中国には三国志の名所がたくさんあり、諸葛孔明(しょかつこうめい)や劉備、曹操らのお墓などがあります。では蜀の大将軍・姜維のお墓も中国には有るのでしょうか。今回は三国志後期に登場し、人気の高い姜維のお墓についてご紹介しましょう。
姜維はどうやって亡くなったの??
三国志の中で一番国力と国土が小さい蜀。この国は劉備が建国した国で三国志のファンじゃなくても一回は聞いたことのある名前だと思います。さて三国志の蜀の国には多く名将が登場。姜維も蜀の名将の一人に数えられますが、どのようにして亡くなったのでしょうか。
姜維は魏の大軍によって蜀が降伏した為、姜維も魏に降伏。その後姜維は蜀討伐軍の総大将・鍾会に気に入られます。鍾会は蜀で独立し、新しい国を作ろうと考えていました。
姜維は鍾会の野望を知って、彼に協力して蜀を再興することができるのではないかと考え、鍾会と組んで魏に反乱を起こします。
しかしこの姜維の策は失敗に終わります。鍾会の謀反を知った魏軍は鍾会に対して反乱を起こし、鍾会を倒してしまいます。姜維はこの鍾会の反乱を討伐する軍と戦いますが、力及ばず倒れてしまい、蜀の再興は夢に終わってしまうのでした。こうして姜維は秘策を実現することがないまま、鍾会と共に亡くります。
姜維のお墓は存在するの?
さて蜀の再興を目指した姜維ですが、お墓は存在するのでしょうか。姜維のお墓はちゃんと残っています。ではどこにあるのでしょう。それは中国の四川省広元市の剣閣県にある剣門関観光エリアの東南部に姜維のお墓はあります。しかしこの場所は以前からのお墓の場所ではありません。
以前は違うところにあったそうですが、中国の鉄道の路線が通るため、この場所へ移ってきたそうです。姜維のお墓はここにありますが、途中姜維と諸葛孔明の銅像が有り、二人が出会った頃からの出来事を見ることができ、三国志の名所スポットとしても有名な場所です。
姜維のお墓までのアクセス方法
さて姜維のお墓の場所をご紹介しましたが、どのようにしていくのでしょうか。まずは日本から飛行機に乗って四川省にある成都双流国際機場を目指します。ここに到着するまでの所要時間・・・・。なんと約5時間半!!めちゃくちゃ遠いですね。さて四川省にある成都双流国際機場に到着後、次に車で姜維のお墓を目指します。成都双流国際機場から姜維のお墓まで約4時間。合計でなんと9時間も姜維のお墓までかかるんです。めちゃくちゃ疲れると思います。
しかしこの疲れを乗り越えて姜維のお墓に到着すれば、三国志ファンならかなり感傷に浸れることでしょう。また姜維の最後の戦いとなった剣閣が近くにありますので、これに登ってみればかなり感動すること間違えありません。その疲れも吹っ飛ぶでしょう。
今度の春休みやゴールデンウィーク、夏休みなどの長期休暇を使って、姜維のお墓を訪れてみてはいかがでしょうか。
三国志ライター黒田レンの独り言
いかがでしたでしょうか。今回は姜維のお墓をご紹介してみました。結構な長距離移動になりますので、暇つぶしのスマホアプリをダウンロードしておく事は必須でしょう。しかしアプリばかりやっていると直ぐに許容データ使用量がなくなってしまうかもしれません。そこでチャイナデータという中国専用のポケットWiFiルーターとグーを活用すれば許容データを超えることなく暇つぶしのスマホアプリをすることができるでしょう。
皆様もこれを活用して姜維のお墓がある剣閣や中国各地にある三国志の遺跡を回ってみてはいかがでしょうか。
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