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この記事の目次
キングダムネタバレ考察「幽繆王を排除せず妥協の道を探る」
この儒教的な徳化の思想と、李牧や公子嘉の清く正しく立派な振る舞いを是とする性格を考えると、幽繆王を叩き落とす等とは決して考えず、むしろその腐った性格の中から、趙の発展と妥協できそうな部分を探し出すでしょう。
結局は、幼児性愛者で賢人をいたぶるのが趣味だった悼襄王の時代と大きく変化する事なく、幽繆王の地雷を回避しつつ、秦の侵略を跳ね返すという方向にしかいかないでしょう。外では秦の侵略、内では幽繆王の狂った内政に手当をしつつの国政運営。結局、李牧の受難は続くと考えた方がよさそうです。
キングダムネタバレ考察「扈輒が死ぬまで雁門追放」
それでも、処刑を免れた李牧がそのまま秦の侵略に立ち向かうという事はなさそうです。流石に桓騎vs李牧で桓騎が勝つというような事は考えにくいでしょう。
さらには、処刑される筈の李牧がいかに恩赦でも無罪放免というのも王の威信にかかわるので、扈輒が桓騎にサックリと殺されるまでは雁門で暇を潰すのだと思われます。
キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言
儒教は人間の内的な改心を重視するので、悼襄王や幽繆王のように心が腐っている君主に対しては、何の掣肘を加える能力を持ちません。外敵に対しては、縦横無尽にして非道な戦術を駆使する李牧が国内政治においては儒教的価値観に縛られるしかないというのも面白いですね。
参考記事:Wikipedia
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