【キングダム未来予想】紀元前235年中華では何が起きる?

2020年7月23日


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紀元前235年中華では何が起きる?(1P目)

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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キングダム未来予想「100%採用されそうな李園の逸話」

魏晋世語(書類)

 

紀元前235年は、これまで登場はしたものの、春申君を殺害する以外に派手な行動がなかった李園の活躍回になりますね。それというのも、李園の逸話で知将らしき事が垣間見えるのは、この逸話だけだからです。

 

この逸話は、近年発見された戦国従横家書から発見されたもので、原先生もここから李園のキャラクターを造形したそうなので、漫画にこのストーリーが反映されない事はないと思います。

 

問題は、秦が鄴を攻めている隙をついて、秦に奪われた領土をちまちま奪い返している魏が、いきなり秦と組んで楚を攻めるかどうかですね。

 

キングダム未来予想「間抜けな将軍辛吾は登場する?」

順調に将軍まで出世する陳武

 

李園のエピソードが採用されるとなると、当然、李園に見事に騙される辛吾という将軍を造形しないといけなくなります。もしかすると、既存の壁のような将軍で代用するか?とも考えましたが、壁なら李園に脅迫された位で楚を攻めるのを躊躇したりはしないでしょう。

 

すると辛吾は、一度のエピソードに登場する使い捨てキャラになるのでしょうか?

 

しかし、史記を確認してみると、紀元前232年に趙の番吾を攻めて李牧に撃破される名前が不明の秦将がいますから、ここに辛吾将軍があてられるかも知れませんね。となると2回は出番があるという形です。

 

キングダム未来予想「太后帰還と趙高はセットでは?」

 

そう言えば、一度雍城に幽閉された太后はいつの頃から不明ですが、咸陽に戻る事を許されたとされています。

 

咸陽に戻るという事は、当然、後宮の主になるというわけですから、お気に入りの宦官の趙高も蜀から戻すように秦王嬴政に依頼したかあるいは、嬴政が太后に気を使い太后の側近を復帰させるとも考えられます。

 

嬴政としては、善意でしたつもりの事で、秦を滅ぼす奸人の趙高を招き寄せてしまうわけですから皮肉な話ですね。

 

キングダム(春秋戦国時代)ライターkawausoの独り言

kawauso 三国志

 

今回は史実で紀元前235年に起きる出来事を並べてみました。

呂不韋が表舞台から消え、太后が咸陽に帰還するのに合わせ最凶宦官、趙高も秦に舞い戻り、後に秦が崩壊する種が撒かれる。そして、楚では李園が魏と同盟して楚に攻め込んでくる辛吾を計略で退けるというのが大まかな内容です。

 

文字で書くと無味乾燥ですが、それは盛り上がるようにストーリーが組まれる事でしょうね。

 

参考文献:史記

参考文献:戦国従横家書

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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