田豫と言えば、公孫瓚に劉備が仕えている時代に同僚だった出来る人物です。彼は異民族との戦いにも精通していたようで、ある時精鋭で敵陣に深入りしすぎて軍の前後を胡に遮断される事態に遭遇しました。
しかし、田豫は慌てず部下に牛馬の糞を集めさせて燃やすと悠々とその場を退却します。胡は田豫の陣から煙があがっているので、まだ存在すると思い込んでいてようやくもぬけの殻である事に気が付いた時には田豫の兵力は十数里も離れていました。
こうして田豫は馬城に籠城する事が出来、逆転勝利につなげる事が出来たのです。
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