キングダム636話ネタバレ予想「お待たせ!王翦の兵糧問題解決法が判明」


当サイトからのお知らせ_特集バナーa

こちらは2ページ目になります。1ページ目から読む場合は、以下の緑ボタンからお願いします。

王翦の兵糧問題解決法(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



キングダム636話ネタバレ予想「似たケースは三国志にある」

張飛と劉備

 

実は鄴と似たようなケースは三国志にもあります。西暦214年、劉備は蜀の都の成都を全力で攻めていました。しかし、成都は頑強で簡単に陥落せず、劉備の兵士の士気はみるみる落ちました。そこで劉備は「戦争に勝ったら城の蔵にあるものを何でも持っていけ」と大盤振る舞いを約束します。

行軍する兵士達a(モブ)

 

これで俄然やる気になった劉備の兵は頑張り、間もなく成都は陥落。兵士は約束通り財宝蔵に突入し、金銀財宝を全て持ち去りました。困ったのは劉備です。これから蜀を復興させ役人に給与を払うのに財宝を当てにしていたのに、すっからかんの一文無しになったのです。

 

土いじりをする劉備

 

ここに劉巴という部下が登場し、劉備に武器や防具を鋳潰して貨幣を造って兵士に配り、決まった所に市場を立てて手数料を取って運営するように言います。劉備が言う通りにすると、蜀の商人が大勢やってきて、兵士のもつ財宝と食料や酒のような日用品を貨幣を使って交換しました。

 

蜀の劉備

 

兵士は財宝だけ持っていても、食べる事が出来ませんから一部を売却して別の商品と交換します。そこでお金が動いているわけです。劉備は手数料で財宝を買い戻し蔵をいっぱいにしました。劉備は劉巴の提案でお金を造り、一文も使わず、誰からも奪うことなく、財宝を取り返すのに成功したのです。これ、話の大筋はキングダムに似ていますよね?

 



キングダム636話ネタバレ予想「軍隊が交易するのは普通の事」

進軍する兵士a(モブ用)

 

リアルなキングダムの時代には、遠征軍の司令官は、辺境の遊牧民を相手に、自軍の余っている物資を放出し遊牧民が持つ金銀細工や毛皮、肉や魚のような食料品と交換する互市という方法を採用しました。私達は先入観で軍隊は戦争だけをやるものと思い込んでいますが、それは近代の話であり、巨大な軍需物資を抱える軍隊は、いつでも商売の当事者になれる存在でした。

 

棗祇(そうし)食料・兵糧担当

 

むしろ兵站が整備されていない土地では、物々交換の互市を通して必要物資を確保するのも、指揮官の裁量の一つでした。辺境の将軍は、よく互市をしているので、李牧も匈奴相手に互市をやっていたでしょう。王翦がやっていたかどうかは分かりませんが・・

【次のページに続きます】

 

次のページへ >

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-キングダムのネタバレ考察
-