郭嘉「すべての証拠が一人の犯人を指し示している、犯人は荀彧だ!」
荀彧「奉孝、何を言っているのですか?
私が殿のロールケーキを食べて、一体、どんな得があるんです」
郭嘉「全ての謎は指紋が拭き取られたケーキ皿で解けた
もし殿が犯人なら皿の指紋をふき取る意味がない。
殿の指紋が皿にない方が不自然だからだ。
外にいる許褚は指紋をふき取るなんて考えつかない
考えられるのはキレイ好きで、つい汚れをふき取る文若だけだ!」
荀彧「ぐ・・・」
荀彧が言葉につまり下を向いた
郭嘉「おおかたロールケーキのクリームが皿についたのを気にして
ハンカチでぬぐったんだろう、、失敗だったな」
曹操「荀彧、、どうして、わしのロールケーキを食べて、
その罪をなすりつけようとしたんじゃ・・」
荀彧「・・殿は最近、私の諫言も聞かずダラダラ過ごし、
甘いパンとコーラで部屋でゴロゴロしてお腹が出てきました。
このままでは、董卓のようなデブになり、
あれ、荀彧って董卓の配下だっけ?と言われるでしょう。
私は、昔のスリムな殿に戻って欲しくて、
つい、こんな事をしてしまったのです」
床に崩れ落ちる荀彧
曹操「そうか、、荀彧、そこまでワシの体型を・・
顔を上げよ荀彧、お前を追い詰めたワシが一番悪い」
曹操が荀彧を助け起こした。
許褚「か、感動なんだな・・」
犯罪は憎むべきものだ、、しかし、犯罪に至る過程には、
幾ばくか、人の心を打つドラマが隠れている事もある。
「罪を憎んでおにゃらを憎まず、プ・・」
名探偵郭嘉は、パイプをくゆらせ事件解決の余韻をひきずり
いずこかに消えていくのだった。
ゲームクリア