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張飛を許褚と交換したら曹操に愛される「三国志とりかへばや」

2022年5月1日


 

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自分の人形を操る張飛

 

三国志(さんごくし)とりかへばや物語、それは有り得たかもしれない物語であり、有り得なかった物語であり、あったらいいなという妄想……おっと、想像の物語です。

 

それは有り得ない話、だけどもし有り得たとしたならば、どんな未来があったのだろうか?

それを想像して楽しんでしまおうというのが三国志とりかへばや物語です。

 

張飛の虎髭

 

今回は蜀の重鎮、張飛(ちょうひ)のとりかへばやを考えてみましょう!

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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途中から文武両道な猛将張飛

張飛の男気人生

 

張飛は皆さんご存知、劉関張三兄弟の一角。三国志、そして三国志演義(さんごくしえんぎ)でも抜群の活躍を見せてくれる猛将です。特に長坂(ちょうはん)での一喝、あの戦いの中で見事殿を務め、そして敵をその気迫で押し返した姿は張飛ファンならスタンディングオベーションせざるを得ない名場面でしょう。

 

厳顔の態度に感服した張飛

 

どうしても猛将のイメージが強い張飛ですが、後には敵将を迎え入れたりするなど、ただの猪突猛進な将ではない姿を見せてくれます。

 

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劉備の悪事をなすりつけられた可哀想な面も

劉備の黒歴史

 

そんな張飛ですが、実は三国志演義の被害者とも言える側面を持っています。三国志演義では劉備(りゅうび)を主人公格に据え、仁徳の人としての姿を書いているので、劉備が実際にやった乱暴な振る舞いを「張飛がやった」ことにされているのです。

 

亡くなる張飛将軍

 

また、お酒が好きでそのために良く失敗するようなキャラクターにもされています。それでもどこか憎めない、劉備関羽とはまた違った、等身大の人としての姿に親しみがわく存在でもありますね。

 

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弱者への共感の薄さが死を招く

張飛のパワハラに怯える張達と范彊

 

ただ張飛は常に粗暴と言うか、身分の低い兵士たちへの態度が乱暴であったことは正史でも語られています。

 

張飛の悪い癖として、身分が自分よりも高い者たち、知識人と言われる人たちには敬意を持って接するものの、そうでない兵士たちを良く死刑にしたり、鞭で打ったりとしていたので、劉備から注意されているという話があります。

 

劉備とはぐれて山賊に落ちぶれた張飛

 

これは張飛の死因にも繋がったとされ、間接的に蜀の命運を縮めることとなりました。さてそんな張飛を「とりかへばや」してみるなら、誰でどうなるでしょうか?

 

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三国志とりかへばや物語

 

 

case1:許褚と取り替えると曹操に欠陥を直される

史実では許褚(許チョ)に敗れる張衛

 

まず考えたのが(きょ)チョです。曹操の親衛隊長のような存在であり、普段は朴訥(ぼくとつ)でありながら戦場ではまるで虎のように勇ましい様から、虎痴(こち)と呼ばれていました。何気に許チョも三国志演義ではお酒で失敗するというエピソードが挿入されているので、そんな許チョと張飛をとりかへばやしてはどうでしょうか。

 

暴れる許チョ(許褚)

 

許チョも許チョで劉備の傍に控え、その窮地を良く救うかもしれませんし、張飛も曹操(そうそう)の手の届く位置に置かれることでその振る舞いを良く正していくかも……結構、良い相性ですね。

 

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case2:郭嘉と取り替えると劉備が大損

郭嘉

 

もう一人、こちらも魏からのとりかへばや、郭嘉(かくか)です!

張飛も乱暴な様を劉備に注意されていると言うように、郭嘉もまた素行不良を訴えられるなど、ちょっとした問題児っぷりも見えてきます。

 

郭嘉

 

立場的には猛将・智将で違うものの、張飛も全く頭脳戦ができないということはなく、逆に周囲の人の言うことを良く聞いて行動をするようになるかもしれません。

 

病死した郭嘉

 

劉備も劉備で素行が良いとは言えないので、意外と郭嘉と馬は合うかも……問題は郭嘉の寿命でしょうか。

 

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英雄の死因

 

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両親の持っていた横山光輝の「三国志」から三国志に興味を持ち、 そこから正史を読み漁ってその前後の年代も読むようになっていく。 中国歴史だけでなく日本史、世界史も好き。 神話も好きでインド神話とメソポタミア神話から古代シュメール人の生活にも興味が出てきた。 好きな歴史人物: 張遼、龐統、司馬徽、立花道雪、その他にもたくさん 何か一言: 歴史は食事、神話はおやつ、文字は飲み物

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