今週もお疲れ様。戦争下手とされる諸葛亮だけどしたたかな対応

2021年8月13日


監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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今週もお疲れ02 孔明b

 

はじめての三国志TVをご覧の皆様、今週も1週間お疲れさまでした。今回のお疲れキャラは諸葛亮です。

 

孔明

 

戦争下手とされる諸葛亮ですが、部分部分を見るとなかなか冷静な対応をしている所があります。

劉備の臨終に立ち会う孔明

 

例えば劉備の死後、南中で雍闓の反乱が起きますが孔明は、今は劉備の葬儀が終わった後だからと言い、急いで討伐軍を派遣しようとはせずに鄧芝を呉に派遣して関係改善を図りました。

 

反乱を起こす雍闓(ようがい)

 

なんてことはない対応に見えますが、これは諸葛亮が南中の雍闓が孫権を当てにして反乱を起こしている事を見抜いたためと考えられます。あわてふためいたりせずに反乱はひとまず置いておき呉との国交を回復させ雍闓を孤立化させてその後に徐に討伐するわけです。

 

悪い顔をしている諸葛亮孔明

 

並の指導者なら劉備から引き継いだ権力が動揺するかと恐れて真っ先に南中に討伐軍を派遣して返って孫権に足元を見られたでしょう。やはり諸葛亮は並の人物ではなかったのです。

 

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kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

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