三国志には人相見が登場します。朱建平もそうで曹丕に招かれて様々な人の人相を見て寿命を言い当てるのですが、その中に気になる文言があるのです。
予言をされたのは応璩という人物
その予言をされたのは応璩という人物で朱建平が言うには「あなたは、六十二歳で侍中の位に就かれますが、その時に災難がありましょう。それよりも1年前にあなただけが一匹の白い犬を見て、他の者は見ないという事がありましょう」
宮中で宿直していた時にふと白い犬を見かけた応璩
応璩は朱建平の予言より1年早く六十一歳で侍中になるが、宮中で宿直していた時にふと白い犬を見かけたので、後で人々に聞いてみますが誰も見た者はいなかった。
応璩は何かを悟り、しばしば客を集めた
以後、応璩は何かを悟り、しばしば客を集め、たて続けに地方を旅行し山河を見て回り酒を飲んで楽しみに耽り予言を一年過ぎて六十三歳で死んだ。たったこれだけなんですが、白い犬を自分だけ見て、他の人が見なかったらそれが死のサインみたいな感じがして怖くないですか?
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