キングダム800話ネタバレ「三本の柱」レビュー考察

監修者

kawauso 編集長（石原 昌光）

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ（田畑 雄貴）

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。

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キングダム801話大予想

昌平君の三本柱は軍制改革であるようです。実際に秦は百年以上前の商軮の時代に抜本的な軍制改革を実施し、そこには分異の令と呼ばれる戸籍の整備もありました。具体的には18歳以上になった男子は家を継ぐ長男以外、強制的に両親から引き離し国が決めた場所に住ませます。そして、その村で知らない男性同士が共同生活をして結束を深め、戦争では村がそのまま部隊として機能します。昌平君の三本柱の一つは、この分異令だと考えられます。この方法ならすべての男子が兵として機能する事になり、20万人も減少した兵力を補えるでしょう。ただ、秦の人民の負担は重くなり、中華統一が先か反乱が先かの時限爆弾のスイッチを入れる事にもなるでしょう。

キングダム（春秋戦国時代）ライターkawausoの独り言

兵力の低下と国力の低下は短期間では補いようがないので、秦の人口を再点検し、戸籍からあぶれた人民を兵として登録するというのは、ほぼ間違いないでしょう。このケースは三国志でも兵力不足に悩む劉備に諸葛孔明が提案しています。また。秦は強国で六国からの人口流入も多いと見られるので、昌平君は秦に移住した六国の住民を容赦なく秦兵として組み込む意図もあるかと思います。

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