新たな対立が激化か? ポーランドが「ワグネル」に警戒感[国境部隊1万人を展開]

2023年8月16日


 

プリゴジン氏指導下で6月下旬にロシアへの反乱を試みた民間軍事会社ワグネル。反乱の失敗後、ワグネルはベラルーシに移動しましたが、ここで兵力を増強し、隣国ポーランドも国境付近の兵力を1万人増強しました。事態の進展により、ベラルーシとポーランドの間で第二の対立が激化する可能性があるとの見方も出ています。

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


【誤植・誤字脱字の報告】 バナー 誤字脱字 報告 330 x 100



【レポート・論文で引用する場合の留意事項】 はじめての三国志レポート引用について



ポーランド国防相が強調

君主論

 

ポーランドのマリウシュ・ブワシュチャク国防相は公共ラジオのインタビューで、ベラルーシ国境に兵士1万人を配置すると発表しました。その中の4000人は国境警備を強化し、6000人は予備部隊として配置される予定です。

 

ベラルーシの領空侵犯に対抗

世界史06a ベラルーシの国旗a

 

ブワシュチャク国防相は、ポーランド領空をベラルーシの軍用ヘリが2度にわたって侵犯したと主張。この事態をベラルーシの軍事的挑発と捉え、国境警備の強化を決定しました。ポーランドの動きに刺激されてか、ロシアのショイグ国防相も西部国境の兵力増強について計画を示唆しました。また、ベラルーシの隣国リトアニアもワグネルの脅威を受け、国境警備を強化しています。

 

 

新たな衝突の危険性

世界史02 プーチン風大統領

 

ロシアのプーチン大統領は、ポーランドのベラルーシ国境への兵力増強を同盟国への挑発と見なし、ベラルーシ救援を名目にロシア軍を派遣する可能性もあると指摘しています。ウクライナとの戦争で忙殺されているプーチン大統領ですが、国内的には徴兵年齢の引き上げなど、更なる兵力増強を模索している傾向もあり、警戒が必要です。

 

▼こちらもどうぞ

なぜロシア空軍は効果的な活動ができていないのか?[ロシアのメンツが関係]

 

 

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
kawauso

kawauso

台湾より南、フィリピンよりは北の南の島出身、「はじめての三国志」の創業メンバーで古すぎる株。もう、葉っぱがボロボロなので抜く事は困難。本当は三国志より幕末が好きというのは公然のヒミツ。三国志は正史から入ったので、実は演義を書く方がずっと神経を使う天邪鬼。

-外部配信