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李牧が武安君へ
同じ頃、李牧は邯鄲に近い長城の西の外れにある武安という巨大な城を与えられてそこの城主となります。これにより李牧は武安君と称され、趙の王族レベルの扱いをされる身分に出世しました。そして案の定、桓騎を討ち取った事で、武安でも李牧は大人気で城内は全て李牧大好きっ子で埋め尽くされました。
カイネは李牧が大出世した事に感極まり涙をこらえきれない様子です。傅抵が言う通り、少し前まで司馬尚の青歌城に匿われていた罪人だったわけですから、桓騎を討った事で立場が180度変わったと言えるでしょう。
李牧大先生が偉そうなうんちく
さらに、武安では李牧の配下に至るまで大きな屋敷が与えられると聞いて、皆、桓騎の首はそれほどに価値があったと今さらながら驚いています。この中で李牧は私は桓騎を一戦で倒したのではなく、黒羊丘で桓騎と慶舎が戦う様子を見ていたのが大きいと蘊蓄を垂れました。黒羊丘の後に鄴では負けているんですが、その辺りは全スルーです。なんにしろ、李牧は直接、桓騎とぶつかる前に情報を得ていたから私は有利に戦えたと言いたいようです。
キングダム761話ネタバレ「秦のスパイ」
ところが李牧の入場を歓迎する民衆に混じり、すでに秦が派遣したと思しきスパイが二階から李牧を見下ろしていました。敵の情報を素早く掴んだ方が戦いを制するという事は当然、秦もよく知っているからです。この秦からのスパイが果たして秦にとって吉とでるか凶とでるか?という事で今回のキングダムは終了です。
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