井伊家を守るために日夜奮闘している井伊直虎(いいなおとら)。
直虎は井伊家の再興を諦め、還俗して自らの人生を龍雲丸(りゅううんまる)と
一緒に歩み始めます。
また井伊家の元家臣団も井伊谷を新しい領主となった近藤さんの所へ仕え、
井伊直親(いいなおちか)の嫡男・虎松(とらまつ)も三河(みかわ)の松下家の養子となって、
新しい人生を送り始めます。
こうして各々新しい道を歩み始めるのですが、
歴史の渦から逃れることはできなかったのでした。
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前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第34話「隠し港の龍雲丸」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第35話「蘇えりし者たち」の見どころ紹介
前回記事:【おんな城主・井伊直虎を見逃した方へ】第36話「井伊家最後の日」の見どころ紹介
この記事の目次
第37話「武田が来りて火を放つ」の見どころその1:直虎が嫉妬!?
次郎法師(じろうほうし)から還俗して「とわ」に戻った井伊直虎は、
龍雲党の頭・龍雲丸と一緒に農作業を営みながら、平和に過ごしておりました。
直虎は、農作業から家に戻ってくると龍雲丸が、
若い女と抱き合っている衝撃的なシーンを目撃。
井伊直虎はすぐに家に帰って龍雲丸を問い詰めます。
龍雲丸は、直虎から厳しい口調で問い詰められると「ありゃ。
元龍雲党の一人「たまき」というんでさぁ。
堺で商いをしている中村屋の手紙を届けてくれたんで」と素直に白状するのでした。
そして龍雲丸は直虎へ「おとわ。堺へ一緒に行かねーか。」と告白。
井伊直虎は「私は井伊谷を去ることはできぬ・・・・」と言って断ってしまいます。
しかし直虎は、母親・祐椿尼(ゆうちんに)から説得された事で、
龍雲丸と一緒に堺へ行く決断を下すのでした。
第37話「武田が来りて火を放つ」の見どころその2:井伊谷城炎上!!
武田信玄(たけだしんげん)は、関東の北条家と同盟を結び、
後顧の憂いを無くすことに成功し大軍を率いて京都へ向けて、
本拠地・甲斐(かい)を出陣。
武田信玄は、遠江(とおとうみ)に点在している徳川の領土を次々と奪い去り、
井伊谷(いいのや)へやってきます。
直虎は、信玄率いる武田軍が遠江へやってくることを知ると、
井伊谷の民衆を隠し里へ誘導し避難。
そして井伊直虎は、龍潭寺(りゅうたんじ)の南渓和尚(なんけいおしょう)や龍雲丸、
中野直之(なかのなおゆき)らと協力して、
武田家へ近藤さんを降伏させて井伊谷を守ろうと画策します。
井伊直虎は近藤さんを説得するべく井伊谷城へ赴き近藤さんを説得するのですが、
近藤さんは直虎の意見に耳を傾けることなく、井伊谷城を焼いて撤退していくのでした。
第37話「武田が来りて火を放つ」の見どころその3:燃える城に取り残された高瀬
井伊谷城は近藤さんのせいで炎上してしまうのでした。
だが井伊谷城には井伊直虎の養女・高瀬(たかせ)が避難せずに残っていたのです。
井伊直虎と龍雲丸は高瀬が井伊谷城に残っている事を知ると、
急いで井伊谷城へ入って高瀬を探します。
そして二人は崩れ落ちる井伊谷城からなんとか高瀬を探し出して救出することに成功。
こうして二人は高瀬を連れ出して井伊谷城を去っていくのでした。
大河ウォッチャー黒田レンの独り言
今回、もう一つ隠れている見どころがあるのです。
それは歴史的にも重要な戦いで徳川家にとっては超重要な戦いの一つ・
三方ヶ原の戦い(みかたがはらの)です。
三方ヶ原の戦いは徳川家康(とくがわいえやす)が、
武田軍へ戦を仕掛けてボコボコにされてしまった苦い戦いです。
「おんな城主・井伊直虎」では三方ヶ原の戦いは詳細に描かれることなく、
徳川家康がフルボッコにされて浜松(はままつ)城へ帰還したシーンのみ描かれていました。
今回の大河はとことん戦のシーンをカットしており、
非常に珍しい大河ドラマと言えるでしょう。
そんな「おんな城主・井伊直虎」は次回も難しい局面を迎える事になるのです。
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