孔明の後継者は馬謖だけだった!【深読み三国志】

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馬謖は後継者、姜維は軍事の責任者

孔明

 

諸葛亮は姜維を見出すと、最初に中虎歩兵という北伐軍の中核の軍兵、6000名を調練させています。そして、食料を担当する倉曹掾のポストに就けています。ここから考えられるのは、ちゃんと補給についての知識もある軍人としての育成です。

 

蔣琬(しょうえん)

 

実際に諸葛亮の死後に、姜維は行政官で上役の蔣琬(しょうえん)と組んで輔国(ほこく)将軍という三公の次席のポストについて蜀軍を動かす立場になります。しかし、あくまで姜維は軍人で蔣琬の部下という扱いであり軍の責任者です。ここからは、全面的な諸葛亮の後継者の姿は浮かび上がりません。

 

姜維、孔明

 

三国志演義を引きずると、どうしても姜維を諸葛亮の後継者と見てしまいますが、kawausoが考えるに諸葛亮の全てを受け継ぐ真の後継者は馬謖のみだったのではないかと思えるのです。




三国志ライターkawauso独り言

kawauso 三国志

 

諸葛亮が自分の後継者と目していたのは馬謖だけだった。このように考えてみると、馬謖を失った後の諸葛亮が以前にも増して、ワーカホリック状態になり、健康を損ねた理由が見えてくるような気もします。

 

馬謖に地理を伝える諸葛亮孔明

 

彼にとり、完全な後継者は馬謖だけであり、姜維は軍事面を全般的に任せられる人でしかなく、自身の激務を軽減させられる対象ではなかったのではないでしょうか?

 

参考文献:正史三国志

 

関連記事:史実の馬謖はどんな評価されていたの?南蛮戦は全て彼の功績だった?

関連記事:馬謖の性格を考察!三国志演義での人気者?

 

【孤高の忠臣・姜維の壮絶な人生】
姜維特集

 




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コメント

  • コメント (2)

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    • kawauso編集長
    • 2020年 11月 26日

    Aki vekklaさん:姜維に野心があったのは事実でしょうね。
    それに、諸葛亮も「君には期待しているよ」くらいは言ったと思います。

    ただ、あくまでも正史を読む限りでは、諸葛亮が姜維を軍人として以外の面で
    優遇していると考えるのは難しいような気がします。
    諸葛亮伝に姜維の名が出ないのは、諸葛亮が姜維を後継者とは意図していない表れで
    諸葛亮没後に、その地位が上がるのは、相対的に蜀の将軍の中で姜維の能力が優れていたというだけで
    諸葛亮にしても、それだからこそ、近衛軍の訓練を任せたのではないかと思います。
    孔明が後継者に見込んだのは馬謖のみで、馬謖の死後は、ワンマンを続け
    その後の構想としては、蔣琬・姜維ラインでの権力の分散を図っていたように
    今のところは考えています。

    • Aki vekkla
    • 2020年 11月 26日

    カワウソ編集長さん、ご苦労様でした。
    自分の知らない知識や見解もあって満足以上の内容で感激しました。さすがプロのライターさん。元々自分がこの事を考えたのは姜維は諸葛亮の前では優等生を演じて地位と安全を確保していた(ネコを被っていた)のではないのかと思ったからでした。姜維が鐘会に取り入ったのもある意味演じていたのかも?と思ったのです。演義では志ある優等生に見える姜維ですが、元々の性格は表には出さないが野心家である軍人が彼の本当の姿かなと思いました。
    確信はありませんが、そう思えたのでした。




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