ファティマの聖母とは?神の奇跡なんてほんとにあるの?


 

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神秘的な佇まいとカリスマ性を帯びた天草四郎

 

皆さんは奇跡を信じますか?

奇跡はWikipediaによると、人間の力や自然法則を超え、神など超自然のものとされるできごとだそうです。

 

科学者風の斉彬

 

これくらいなら、この世には科学で解明できない事もあるからと信じられるかも知れません。

でも神の奇跡を信じますか?と言われるとどうでしょう?今回は、ローマ教皇庁が正式に奇跡と認めたファティマの奇跡について紹介します。

 

1917年5月13日牧童の前に現れたファティマの聖母

 

ファティマとは、ポルトガルの山の中にある小さな村です。第1次世界大戦の最中の1917年5月13日、ファティマに住む3人の牧童(ぼくどう)、ルシア、フランシスコ、ヤシンタの3名の少年少女がいつものように羊たちを連れて放牧しながらコーバ・ダ・イリアの丘で遊んでいました。

 

ファティマの聖母(女性)

 

すると、突然に強い閃光が走り、小さな柊の木の上に光そのもののように輝く貴婦人が立っていたそうです。3人が驚いていると、貴婦人は

 

「あなたたちにお願いがあります。これから6ヶ月間毎日13日にここに来て下さい」と3人に頼みました

 

子供達は、その言葉に従って、妨害にあいながらも毎月貴婦人に合い、その度にメッセージを受け取ります。そして、6ヶ月後に貴婦人は「ロザリオの聖母」と名乗ったそうです。この6ヶ月間の一連の予言が「ファティマの預言」と呼ばれるものでした。

 

3つの預言の内容

柊の木の上に輝くファティマの聖母

 

ロザリオの聖母の預言とは大きく分けて3つありました。

 

①地獄の実在

 

地獄は神話ではなく、全ての人間が行く可能性がある場所。そして、現在の人々は罪が多い生活や傾向で、死後地獄に導かれているとして3人の牧童に地獄のビジョンを見せ、人類に罪深い生活態度を改め回心するように示唆した。

 

②第1次世界大戦の終結と第2次大戦の勃発

 

第1次世界大戦がまもなく終結するが、人々が悔い改めなければさらに大きな戦争が起きて沢山の人が死に、その多くが地獄に落ちる。その前兆としてヨーロッパに不気味な光が見える。

 

③秘密の預言

 

第3の預言は秘密とされロザリオの聖母は1960年になったら公開するように、それまでは秘密にせよと牧童ルシアに命じた。それは「ファティマ第3の秘密」とされルシアを通じて教皇庁に伝えられるが、教皇庁はあまりの内容に絶句し、2000年まで公開しなかった。

 

※公開した内容は、1981年に起きた東欧の政権による教皇暗殺未遂事件とされるが、残りの2つとあまりにもかけ離れた内容で疑問も多い。

 

もう1つ、ロザリオの聖母は教皇庁にも、ロシアで大きな災厄が起きるので、ロシアの為に祈り、カトリック信者が敬虔(けいけん)な信仰を取り戻す事を要請しました。これは、当時ロシアで政権を握りつつあったソビエト共産主義政権の宗教への弾圧と聖職者への迫害について警告したもののようです。

 

カレンダーの世界史

 

太陽のダンス

 

3人の少年少女の牧童達が語るロザリオの聖母の奇跡に大人達も大きく動揺し、すでに3回目の聖母出現には800から1000人以上もの人が立ち会う大騒動になります。

 

当時のポルトガルは王を暗殺して樹立した共和国であり、カトリックと不仲でしたので、当局は、これを反共和派の扇動と警戒、3人の牧童を町に連れて行ったので、8月13日にはロザリオの聖母は預言をおこなえませんでした。

 

しかし、牧童が行かなくても、牧童の話を信じる巡礼者が2万人近くも集まったそうで、彼らは強い閃光とともに木の上に白い雲が立ち、また空に上っていくのを見たそうです。

 

9月13日、3人の牧童は解放され、再び丘の上に行くと聖母は再び出現し、「10月13日には、すべての人が信じるように1つの奇蹟を行います」と告げたのです。新聞はこの預言を報道し多くの巡礼者がファティマを訪れ集まった人々は10万人にも上ったそうです。

 

そこで奇跡が起きました。多くの目撃者の証言によると、雨が降った後に暗雲の切れ間から不透明で回転する円盤のような太陽が空に出現します。太陽は、通常の太陽よりかなりくすんだ色で七色の光を放ち、辺りの景色、人々、周りの雲を照らしたそうです。

 

それから太陽は、地上に向かい突進し猛スピードでジグザグに動いて通常位置に戻ったそうで、10分程度の奇跡の間に、太陽の接近により目撃者の濡れた服が完全に乾いたと言われています。

 

この太陽のダンスは、コーバ・ダ・イリアの丘に集まった10万人の人々の多くに同時に目撃され、その中には新聞記者も居合わせた事から、写真も撮影され記事も書かれ、世界中にファティマの奇跡として有名になったのです。

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kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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