はじめての三国志ファンの皆様、今週もお疲れ様でした。
今回のお疲れキャラは周瑜です。
三国志演義の周瑜は嫉妬深くヒステリックですが、一方で、大変な演技派でもありました。曹操が、周瑜の学友の蔣幹を派遣して懐柔しようとしたときにも全てを知っていながら知らない振りをして蔣幹を青くしたり、土色にしたりしながら偽手紙を掴ませていますが、
途中、大酒を飲んだ周瑜は私は泥酔して前後不覚ですよと印象付ける為に、床に酒を吐き戻す縁起をしています。
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周瑜は宴席を片付けさせ、大将たちも退出したが、周瑜は彼の腕をかかえ
「長い間同じ床とこで寝なかったな。今宵こよいはひとつのふとんで休もうじゃないか」と言い、わざと酔っぱらった体で同じとばりに入って寝たが、周瑜は着物の帯もとかず、床の上にもどしたり、吐いたりした。
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この通り、周瑜は自宅の床の上に宴会で食べたモノをギュルルルルルルルーと吐いています。
演義の周瑜は同僚の黄蓋の皮膚を血だらけになるまで鞭で叩く人ですが、自分の演技もかなり徹底し体当たりの熱演だと言えます。だからこそ、蔣幹も机の上の偽手紙を信用してしまったのでしょうね