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[本能寺の変]黒幕はスペイン?織田信長を討った真相

2023年6月6日


燃える本能寺

 

これまでに本能寺の変の動機として様々な記事を取り上げました。明智光秀(あけちみつひで)の土地を取り上げられたこと、人質として差し出していた母親が殺されたこと、本能寺の変の黒幕がいたことを取り上げてきました。

 

セミナリオ(教会)

 

これらの記事に出てくる黒幕は日本国内の話ですが、今回は黒幕として、ポルトガルと覇権を争っていたスペインに注目します。この記事の前半ではポルトガルとスペインが争っていた大航海時代について取り上げます。後半では、ポルトガル人の宣教師が日本でキリスト教を布教するようになってからスペインが警戒したことについて取り上げます。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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大航海時代とは?

三国志に出てくる海賊達 張伯路

 

15世紀から17世紀にかけて、ヨーロッパ人が大西洋を起点にしてインドやアメリカ大陸に至る新航路を開拓し、世界各地に進出しました。ポルトガルとスペインが先駆けとなっていて、マゼランやバスコ・ダ・ガマらが有名です。

 

ポルトガルとスペインはアメリカ大陸に植民地を獲得しています。ポルトガルとスペインの後、イギリス・フランスなどヨーロッパの国々が植民地獲得を目指してアフリカやアジアに進出しました

 

 

 

スペインはなぜ日本を警戒したのか?

宣教師 ルイスフロイス

 

日本の戦国時代と安土桃山時代について、世界史では大航海時代といいました。大航海時代でポルトガルとスペインは覇権を争っていました。日本で布教していたフランシスコザビエルはポルトガル人宣教師です。後に来日して織田信長や安土城の記録をまとめたルイスフロイスもポルトガル人の宣教師です。

 

足利義昭

 

足利義昭(あしかがよしあき)が全国の一向一揆と戦国大名に号令をかけたことによって、織田信長(おだのぶなが)の包囲網が完成していました。

 

信長は包囲網を打開するために仏教勢力の切り崩しを図ります。仏教勢力を排除するためにキリスト教の布教を認めました。

 

信長がキリスト教の布教を認める前に、大友宗麟(おおともそうりん)ら戦国大名の中にはキリスト教の洗礼を受けて信者になっていました。キリスト教の洗礼を受けた戦国大名のことをキリシタン大名といいます

 

同年小録(書物・書類)

 

キリシタン大名は南蛮貿易で利益を得ることを目的としていましたが、大名の中にはキリスト教の教会に土地を寄進する人がいました。日本史の教科書には載っていませんが、日本で奴隷売買が行われ、日本人が奴隷としてヨーロッパに渡っていたという史料も発見されています

 

モザンピーク出身の弥助(奴隷時代)

 

また、勢力を拡大していた織田信長はポルトガル人が連れてきた黒人奴隷に注目します。この奴隷に弥助(やすけ)という名前を与え、家来にしました。国人の弥助は身長が高く、当時の日本人と比べて運動能力が高かったことから即戦力として期待した可能性があります。

 

弥助のことが大好きな織田信長

 

黒人の弥助がいることで全国の戦国大名に警戒させ、天下統一を早めようとしたことが信長の狙いとしてあげられます。このように日本のキリシタン大名の土地の寄進や織田信長のポルトガル人宣教師に布教の許可を出しました。スペインはやがて日本がポルトガルの植民地になるかもしれないと警戒し、本能寺の変を起こすきっかけになったのかもしれません。

 

 

戦国時代ライターオフィス樋口の独り言

三国志ライター オフィス樋口

 

今回は本能寺の変の黒幕としてのスペインを取り上げました。この記事では、当時の時代背景として大航海時代でポルトガルとスペインが覇権を争っていたことや日本がポルトガルの宣教師に土地を寄進していたことを取り上げました。

 

海上での戦い(地図と本)

 

日本史の教科書には載っていませんが、日本人の奴隷がいたという史料が発見されています。スペインのサンフェリペ号が土佐国に漂着した際、カトリック宣教師がキリスト教を布教して植民地化するという乗員の発言を真に受けてキリスト教を禁止にしました。秀吉(ひでよし)に対して禁教令は批判されていますが、日本人の奴隷がいたことや植民地になった可能性を先見の明があったのかもしれません

 

この記事の問題点について取り上げます。

 

今回は本能寺の変の黒幕としてスペインを取り上げましたが、スペインと本能寺の変を起こした明智光秀がどのようにつながっていたのか分かりません。今後の研究に注目したいと思います。

 

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【本能寺の変の真相】明智光秀の子孫が漫画で明かす

 

 

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オフィス樋口

自己紹介:フリーランスで予備校の講師をしています。 歴史が好きで、予備校では主に日本史を指導しています。 センター試験の点数を40点台から80点台に伸ばした実績があります。 好きな歴史人物:徳川慶喜(理由:多趣味であることが共通しているから)

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