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司馬懿の家庭事情![妻との関係は恐怖か愛か?]

2024年8月3日


 

 

司馬懿

 

諸葛孔明(しょかつこうめい)のライバルとして描かれ、中華を統一した晋の礎を作り上げた司馬懿(しばい)。司馬懿には諸葛孔明よりも恐ろしい人がいました。それは司馬懿の奥さんです。司馬懿は奥さんには頭が上がらず、諸葛孔明よりも恐ろしいと言われた恐妻家だったのです。でも見方を変えれば夫を支えた賢母とも言える司馬懿の奥さん。司馬懿の奥さんの本当の姿は一体どっちなんでしょう。

 

 

 

監修者

ishihara masamitsu(石原 昌光)kawauso編集長

kawauso 編集長(石原 昌光)

「はじめての三国志」にライターとして参画後、歴史に関する深い知識を活かし活動する編集者・ライター。現在は、日本史から世界史まで幅広いジャンルの記事を1万本以上手がける編集長に。故郷沖縄の歴史に関する勉強会を開催するなどして地域を盛り上げる活動にも精力的に取り組んでいる。FM局FMコザやFMうるまにてラジオパーソナリティを務める他、紙媒体やwebメディアでの掲載多数。大手ゲーム事業の企画立案・監修やセミナーの講師を務めるなど活躍中。

コンテンツ制作責任者

おとぼけ

おとぼけ(田畑 雄貴)

PC関連プロダクトデザイン企業のEC運営を担当。並行してインテリア・雑貨のECを立ち上げ後、2014年2月「GMOインターネット株式会社」を通じて事業売却。その後、「はじめての三国志」を創設。戦略設計から実行までの知見を得るためにBtoBプラットフォーム会社、SEOコンサルティング会社にてWEBディレクターとして従事。現在はコンテンツ制作責任者として「わかるたのしさ」を実感して頂けることを大切にコンテンツ制作を行っている。キーワード設計からコンテンツ編集までを取り仕切るディレクションを担当。


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司馬懿の奥さんはいったい誰!?

 

諸葛孔明と互角の戦いをした司馬懿の奥さんとはいったい誰なのでしょうか。司馬懿の奥さんは張春華(ちょうしゅんか)という女性です

 

張春華は司馬師(しばし)司馬昭(しばしょう)を生んだ女性で、司馬懿とは10歳も年が離れています。父の張氏(ちょう し)は役人として働き、母の山氏(さんし)はなんと竹林の七賢の一人・山濤(さんとう)と同族です。母が頭が良かったのか。それとも父に勉学を教えてもらったのか分かりませんが、名士・司馬家に嫁いでいる所を見るとかなり頭のいい女性だったと言えるでしょう

 

 

司馬懿をビビらせた驚異の鬼嫁!!

曹操と司馬懿

 

張春華はこうして司馬家の八達の一人・司馬仲達(しばちゅうたつ)に嫁ぎます。そんなある日、司馬懿の元に曹操(そうそう)からの使者がやってきて、仕えるよう招聘を受けます。しかし司馬懿は仮病を使って曹操の士官の話を断り、出仕しませんでした。

 

司馬懿は曹操からの誘いを断って、天気のいい日にカビの生えてきた本を干そうと庭に出ます。天気が良かったのも束の間、突然空は曇り始め、雨が降ってきます。司馬懿は急いで干していた本を中に入れます。この司馬懿の行動を彼の家の下女がたまたま目撃。張春華はこの光景を発見し、もし夫が元気で家で過ごしているなどと下女が外で話して、その話が曹操に知れればどうなるかわからないと考えとんでもない行動に移ります。張春華が起こした行動は下女を殺害して口封じをするのでした。

 

いくら夫を守るためとはいえやりすぎなような気がしますが、夫の為ならどんな事でも手に染めてしまう張春華。見方を変えれば、夫に尽くしている最高の奥さんとも言えなくないですが・・・・。レンは張春華の行動がやりすぎなような気がしてなりません。さてこれをこの光景を知った司馬懿の心情は記載されていません、しかし張春華の行動を見た司馬懿は彼女を恐ろしく感じたと思います。

 

 

司馬懿vs張春華!!勝ったのはどっち!?

司馬懿

 

司馬懿は官職が上がっていくと側室を持つようになり、張春華と接する時間が少なくなっていきます。そんなあるとき司馬懿は病にかかって臥せってしまいます。張春華は司馬懿が病にかかった事を知るとすぐに彼の家に行き、お見舞いをします。

 

すると司馬懿は張春華へ「ババア何しに来た。お前の醜い顔なんて見たくねーんだ」ととんでもない悪口を吐き出します。張春華は司馬懿の悪態に耐え切れず食べ物を絶って、自殺を図ります。ここまでは司馬懿の勝利と言えるでしょう。しかしここから張春華の巻き返しが始まるのです

 

 

張春華の逆襲!!

司馬懿と司馬師

 

司馬師と司馬昭の二人は張春華が食べ物を絶って自殺を図っていると知って、司馬懿に仲直りするようにお願いします。司馬懿は二人の息子にお願いされ、張春華に謝罪して許してもらいます。自らの死をちらつかせて、ふたりの息子を動かし、司馬懿に頭を下げさせる張春華。そして奥さんに完全敗北した司馬懿。張春華はさすが司馬懿の奥さんだけあって策謀に長けていたのかもしれません。

 

張春華に敗亡した司馬懿はやられっぱなしじゃ済まなかったのか、張春華の家を出る時「ババア。俺が謝ったのはふたりの息子に言われたからだ。」と捨て台詞を吐いて家を出たそうです。司馬懿の負けず嫌いな面を見れてちょっとほっこりしてしまうのはレンだけでしょうか。

 

 

三国志ライター黒田レンの独り言

黒田レン

 

恐ろしい逸話を持つ張春華。しかし張春華が司馬懿のためにやったことを考えれば、旦那に尽くしたいい奥さんのように思え、恐妻と言われるような奥さんじゃないような気がするのはレンだけでしょうか。みなさんは張春華が鬼嫁だと思いますか。それとも旦那に尽くしすぎた超良妻でしょうか。

 

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黒田廉(くろだれん)

黒田廉(くろだれん)

三國志が大好きです。オススメのマンガは曹操を描いた蒼天航路がオススメです。三國志の小説のオススメは宮城谷昌光氏が書いた三國志です。好きな食べ物はマグロ、ぶり、アジが大好きな猫です。

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