡者の腕を斬りさき、羌瘣と信を救い出します。唖然とする信と羌瘣に、龐煖は「人の心の光を信じ、現世に永遠の平和をもたらせ」と最後の言葉を残し、無数の亡者の群れに突進していくのです。このような形で信と羌瘣は救われますが、龐煖の最期の献身は、信と羌瘣以外の誰にも伝わらず世間的には武に憑りつかれた狂人という扱いで終るわけです。最後の最後まで誤解されたまま歴史の闇に消えていく龐煖はなかなか素敵だと思います。
【次のページに続きます】